今日の午前中は堆肥の切り返しをしていました。
堆肥の切り返し、知らない人からは「なんか場所を動かしているだけなんじゃない?」と言われますが、結構気を遣いながらやっています。
まず、あんまり固まりができないように気をつける必要があります。
あと、切り返しながらいろいろと観察しています。
嫌気性になっている部分がないか・・嫌気性になると含まれている鉄が還元的になり色が黒くなります
品温はどうか・・蒸気の上がり方で判断します(ホントはきちんと温度測定した方がいいんですが)
含水率は下がっているか・・堆肥の崩れ方で含水率が変わります(含水率は切り返しの度に測定しています)
窒素の揮散が起きていないか・・アンモニア臭がすると窒素揮散が発生しています
微生物のフローラに変化はないか・・材料によってフローラが大きく変化します
冬場になり堆肥の品温が下がりやすく、水分の揮散が悪くなっています。ので、最近は汚泥に加える副資材の量を増やしています。
バイオディーゼル由来のグリセリンを加えると、1週間もしないうちに品温がドンとあがります。放線菌が増えて、表面が真っ白になります。こういうのを見ると、堆肥作りって本当に奥が深いなぁと思います。
ただ混ぜればいいって言うものじゃないんですよ。ホントに。