リキッドフィーディングの発酵

最近暑くなってきました。堆肥の切り返しをしていると暑くてぼーっとしてしまいます。発酵槽を区切っている擁壁にごつって・・。危ないです。
暑くなると飼料の方にも影響が出ます。当社で扱っているリキッドフィーディング向け飼料は水分が多いものが多く、発酵がかなり進みます。発酵が急激に起こるため発泡したりして扱いが悪くなります。飼料としては問題ないのですが、ハンドリングがわるくなるのはいろいろと問題が多いです。
発酵の原因は酵母です。酵母発酵が急激に起きないように酸を添加してpHを制御しているのですが、コントロールが難しいです。添加量が多すぎると飼料としての嗜好性が下がるということもありますが、なによりもコスト高というのが大きいです。以前より再三書いているように、リキッドフィーディングは液体のため乾物に換算してコスト計算しないといけないです。通常は20%程度の乾物割合なので、乾物換算すると5倍。1円のコストアップが5倍になって効いてきます。
学生から前職、今の仕事とずっと微生物相手ですが、微生物フローラのコントロールに関してはいつも苦労していますね。

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