ロッセ牧場

なんか急に寒くなりましたね。1月前まで半袖でも暑い位だったのが嘘のようです。

今日は高山市にあるロッセ農場へ行ってきました。ここはその筋(どんな筋?)には有名なところで、食品リサイクルして豚を飼育しています。

Pb030661 農場の景色

第一印象ですが、高原にあるのでとても寒かったです・・。紅葉がきれいでした。

今回は豚舎内へ入れませんでしたので、エサの工場だけの見学です。農場内へ立ち入るためにはシャワーを浴びて服を全部着替えなければ行けません。この時期のシャワーは寒いです。

Pb030660 エサのタンクです

システム自体は当社のお客さんとおなじドイツ製の機械ですので、良く理解できました。エサの情報について意見交換をして今日の見学は終了です。

しかし、高山の更に奥にあるので結構な距離ですね。今回は車で行ったのですが、ほぼ休み無しで3時間半です。時間的には東京や金沢と同じくらいの感覚です。しかし、「エコ」の見学に行くのに1人でガソリンを消費して行って良かったものだろうかとつらつら考えながら運転していました。例の高速1000円乗り放題のせいで車のほうが全然安いんですが、やっぱり1人で荷物もたいしてないと罪悪感がありますね。ま、帰りは高山で日本酒一升瓶で買ってきたので荷物は増えましたがw

缶詰のリサイクル

今日も休日出勤です。周りの会社もやっぱり仕事のようです。みんなよく働くものだと感心します。

スポットの仕事で缶詰が入荷したのでもりもりと開けています。同業と話しているとしばしば「どうしてこんなモノを捨てるんだろうというものがよくある」という話になりますが、缶詰はその最たるモノですね。なぜ賞味期限が1年以上残っている缶詰を処分するんでしょうね。

フルーツの缶詰は適度に酸味があり糖分が発酵基質として適しているのでリキッドフィーディングの原料として向いています。問題は缶を開けるのが大変だと言うことですが、当社には半自動缶開機があり、最近は慣れもあるので1日で数トンは開けることができます。容器分別機で分けることも可能ではありますが、やはり手作業のほうが品質は高いです。開けた後、異常発酵を抑えるためギ酸も添加しています。実のところギ酸はあんまり効いていない気もしますが・・。

秋の夜長につらつら思うこと

今日は久しぶりの大雨でした。おかげですっかり涼しなりました。いきなり気温が10度も下がると風邪引きそうですね。
リサイクルビジネスを始めて驚いたことがいろいろありますが、その1つに食品メーカーのとても厳格な基準です。受け入れたものを見ると賞味期限などが原因で廃棄されるものがたくさんあります。乾燥物や酒粕、はたまた缶詰までが賞味期限が理由で捨てられています。
赤福の事件などを見ていると、マスコミがセンセーショナルに騒ぎ立てたことが食品メーカーを非常にセンシティブにしているのではないかと思います。もちろん偽装はよくないですし、健康被害は論外です。ただ、食べられる「ゴミ」の山を見ているとなんとも複雑な気分になりますね・・。
エサにするのは悪いことではないのですが、食糧危機の足音が聞こえている現在、これでいいのかという思いはあります。自分の仕事を否定するようですが。

一般廃棄物の処分単価

週間予報で涼しくなる予定でしたが、なんか期待したほどには気温が下がらないですね。もう9月も半ばなのに。
今日は事業系一般廃棄物についてすこし語ります。
食品リサイクルの推進と言われて久しいですが、外食産業、食品小売り業の食品リサイクルはあまり進んでいないのが現状です。この原因は色々ありますが、一番はこういった業種からの食品廃棄物は一般廃棄物に分類されるからです。いわゆる事業系一般廃棄物の場合、多くの市町村では許可業者が収集し、市町村の焼却処理にて処理されます。
以前も書きましたが、市町村の焼却処理は愛知県の場合10円~20円/kg程度が多いです。一般的に事業系一般廃棄物をリサイクルする場合は20円程度かかります。20円/kgの自治体でしたら同価格ですが、10円/kgの自治体ですとリサイクルする方が高くなります。また、食品廃棄物だけ分別回収するコストもかかります。ので、コストアップになるためリサイクルがなかなか進まない訳です。
市町村の焼却処理の費用ですが、実は原価ベースですと40円~50円/kgかかっていると言われます。それを税金で補填して安い料金で処理を受託しているわけです。
かたやリサイクルの推進をうたいながら、一方では税金を使って焼却処理を安価に請け負う・・・矛盾です。
これは常々持論なんですが、各種政策を推進するにあたって様々な方法がありますが、細かい補助、助成措置や啓発を行っても効果は少なく、税制などを利用して金銭的なインセンティブを与えることが効果的だと思います。今回の例で言えば、リサイクルの推進を本気で考えるなら市町村の焼却処理の単価を原価まで引き上げれば簡単にリサイクルに回ります。
例えば東京の多摩地区などではゴミ処理が逼迫しているため市町村の処分単価が40円以上するところもあります。そういった地域では非常にリサイクルが推進されています。
ただ、市町村の焼却処理の単価はいろんなしがらみが多く簡単には変えられないのが難しいところですが・・・。

異物混入

今日は蒸し暑い一日でした。作業をしていたのですが、今シーズン一番汗をかいた気がします。リフトに乗っているだけで汗だくです。おかげで夜になっても頭がぼーっとしています。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、彼岸まであと1月もあるんですよね~。それまで耐えられるやら。
昨日はちょっとお客さんのところでトラブルがあり急遽駆けつけました。食品廃棄物を保存処理するためにポンプを設置しているのですが、これに異物が咬み込みポンプが破損したのです。
この業界(リサイクル業界)では異物混入というのが必ずあります。お客さんが「分別しっかりします」と言ってもあまり信用できないのが本音です。やはり、捨てるものという意識がある以上、分別は完璧には出来ないですね。よくあるのがボルトです。思わぬものにボルトが入っていたりします。ので、廃棄物の業界では異物混入による機器の故障などがよくあります。
機器故障ぐらいならまだいいのですが、予想外のものが入っていたりすることによる発火事故、爆発事故もときどき耳にします。プラスチック、紙、油などを扱っていると発火事故が大きな被害に繋がります。
件のポンプですが、なんとか修理完了して復帰しました。これに懲りたので保険をかけることにしました。リサイクル稼業もいろいろ大変です。

三河湾の水質

台風の影響で午前中は大雨でした。今年は暑い暑いと言われていますが、最近は結構すっきりしない天気が続きます。平成6年の大渇水の時は大学生で名古屋にいたのですが、あのとき名古屋ではたしか1月以上1滴も雨が降りませんでした。本当に暑かった覚えがあります。
それよりもその当時自分の部屋にエアコンがなかったことが今思うと驚異的です。ま、その後もエアコン無しで暮らしてきて結婚するまでエアコンとは無縁でした。
暑いのと、海が近くなったので今年はよく海水浴へ行きました。自宅から40分ぐらいで行けるのでお気軽です。この前、三河湾にある某海水浴場へ行ったところ、緑色に濁っており透明度が非常に低くて驚きました。もっとも、おなじところに2週間後に行ったらかなり透明度が高かったので一時的なものではあるようですが。透明度が低かったのはおそらくプランクトンの発生が原因です。三河湾は閉鎖性水域であり、富栄養化が進んでいます。この原因の1つに当社のお客さんも含めた畜産農家があることは間違いないです。
日本の畜産は海外からの飼料に全面的に頼っており、豚ではカロリーベースでの飼料自給率は10%以下です。海外からエサが入ってくると言うことは、餌の成分である窒素、リンも持ち込まれている訳です。マテリアルフローを見ると、日本は海外から全く窒素肥料を輸入しなくても家畜の糞尿ですべて肥料はまかなえます。現状では肥料も輸入しているわけですので、家畜糞尿と人間の糞尿の分は余剰となり水質汚濁の原因となっているわけです。
畜産農家では糞尿処理に大変苦労しており、多大なコストをかけています。食糧自給率が100%となれば、理論上家畜ふん尿をすべて耕地還元して水域への流出が無くなるわけです。
ただ、輸入の穀物は非常に安く、飼料の国産化は非常に厳しいものがあります。この状況が変わるのは食糧危機が本当に起きない限り難しいのではないかと思います。食糧自給率を挙げるために様々な「施策」が行われていますが、日本の農業のビジネスモデルを根底から変えなければ食糧自給率が上がることは無いでしょう。

定期報告書

今日は本当に蒸し暑いです。休日出勤をして堆肥の切り返しをしていたのですが、結構汗かきます。
ま、梅雨明けするともっと汗だくで切り返しの度に2Lぐらいお茶を飲むことになるのですが。
午後は書類作成をしていました。産業廃棄物処分業を行っていると、1年間にどれくらい処理したかを県に報告する必要があり、締め切り間近にばたばたとまとめています。
本当はきちんとデータベースで管理した方がいいのですが、当社の規模だとまだExcelでなんとか処理できるレベルなので、いまだに人力処理しています。市販のマニフェスト管理ソフトもいろいろあるのですが、どうもいまいち使いにくい上に高くて悩みどころです。
ところで、産業廃棄物を排出する事業者もマニフェストの発行枚数を報告する義務があります。また、食品廃棄物を年間100トン以上排出する事業者も食品廃棄物の排出量を報告する必要があります。でも、実は結構報告されていないケースが多いと思われます。
廃棄物を出しているかどうかって、報告書をうける側も報告書が出されなければ知るよしも無いわけです。そんな報告義務があるって言うのも廃棄物業者が教えなければ知らない状態で、知らなければ出すこともない・・。
そんな状態かと思われます。
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にしても、報告書を紙で出させて担当者はどうやって処理しているんでしょうね。このIT社会において恐ろしく非効率的だと思うのですが。なんか各種報告書の定型データフォーマットを国なりが定めた方がいいと思うのですが。

全国食品リサイクル登録再生利用事業者事務連絡会

今日は東京(正確には神奈川)へ出張でした。とりあえずのところ、今日は東京も暑くて大変でした・・・。
全国食品リサイクル登録再生利用事業者事務連絡会なるものに最近参加したのですが、小田急フードエコロジーセンターにて見学会、総会があったので参加したした次第です。
施設見学のほうは既に小田急訪問は3回目なのでまあ何ですが、その中で様々な意見交換ができたのは良かったと思います。
P6170385小田急フードエコロジーセンター
P6170384昼食もエコフィードで育てた豚肉です
ところで、最近イーモバイルを導入したので勇んで出張に持っていったのですが、新幹線のトンネル内入らないんですね。ソフトバンクですら入るのに。何とか改善して欲しいものです。
もっとも、帰りはビール飲んで爆睡していたので、つながらなくても関係無かったわけですがw
なんでか出張するとビール飲みたくなるんですよね・・。

三州豚のランチ

最近晴天が続きますね。爽やかな気候がいつまでも続いて欲しいものです。
今日は田原のお客さん(養豚農家さん)のところまで行きました。こういう天気の時、渥美半島は窓を開けて走ると最高に気持ちいいです。これで仕事でなければ言うこと無いですが。
もっとも、途中でお客さんのところの豚舎に入ったせいでやや人間が臭くなってしまい、爽やかさが若干スポイルされてしまいましたが・・。
先日、豊橋駅前へ仕事で行く用事があったので、またホテルアークリッシュでランチしてきました。だいたいはパスタですが、気が向いたのでシェフのお勧めランチ(@\1,600)を食べてきました。いつものようにお客さんのトヨタファームの肉をつかったメニューを選びました。
P6030372 前菜もりあわせ
P6030375 メインディッシュ 三州ポークのソテー
今回のランチもとても美味しかったです。特に、メインディッシュに添えられていたベーコンは非常に美味。
写真にはありませんが、これにデザートとコーヒーが付きます。この内容で1600円はコストパフォーマンス悪くないと思います。

水分計

気温が高くなってきました。気温が高くなると、堆肥の性状が変わってきます。気温が高くなると堆肥の温度も高くなり、乾きやすくなります。冬場と比べ同じように仕込んでも含水率がかなり低くなります。
今までは含水率を古典的な方法で測定していましたが、だんだん測定する頻度が高くなってきたので赤外線水分計を導入しました。これはハロゲンランプで水分を飛ばして含水率を自動演算してくれるという代物です。自動演算といっても所詮は含水率なのでただの四則演算ですが・・。
(湿重-乾重)/(湿重-風袋)*100
を計算して表示するだけのものです。もっとも、乾燥終了のタイミングは自動判定されていますが。
堆肥もエサも含水率は非常に重要です。水分計の導入を機にもっときめ細やかな管理を実施したいと思っています。