信用金庫

この頃ちょっと書類を作る仕事が多くなかなか時間が取れないです。次々と新しい仕事が降ってきてTODOリストがいっこうに減らないのでちょっとげんなりしています。

 

当社のメインバンクは豊川信用金庫です。信金っていうとまあ零細金融機関なんですが、こと東海地方ではプレゼンスが非常に高いのが特徴です。三河地方ですと岡崎信用金庫なんかは預金残高2兆4,331億円とても大きく、下手な地銀よりもよっぽど大きいです。

もともと愛知県は地銀がないため、三菱東京UFJ銀行(昔の東海銀行)が地銀みたいな動きをしており、UFJがカバーしきれない中小企業は信金や相互銀行がフォローしていた経緯があります。さらに、三河地方は相互銀行もあまり進出できていないため信金の土壇場であり、かなり大きな会社でもメインバンクが信金ということがよくあります。

豊川のあたりだと、豊川信用金庫が中心に岡崎信用金庫、蒲郡信用金庫、豊橋信用金庫がつばぜり合いを繰り広げているような状態です。豊川信用金庫はその中でも小さい方なのですが、狭い豊川市内に集中出店しているのでコンビニ並みにたくさんある印象です。

信用金庫って単に口座にお金を預けるのとお金を借りるだけではなく、いろんなセミナーや展示会が設定されており、担当の方と会う機会が非常に多いです。ドメスティックというか、どぶ板営業がすごいので感心します。時々、お客さんを紹介してくれたりするのですが、まあちょっと的外れな紹介が多いのであまり役に立たないケースが多いのはまあ愛嬌。お客さん紹介してくれるという姿勢が嬉しいですね。

 

去年、その前と豊川信用金庫の「経営塾」なるものに参加して、決算書の読み方等々を習いました。習っても覚えない人は覚えないし、習わなくても自分で決算書類作れば嫌でも覚えるものですが・・。経営塾の中で、固定費の抑え方っていうテーマで話す機会があり、人件費抑制などの案などが受講生から出てきました。その中で、講師役の職員の方が「交渉をして借入金の金利を下げてもらうって言う方法もあります。」「(受講生)しーん」「これ、ギャグなんですけど。」

捨て身の自虐的ギャグが全く受けなかったのに受けてしまいました。こういう暖かいところが信金の良さですね。