トコ豚極め隊の見学会

土曜日は事務局をしている三河トコ豚極め隊の見学会を行いました。半田にあるブリオという肉屋さんへ行きました。ここは、養豚生産者が直接経営している肉屋さんです。実は、養豚生産者が肉屋を経営して、そして軌道に乗っているのはとても珍しいかったりします。というわけで、我が極め隊でもブランド化、販売戦略の参考にすべくお邪魔した次第です。

いろいろとお話しして印象的だったのは、

1.経営についてきちんと考えている。投資をするときには投資回収を考えて行い、売上増をどうやって行うかを常に検討している。

2.利益率をどうやって上げていくかを常に考えて行動している。

ということです。具体的には、肉を売るときにロスになりがちな部分を、食べ方をきちんと説明することによってきちんと売り切る。対面販売を活かしてお客さんの要望に答える、マスコミに積極的にアピールを行う等々です。

どれも当たり前のことですが、中小企業の経営者の皆さん、ちゃんとできていますか?PLだけでなくBSを見て、減価償却をちゃんと引き当てていますか?

えらそうなこと書いてしまいましたが、自分も思い当たるところ多々、反省をする毎日です。

養豚農家は平均的に経営規模が大きく、回すお金が多いです。愛知県で一般的な規模の養豚農家は母豚飼育頭数300頭ぐらいですが、年間出荷頭数になると6000頭、売上では1億以上です。これでも家族+パート数名でこなせてしまいますが、投資金額が大きいので一歩間違うと大事です。経営はどうあるべきか、いろいろ考えさせられる見学会でした。