大根の種の自家採種

今日は実家の近くで借りている実験圃場(貸し農園)へ行ってきました。ブロッコリー、コールラビの定植と、春菊の種播きです。

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ブロッコリーほかは寒冷紗をかけています。無農薬でこの時期定植するとあっという間に虫に食べられて何も残りませんので、寒冷紗は必須です。

今日は大根の間引きをしました。その時に驚きの発見がありました。今回、大根は聖護院大根を播きました。いや、聖護院大根を播いたつもりだったのですが、間引きしてみるとびっくり、聖護院大根じゃない大根になっていました。

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実は、今回の種は自家採種したものを使っています。大根などのアブラナ科は自家採種すると交雑しやすくて難しいと言う話は聞いていたのですが、まあものは試しにと自家採取してみた所ものの見事に交雑しています。あまりに見事なので逆に感心しました。

写真を見てもらうとわかるように、全く聖護院大根でなくなっているだけではなく、3本それぞれが違う形をしています。特徴的なのは、どれもちゃんと大根だと言うことです。葉っぱもみんな大根の形をしていますので、どうも交雑するのは大根同士のようですね。貸し農園と言うことで、まわりにいろんな大根が植わっているので交雑したものと思います。

また、聖護院大根っぽいものが無いところを見ると、聖護院大根の特徴の遺伝的形質は劣性遺伝なのかもしれませんね。

とりあえず聖護院大根は食べられそうにないですが、おもしろい大根ができそうなので収穫がちょっと楽しみです。こういう結果もなにごともとりあえずやってみるという性格所以ですね。