ギ酸の危険性

昨日は雨でしたが、山沿いや尾張、西三河は雪だったようです。凍結が原因なのか朝から東名で事故が相次ぎ、おかげで会社の近所の1号線は大混雑です。

当社では飼料の保存性を高めるため、ギ酸を多用しています。ギ酸にはpHを低下させ、酵母発酵を抑制する働きがあります。他の有機酸でもいいのですが、コストから言うとギ酸がベストです。

なんですが、ギ酸はかなり危ない薬品です。薄まってしまうとそうでもないのですが、原液の82%のものは皮膚に対する腐食性があります。しかも、たちが悪いことに、付着してすぐには痛みなど感じないので放置してしまいがち。しばらくすると皮膚が冒され、真皮まで壊死してしまいます。私もギ酸で2箇所ほど根状焼きを作ってしまいました。

P2150921 ギ酸の火傷跡

真皮までやられているのでいつまでも治らずに痛い思いをしました。

で、それに懲りて今は82%のギ酸をそのまま使わず、2倍に希釈して使用しています。アルバイトにこんな危ない薬品は触らせられませんので。で、希釈作業は私がやるのですが非常に用心してやっています。防毒マスクにゴム手してやるので、端から見たら非常に危ない雰囲気です。

分析とかの経験もあるので甘く見ていたところがありますが、ともあれギ酸はホントに危険なので気をつけましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。