肥料の分析

土曜日の農作業がたたったのか、腰を痛めました。湿布で療養していますが、結構ぴりぴり来ています。腰痛とは10年来のつきあいです。油断するとダメですね。
先日、農水省(の出先機関)の立ち入り検査がありました。当社の肥料は「普通肥料」という区分になります。汚泥等が入った発酵肥料は普通肥料になるのですが、普通肥料は色々と厳しく規定されています。その一環で、立ち入り検査があります。立ち入り検査では書類のチェックだけでなく、現物のサンプリングおよび分析も実施されます。
先週、その分析結果が送付されてきました。重金属等の有害物質はすべて問題なし。良かったです。表示値は若干の誤差有り。どうしても全数分析しているわけではないので多少の誤差は出てしまいます。極端に違うと問題ですが、今回は約15%程度の誤差でしたので許容範囲です。やはり発酵肥料ではこれぐらいの誤差は出てしまいますね。

トウモロコシの収穫

ホントに暑い日が続きますね。今朝、会社へ行ったらFAXがエラー表示。何かと思ったら「コウオン ドウサハンイガイ」とか出ていました。FAX君も夏ばてのようです。しかし、FAXが動かないのは激しく困るんですが・・・。
この暑い中、今日は名大農場で実験をしているトウモロコシの収穫でした。麦わら帽子とアクエリアスのペットボトルで完全武装して行きましたが、やはり暑い。
Imgp3359たわわに実っています。
当社の堆肥の処理区はいつものようにまずまずの生育でした。
収穫したトウモロコシは収量調査を行います。
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私が学生の頃から続いている実験なのですが、学生の頃(15年くらい前)に比べて女性と留学生が増えました。インターナショナルな雰囲気です。英会話苦手なのでなかなかコミュニケーションがはかれないのが残念ですが。
しかし、学生は半袖のTシャツで元気だと感心します。日に焼くと疲れるし、そろそろシミが気になる年頃なので(嘘)、私は長袖で完全防備です。

廃棄物の特性

今日は柿農家を訪問しました。農学部で果樹そ菜園芸学(だったと思う)っていう授業があり、楽しかった覚えがありますが、すっかり内容は忘れていたりします。果樹園で話をしていて学生の頃習ったことを少し思い出しました。
しかし、今日は外に出るにはいささか暑すぎますね。夜になって少し元気が出てきましたが、昼間は意識が朦朧としていました。暑いのはホントに苦手です。
先日、こんなニュースを発見しました。
産廃数千トン放置長期化 代表者は行方不明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100719-00000017-khk-l04
こういうニュースがある度に廃棄物業者に対する信頼が損なわれるのが残念です。ほとんどの廃棄物はきちんと処理されているのですが・・。
ところで、廃棄物業者が倒産したりする場合、だいたい廃棄物をためたままの状態で終わります。普通の会社でしたら倒産したり夜逃げしたりすると会社が抜け殻になっていたりするのですが、廃棄物の場合逆です。
これは、廃棄物の処理は通常受入の際にお金をもらいます。その処理を行った後、多くはまた費用を払って埋立てや焼却などの処理を行います。つまり、受入を行った状態では負債が発生している訳です。負債が払えなくなると廃棄物を貯めたままつぶれてしまうということです。
廃棄物の許可が厳しい理由はここにあります。受入を行うだけ行って放置すればお金が浮くわけです。このため、廃棄物の許可では廃棄物保管の量をかなりこまかくチェックされることとなるわけです。
当社も廃棄物扱いとなるものを受け入れしていますが、当社の場合完全リサイクルなので出来上がったものは全て売れる(=費用が発生しない)ものとなります。ので、貯め込むメリットが無いのでどんどん出荷することになります。一般的な廃棄物業者とはそのあたりが大きく異なる点です。食品リサイクル業界では出来上がったものが全て有価物というのは一般的ですが、実は廃棄物業界では特異な存在だったりします。

梅雨明け

東三河地方もようやく梅雨明けして晴れた日が続いています。3連休で海にでも行きたくなるような天気ですが、今日は仕事でした。お客さんがみんな仕事だとこちらも仕事になってしまいます。
最近、月曜日の休日が多いですが、月曜日だと作業の段取りもあり休めないんです。たまに水曜日の休日があったりするとすごく嬉しいです。同じように思っている人も結構いるはずだと思うのですが。安易な発想で月曜休みにしないで欲しいと思う今日この頃です。
月曜日はだいたい堆肥の切り返し作業を行うことにしてます。今、飼料化工場の現場作業はほとんど従業員にやってもらっていますが、堆肥の方は私がやっています。堆肥の切り返しって簡単そうに見えますが、実はいろいろと細かく調整をしながら行なう必要があります。水分が多めの時は発酵助剤としてカロリーのある副資材を入れたり、堆肥を仕込むときの水分調整剤の量を変えたりとか。なかなか人にお願いしにくいのが悩みの種です。
堆肥の切り返しはホイルローダーでやるのですが、発酵が順調に進んでいると非常に堆肥の温度が高く、おかげで作業しているととても暑いです。今日ぐらいの気温ですとまだ大丈夫ですが、もう少し暑くなると切り返し終わった頃には半分熱射病になってます。

潮見坂

最近、急な大雨が降る日が続いています。皆さんのお住まいの場所では被害などありませんでしょうか。
今日は浜松のお客さんのところまで出かけていました。豊川→浜松はだいたい1時間。東三河に来て知ったのですが、東三河と浜松って経済的なつながりが深いですね。豊橋→浜松は車でも電車でも30分強。豊橋→名古屋は車だと下手すると1時間半ぐらいかかります。
距離が近いだけではなく、言葉も結構近いです。例えば、強調の言葉が「ど」というところが共通しています。どでかいぐらいはどこでも言いますが、この辺ではなんでも「ど」をつけます。最初、「どまずい」って言うのを聞いて非常に違和感がありましたが、この頃はすっかり馴染みました。
浜松の帰りに潮見坂の道の駅へ寄りました。家で食べるスイカを買って来ました。
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道の駅より遠州灘を望む
しかし、いい加減梅雨明けして欲しいですね。

ゴーヤの収穫

昨日、当社の肥料を実験している畑でゴーヤを収穫してきました。今年は雨が多いせいかゴーヤがたくさん穫れています。
収穫したゴーヤは食味試験のため食べますw
今回はゴーヤチャンプルにしました。
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我ながら美味しくできました。ゴーヤは苦みが少なめでした。最近日照が少ないせいかもしれません。
豚肉は残念ながらお客さんのところのものではないです。
しかし、ゴーヤってゴーヤチャンプル以外にいい料理法が見つからないですね。

学生の頃の話

たまには趣向を変えて昔話をします。今日は大学の頃の話です。
大学の研究室は大学の附属農場の中にありました。大学は名古屋のわりと町の中なのですが、附属農場はそこから車で1時間弱の当時できたばかりの三好インターのそばにあります。自宅からそこまで原付で毎日通っていました。農場は30ヘクタールほどの面積があり、牛や山羊が草を食んで畑が広がる牧歌的なところです。
4年生になり、研究室配属になって一番最初にやったのが土ふるいです。大きな植木鉢(実験専用のもの:業界用語ではワグネルポットっていいます)を130個用意しなければいけなくて、人力の回転ふるいで能率が悪く1週間ぐらい土をふるい続けた覚えがあります。
で、実験をしていたのが「食品廃棄物を利用した肥料」。ここでいろんな食品廃棄物と出会ったわけです。
肥料の実験はなかなか大変です。夏場は毎日水やりをやらないといけないです。4年生の頃は夏休みもなくほぼ毎日農場へ行って水やり。そんな生活でした。
このシリーズつづく・・。

リキッドフィーディングのプロジェクト

ただいま残業中です。前も書きましたが、残業をしていると虫がたくさん来るのが悩みの種。虫が集まるとクモも集まって、朝出勤するとくもの巣に引っかかります。自然が多い証拠ですが。
今年度も地元のひまわり農協が補助事業でリキッドフィーディングの検討を行うことになり、当社もささやかですがお手伝いすることになりました。この補助事業は協議会を立ち上げその中で検討を行うのですが、協議会のメンバーがそうそうたる面々でリキッドフィーディングやエコフィードに関して非常に勉強になります。私ももともと肥料が専門なのですが、協議会に2年間参加したおかげで配合飼料メーカーや自家配の養豚農家と負けないぐらいの知識がつきました。
ただ、知識だけではどうにもならないのは嗜好性です。豚さんがどんなものが好きか、知識だけじゃよくわからないんですよね。先日もフンギ(イタリアのキノコ)を飼料にしないかというお話しを頂いてお客のところの豚に食べさせてみたのですが、どうもそんなに好きじゃないみたいです。フンギ、人間の嗜好性は高いんですけどねw

食品廃棄物のオンサイト処理

梅雨らしい天気が続きますね。
今日は休日出勤していろいろと貯まっていた仕事をしました。
以前より手がけているのが、食品廃棄物をオンサイトで保存処理をする装置の開発です。詳しい内容は秘密ですが、廃棄物を食品工場で保存処理することにより飼料化に適応可能にするというものです。
今日の午後は図面を書いていました。農学部卒なので学生の頃は図面を書くなんてことは全くなかったのですが、前職ではなぜか数千万円の金型図面まで書いたりしてました。とはいえ、センスが良くないので図面はあまり上手い方ではないです。
普段はランニングの仕事に追われているので、ついつい新規の開発業務は後回しになりがちです。今年後半はもうすこしこういった分野に力を入れていきたいと思っています。