エコフィードの施策

ようやくちょっと忙しいピークを過ぎたと思ったら、風邪引きましたorz

悪寒→発熱→胃痛→食欲不振(今ココ)です。胃の消化能力が落ちているらしく、普段はやせの大食いなのに全く腹が減りません。さっき、自販機で買ったミルクティーを飲んだら胃がもたれました。かなりの重症です・・。

幸い明日もそんなに予定がないので、しっかり休んで体力回復させる予定です。しかし、せっかく溜まっていた仕事をこなすはずだったのに困ったものです。

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最近、エコフィード関連の補助金が色々出ています。例えばこんなのがあります。→エコフィード緊急増産対策事業

ただ、この手の施策は利用できない場合が多いですね。というのも、非常に要件が細かく決められていることが多く、使いにくい上に、急に公募があり締め切りまでの時間が短いからです。

今回の案件では、ハード(施設等)の補助は「農協」か「配合飼料メーカー」にしか出ません。というわけで、当社のような一介の民間事業者ではもらうことができない訳です。農水省の補助金はこういう特定業界向けのものが多いですね。

まだ、公募期間も短いので、準備するのが大変です。だいたい応募する事業者は事前にある程度情報を得ていて応募するケースが多いですね。半額補助なので自己負担もある訳ですが、普通の民間企業で稟議書が必要な金額のものを見積→稟議を通し必要な書類をまとめるのを2週間でやるのはなかなか困難です。

そもそもなんですが、私はこの手の「施策」を非常に疑問視しています。いや、本当にこういう施策で農業が活性化するなら日本の農業は今みたいになっていないと思いますね。ウルグアイラウンド対策費として投入された膨大な予算によって競争力が増したのでしょうか?

以前より再三再四書いていますが、エコフィードの普及が進む一番のポイントは飼料価格です。配合飼料や輸入牧草の値段が上がるとてきめんに当社の引き合いが増えます。また4月から配合飼料価格があがりますので、間違いなくエコフィードの需要は増すものと思います。

経験上、細かい施策よりも価格を政策誘導することのほうがずっと効率的であり、効果的です。エコフィードの普及に関していえば、本当なら輸入飼料に関税をかけるのが一番強力ですが流石にそれは難しいのでエコフィード使用に際して価格補填するとかしたほうが今の役に立たない施策よりは有効だと思います。このブログ、農水省の方も見ているようなので強く主張しておきます。

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ちょっと話変わりますが、「雇用対策」の施策も本当につまらないのが多いですね。ハローワークの仕事だけが増えるようなものばかり。会社経営者から見ると雇用を増やそうとする気にならない施策です。そういうものに税金使うよりも、社会保険料の会社負担割合を引き下げた方がまちがいなく雇用対策になります。これは自信を持って言えます。法人税下げるならその分を社会保険料の会社負担率引き下げに使った方がいいと思いますね。

まあ、うちの会社は法人税かかっていませんのでこんなことを言っている訳ですがw