廃棄物の特性

今日は柿農家を訪問しました。農学部で果樹そ菜園芸学(だったと思う)っていう授業があり、楽しかった覚えがありますが、すっかり内容は忘れていたりします。果樹園で話をしていて学生の頃習ったことを少し思い出しました。
しかし、今日は外に出るにはいささか暑すぎますね。夜になって少し元気が出てきましたが、昼間は意識が朦朧としていました。暑いのはホントに苦手です。
先日、こんなニュースを発見しました。
産廃数千トン放置長期化 代表者は行方不明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100719-00000017-khk-l04
こういうニュースがある度に廃棄物業者に対する信頼が損なわれるのが残念です。ほとんどの廃棄物はきちんと処理されているのですが・・。
ところで、廃棄物業者が倒産したりする場合、だいたい廃棄物をためたままの状態で終わります。普通の会社でしたら倒産したり夜逃げしたりすると会社が抜け殻になっていたりするのですが、廃棄物の場合逆です。
これは、廃棄物の処理は通常受入の際にお金をもらいます。その処理を行った後、多くはまた費用を払って埋立てや焼却などの処理を行います。つまり、受入を行った状態では負債が発生している訳です。負債が払えなくなると廃棄物を貯めたままつぶれてしまうということです。
廃棄物の許可が厳しい理由はここにあります。受入を行うだけ行って放置すればお金が浮くわけです。このため、廃棄物の許可では廃棄物保管の量をかなりこまかくチェックされることとなるわけです。
当社も廃棄物扱いとなるものを受け入れしていますが、当社の場合完全リサイクルなので出来上がったものは全て売れる(=費用が発生しない)ものとなります。ので、貯め込むメリットが無いのでどんどん出荷することになります。一般的な廃棄物業者とはそのあたりが大きく異なる点です。食品リサイクル業界では出来上がったものが全て有価物というのは一般的ですが、実は廃棄物業界では特異な存在だったりします。