農業とITリテラシー

男もすなる日記といふものを・・ではありませんが、最近Twitterに加えてフェイスブックも始めました。フェイスブックはさすがに良くできていますね。ただ、思ったより知り合いがいません。もともと友人が少ない[E:sweat02]というのもありますが、知り合いがアカウントを持っていないと言うケースも多いようです。以前にも書きましたが、廃棄物業界に限らず中小企業はITリテラシーが低い企業が多いと思います。もっとうまく活用できれば様々な効果を生むのにと思います。

中小企業だけではなく、農家でもIT化が遅れています。ただ、私は植物工場みたいなのには少々懐疑的な立場です。センシングと制御も無駄ではないですが、それ以前の問題で農家の場合データの記録と収支管理ができていないケースが多いです。

たとえば、農家の多くは複数の圃場を持っていますが、それぞれの圃場毎の収支を取っているケースはまれです。それぞれの圃場での反収、施肥量、農薬使用量、売上等々を管理していくことは次年度の改善につながります。農業の一番難しいところは(作物によっては)1年に一回しか収穫できません。その一回のデータを次に繋げていくことが重要ですので、きちんと比較を行っていくことが大事です。

 

当社も肥料を販売していますが、なかなか使用してもらうまでには時間がかかります。一畝でも試験をしてもらえばどれくらいの効果があるかわかるのですが、そういった試験をしてもらうことが難しいです。いきなり1反施肥して、効果がよくわからないからと2年目がない・・そんなことがよくあります。試験をするときは対照区をきちんと置くことが重要です。

普及員の人も営農指導として「試験の仕方」「データ整理の仕方」みたいなことを実施した方がいいのではないかと思う今日この頃です。