決算

こまごました雑用に追われているここのところの毎日です。しかし、寒いですね~。

当社は12月末決算なので、ぼちぼち決算の準備に取りかかっています。と言っても、入力は全部終わっているので内容のチェックぐらいですが。今年から消費税の課税事業者なので消費税関連もチェックをしました。

実は、産業廃棄物処分業の許可を持っていると決算は結構重要だったりします。決算内容が悪いと許可の申請や更新ができないのです。各県によって微妙に内容が違いますが、基本的に赤字で債務超過だとダメです。これはどういう意味かというと、廃棄物は受入(商品の仕入)をしたときにお金をもらえます。つぶれる会社はゴミをためてつぶれてしまいますので、それを防ぐために経営状態が悪いかどうかを判断するわけです。また、新規許可申請の場合にも経営状態の審査があります。新規創業の会社や経営状態がよろしくない会社は許可の申請や更新に中小企業診断士の診断書が必要だったりします。

ただ、廃棄物関連の申請書類のうちで個人的に一番意味がないと思うのがこの経営状態の判断です。だいたい、非上場、同族経営の中小企業の決算なんて適当なので、税金払いたくない会社は赤字で見栄を張りたい会社は黒字ぐらいのものです。中小企業診断士もお金もらって診断書書きますので、悪いことを書くはずがないですね。経営状態が悪いから産廃の許可取り消しになったという会社は聞いたことありませんが、黒字決算だったのにゴミを抱えてつぶれた処理場はあったりします。

ま、決算書よりも抱えている在庫の量を見た方がよほど経営状態は推測できますね。

肝心の当社の決算内容は、まあ景気の割には売上的にはそれなりでしたが、いろいろと設備や人で投資がかさんだので目標は未達でした。今年はもう少しがんばりたいと思っています。