金曜日、土曜日と地元の信用金庫の展示会でした。ご来場頂いた方、ありがとうございますm(__)m
この展示会、実はここ何年か成果が十分に得られていませんが、地元の方に知って頂く事も大事かと思い参加しています。
当社の経営理念は
金曜日、土曜日と地元の信用金庫の展示会でした。ご来場頂いた方、ありがとうございますm(__)m
この展示会、実はここ何年か成果が十分に得られていませんが、地元の方に知って頂く事も大事かと思い参加しています。
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今日まで3日間近畿方面を出張で廻っていました。毎日6~8時間ぐらい運転していたので流石に腰がちょっと痛いです。
イベントと野生牛肉については今回主催された新保さんのブログにくわしくありますのでこちらをご覧ください。
業界の人は誰でも知っていることですが、黒毛和牛というのは主に輸入トウモロコシを主体とした穀物を多給することによってあのようなサシの入った肉が作られています。サシが入った肉自体の価値を否定するわけではありませんが、穀物価格が高騰している現代において果たして穀物を多給することがいいことなのか、また「和牛」なのに輸入飼料に依存した体系でいいのかという疑問はあります。
また、個人的には赤身肉の方が好きということもあり、今回のイベントに参加しました。
食べてみると、しっかりとした味わいですが同じように草を食べて育てられたオージービーフ程の草の香りはしませんでした。(最近はオージービーフも穀物肥育のものが多いですが)
肉質的には私の好みではありますが、やはり少し固いので一般的な消費者には受けが悪いと思います。レストランなどでこう言ったタイプの肉が欲しいところには向いているのではないでしょうか。
ただ、厳しいことを言うと商売的にはかなり難しいかなと思いました。
上記ブログには生産者の西川さんの手紙が掲載されています。非常にご苦労されている様子がうかがえますが、販売という面からみるとプロダクトアウトな部分が目立つように思います。
いくら良い商品を作っても消費者のニーズと乖離していれば値段はつきません。現代社会はニーズの多様化がすすんでいるのでニッチなマーケットにターゲットを絞ればニーズとのマッチングは可能ではありますが、そのためには商品の魅力や特徴を消費者に伝達する必要があります。特にストーリー性などに特徴がある場合はそれを知らしめることがとても重要です。
当たり前ですが、特徴がある商品を作りそれを消費者に伝達していくより、一般的な規格の商品をつくって市場出荷する方が手堅いことは間違いありません。
手紙を読む限り、いままでそういった商品の販売に対しての努力があまり感じられないように思われました。もっとも、世間のほとんどの農家が商品のPRなどを行っているとは言い難いのは確かですし、ニーズを無視した商品の開発や品種の選定などはよくある光景です。
これからは農家も売る事を考えながら商品を作るという当たり前のことをできるようにならなければいけないのかも・・と肉を味わいワインをしこたま飲みながら考えていました(^_^)
会社の移転工事も一段落したので(まだ終わっていませんが)、9月はしばらく抑制していた出張をたくさんする予定です。
バイオガス(メタン発酵)のプラントを見るのは初めてでいろいろと勉強になりました。
プラントの仕組み自体はシンプルでした。食品リサイクルに限らずリサイクル施設はできる限りシンプルにすることが重要です。そういう意味でバイオガスは事業性が高い手法ではないかと思います。
再生エネルギーの固定買取制度の影響でバイオガスプラントの注目が非常に集まっています。それもあり今回の施設見学では多くの人が見学に参加したのではないかと思います。
ところが今回驚いたのがこの施設では売電を行っていないこと。生成したバイオガスを使って発電を行っているのですが、発電した電力は場内で使用しています。余ったガスはタンクで輸送しガスとして販売しているとのことです。
試算によると売電するよりも直接ガスとして販売する方が収益が上がるとのことです。バイオガスプラントはFITを使わないと成立しないと思っていたのですが、意外でした。
しかし、ちょっと疑問だったのが投入している食品残さです。この施設では家畜ふん尿と食品残さを原料としています。
この食品残さが非常に高品質で、飼料として十分利用できるレベルのものでした。
食品リサイクル業界が危惧しているのは、FITによる買取価格が高く食品残さが資料や肥料ではなくメタン発酵に流れてしまうのではないかということです。
今回の見学でエネルギー価格の高騰を背景に、FITがなくてもそういったことが起こりえることが確認できました。
エネルギーと食糧供給の問題が表裏一体であることが改めて思い知らされた見学でした。