人脈

社長をやっていて、サラリーマンと一番違うと思うのが人脈です。零細企業でも社長なので、相手も社長がでてくることが結構あります。東証一部上場の社長と親しくなったりできるのはサラリーマンに無い経験です。
成功している会社の社長と会うと、いろいろと感心したり勉強になったりします。
人脈作りにはいろいろと努力しています。展示会と名の付くものには出来る限り出展して、プレゼンする機会があればできるだけ参加しています。このごろ、名刺の消耗量が多いです。
おかげで、最近「高橋さんって顔が広いね」ってよく言われるようになりました。東三河は仕事始めるまで全く縁がなかったのですが、最近すっかり地元で顔が売れてきたようです。これで、悪いことが出来なくなりました(^-^;

顔も実際大きいですが・・・。[E:upwardright]

環境ベンチャー

この頃、暖かかったり寒かったりが激しいですね。会社のあたりは今日はすごく寒かったです。

学生の頃、大学の部室の裏で花見をしていたらすごく寒くて部室の中へ行き熱燗で宴会したことを毎年思い出します。その頃からもう15年も経っているんだなぁとしみじみ思います。

環境ベンチャーだけに限りませんが、ベンチャーはいろいろな苦労があります。その1つが資金調達です。ベンチャーは資金力がたいがい不足しています。零細ベンチャーに出資してくれるところはあまりありませんし、創業間もないと銀行もお金貸してくれません。

IT系のベンチャーですとパソコン1台あれば仕事始められるかもしれませんが、環境ベンチャー、特に当社のように工場を構えると初期投資と固定費が非常に大きくなります。

行政は「ベンチャー支援」とか言っていますが、実際のところベンチャーに対する金融支援は無いに等しいです。だから、ベンチャーは初期投資の少ないIT系のものか士業が多いのだと思います。

また、銀行からお金を借りるとかならず代表者の連帯保証が付きます。(これはベンチャーに限りませんが)日本の会社は借入金を資本とすることが基本ですので、株式会社、有限会社と言っても無限責任を負う形になるわけです。これでは初期投資の多いベンチャーはなかなか始められませんね。銀行員の友人にこのことを言ったら「個人債務保証は上場企業でもならない限り外れないよ」と言われてしまいましたw

以前ネットの記事に載っていたのですが、イスラエルでは政府がまとまった金額をベンチャー向けに確保し、保証人無し、担保無しでベンチャーに出資しているそうです。もちろん回収不能の割合も高いようですが、そこはベンチャー育成費用として割り切っているようです。

日本の政府もつまらない中小企業支援の施策をてんこ盛りにするのではなく、毎年数百億でもいいからベンチャー向けに資金枠を確保して、ドブに捨てるつもりでベンチャーに出資すればいいのにと思います。

政府系のベンチャー向けファンドとかもあることはあるのですが、以前説明を聞いたら「上場して株式売却で投資を回収することが基本です。上場できなかった場合には出資を引き上げることもあり得ます」と言われました。頭おかしいですよね。

と、ぐちをいろいろ書きましたが、当社は少ない利益から次の投資を行い少しずつ規模を拡大しています。少ない利益を投資に回しているために全然残りませんが・・。当社ではいつでも出資歓迎です[E:dollar]

今年度のテーマ

新年度に入り少し仕事が落ち着いてきたので、今は一生懸命営業活動をしています。平日はお客さんのところへ行くことが多いので、色々仕事が溜まって今日は休日出勤していました。明日もお客さん訪問の予定です。なかなか成約まで至りませんが、引き合いだけは増えています。
今年度の仕事のテーマとしていくつか決めていることがあります。
・豚肉のブランド化事業・・お客さんの養豚農家の販促をお手伝い
・食品廃棄物のオンサイト処理・・小ロットの食品廃棄物の飼料化
・液状飼料化プラントの導入・・現在機器の選定中
・マニフェストを含めた業務管理データベースの構築・・VBを覚えないといけないかなぁ。
テーマが多すぎてなんとも散漫ですが・・。
今日はその中の1つ、食品廃棄物の簡易乾燥機をテストしていました。順調に開発が進んでいます。
食品廃棄物は水分が多いものが多く、すぐに悪くなってしまいます。乾燥処理すれば価値が出るものが多いのですが、乾燥機は高価なためなかなか導入できないことが多いです。
現在開発している乾燥機は低コストを第一義に設計しています。うまくいけば非常におもしろい商品になると思います。

会社の名前

前に色々書きましたが、会社を始めたこと自体は後悔しているわけではありません。やっぱり会社経営はいろいろとサラリーマンにはない醍醐味があります。一番はいろんな人に会えるっていうことですね。サラリーマン時代の10倍くらい名刺をもらいますし、社長同士のつながりみたいなものも増えてきました。
ですが、会社の名前は少し後悔しています。テクシスっていうのはテクノロジー&システムズの略ですが、これがよく間違えられます。
テクノス、テキシス、アクシス、テキスト、etc。電話で聞き返されることもしばしば。
やっぱり覚えやすく間違えにくく、しかもオリジナリティがある名前がいいですね。あとはネットで検索したときにノイズが乗りにくいことも重要です。
ちなみに、領収書書いてもらって気づくのが、「環境」って漢字が書けない人が多いです。自分もパソコン依存症で恐ろしいほど漢字書けないのであまり大きなことは言えませんが。

事業系一般廃棄物の処理費用

今日は営業でお客様のところへ。味噌をリサイクルしたいという引き合いでした。
いろんなものを扱っていますが、味噌は始めて。なんとか買い取りできないかと思案しています。
当社では食べられる程度のものばかり扱っていますので、取り扱いしているものだけで昼ご飯が出来そうですw
事業系一般廃棄物の話の続きです。
これまで書いていてふと思い出したことがあります。事業系一般廃棄物の処分費用の内訳って、案外知らない排出事業者さんが多いってことです。
中小のスーパー、飲食店などではとにかく「ゴミの処分費で月○○万円払っている」ってことしか把握しておらず、その内訳をあまりご存じないケースが多いですね。
スーパーなどで発生するおもなゴミは、生ゴミ、空き缶(金属屑)、ダンボール、廃プラスチック類などかと思います。
そのうちの可燃ゴミである生ゴミの処分の費用が大きな割合を占めていることが多いです。
可燃ゴミは市町村の焼却場へ持ち込まれるケースが多いです。事業系一般廃棄物の場合、市町村の焼却場で焼却すると処分費がかかります。(希に無料のところもありますが)愛知県近郊ですと、だいたい1kgあたり5~20円程度の費用が必要です。
これに運搬のコストが乗ります。運搬費は運搬効率と1回の回収量によって大きく変わります。100kg回収で10円~20円くらいが多いかと思います。合わせて15円/~40円/kg程度の費用となります。
一日100kgの生ゴミが発生するスーパーでしたら、1500円~4000円、月に5~12万円程度のゴミ処分費が発生します。
市町村の焼却処理費はだんだん値上がりの方向へ向かっています。5円値上がりすると100kg/日で15,000円の費用アップとなるわけです。
一般廃棄物の費用内訳って業界の人は常識というか知らないと仕事になりませんが、お客さんはあまり把握していないのが不思議です。中小の飲食店やスーパーで毎月数万のお金って決して少ない金額ではないと思うのですが。ことゴミに関しては一部の方をのぞきあまり興味をもたれていないのが現実ですね。

5周年

3月も残りわずか。補助事業の書類がだいたい出来上がってほっとしています。なんかここ2週間ぐらい本当に忙しかったです。書類作成は割に得意な方ですが、飽きっぽいのでずっとやっているとうんざりします。
今日は一般廃棄物と産業廃棄物の区別の話はちょっと休んで、ベンチャー企業の経営の話です。
先日、創業5周年を迎えました。その日はすっかり忘れていて後で気づきました。
思えば5年間はあっという間でした。5年前のことがホントについ1月前のように感じます。
途中何度ももうダメかもと思うこともありましたが、たくさんの人のおかげで今があります。会社始めて本当に人の助けが身にしみます。
このごろ、取引先の若い人とかに「僕、会社始めようかと思ってます」とか相談されることが時々あります。そういうときは「やめておいた方がいいよ」って本気で言いますね。
端から見るとなんかよろしくやっているように見えるようですが、今までの苦労話、クローズアップ現代の3回分ぐらいはあると思います。
そもそも、脱サラして食品リサイクルの事業始めるって、今思えば無謀です。
この前、ひろゆき(2chの管理人です、念のため)のブログ見てたら同じ様なことが書いてありました。
http://hiro.asks.jp/67280.html
環境関連の仕事ってITベンチャーと違いすごく初期投資がかかります。当社は投資を抑えるためにいろいろと苦労していますが、それでもかなりのお金が必要でした。おかげでバランスシート見ると嫌になります ^^;
世間ではさもベンチャー支援に取り組んでいるようなことを言いますが、実際のところぽっと出のベンチャーではなかなか資金調達が厳しいのが正直なところ。
話が散漫になりましたが、とにかく言いたいことはベンチャー経営は大変ですよってこと。自分も最近白髪増えました。

廃棄物と経営

仕事柄、いろいろな会社(特に食品関連)の廃棄物を見ます。
以前より思っていたことですが、「経営が良い会社はゴミの量が少ない」傾向にあります。また、分別も行き届いていることが多いです。
知り合いの産廃業者の営業マンもこの意見に賛同してくれました。
さまざまなロス率が少ないために経営がいいと言う側面もあるのでしょうが、思うに廃棄物という通常は気が回りにくい部分まで注意するような管理がしっかりとした会社は経営が良くなるのではないかと思います。廃棄物ってなおざりにされやすい部分ですので。
逆に、経営が厳しい会社では会社の上層部が廃棄物の量を把握していないことが多い気がします。そういう会社は支払の総額だけ気にしていて、廃棄物の量をどうやって削減していくか支払の内訳がどうなっているかは気にしてい無かったりします。
こういう状況を見ると、ISO14000をやる意味って単にゴミを減らすのではなく、きちんとマネージメントしていくってことだよなとあらためて思いしらされますね。
ちなみに私、前職でISOの担当をしていたりします。その頃は大変だったのですが、今になって会社経営に役立っている気がします。

静岡

最近、「このブログを読んでいるよ」とお会いした方からよく言われます。繰り言みたいなことを書いているのに熱心に読んでいただいている方もいらっしゃって恐縮です。がんばって書き続けたいと思っています。
昨日は浜松方面へ行ってきました。当社の取引先は静岡県内も多いです。正確に集計しているわけではないですが、多分1/3ぐらいは静岡の仕事だと思います。先日も焼津から引き合いありましたし、掛川からも仕事いただいております。ロットがまとまれば100kmぐらい運搬することも可能になります。
今日は今日で液状の廃棄物をいれる容器の製作のために津島の部品メーカーまで行ってました。毎日毎日移動時間が非常に長いです。
しかし、昨日は打合せをした喫茶店で手帳を忘れて来るという失態をしてしましました。ネット依存症でITリレラシーはまあ低くない(と思っている)自分ですが、スケジュールはどうも紙でないといまいちで手帳が無いと非常に困ります。幸い発見されこちらへ送ってくれるそうです。よかったよかった。

産業廃棄物のイメージ

年度末で忙しい日々が続いています。当社は12月決算なので、昨年までは年度末と言ってもそれほど忙しくも無かったのですが、今年は補助事業を2つやっていますので、結構あわただしいです。
当社は産業廃棄物の処理に関する許可があります。以前より何回か書きましたが、製品単価を考えると当社の受入単価が逆有償(お客さんが処分費を負担する)ものもありますので、取り扱いには産業廃棄物処分業の許可が必要となるわけです。
脱サラして仕事始めて産業廃棄物の業界にも接点を持ったのですが、よく人から「怖い人が多いんじゃない?」って言われます。なんか世間ではとても悪い人がいる業界に思われているようです。
許可を取って3年、産廃業界の知り合いも多いですが、世間で思われているようなことはありません。だいたい、年間4億トンも産業廃棄物が出ているわけで、悪い人が多ければ不法投棄の山がそこら中に出来てしまいます。
ただ、顔が怖い人は多いかもしれませんw
個人的には、もっと服装とか髪型、持ち物とか気をつけた方がいいのにと思ったり。

キューピーコーワゴールド

このごろ、忙しくて睡眠時間が短いのでキューピーコーワゴールドを飲んでいます。
これ飲むと睡眠時間が短くても眠くならない気がします。運転している時間が長いので、眠くならないのは重要です。
ただ、ドーピングが過ぎると突然死んでしまうような気がするので、最近はちょっと控えています。健康第一。