堆肥の散布

IBMの人がやってきてパソコンのファンを交換してくれました。おかげで心安らかにブログを書けます。

今日、ちょっと車で走っていたところ畑で堆肥(おそらく豚糞堆肥)を散布しているところを見かけました。ぱっと見た目、散布量が多いなぁと感じました。

堆肥をどれぐらい施用するかって、農業関連以外の方はあまり知らないことかと思います。一般的な量で言えば、だいたい一反(1000m2)あたり2トンぐらいのケースが多いです。ただ、牛糞堆肥などですと一反2トンではあまり効果がないので、5トンぐらい施用することもあります。10トンだと相当多いです。あまりたくさん堆肥を施用すると、堆肥も肥料ですので害が出たり環境に与える負荷が大きくなったりします。

10トンの堆肥というとすごく多い気がしますが、広げてしまうとたいした量になりません。たとえば、比重が0.5だとすると、1m2あたり深さ2cm施用すると1m2あたり10kgとなり、一反1000m2あたりで10トンとなります。適正量の2トンでしたら0.4cmにしかならないわけです。

たまに堆肥をユンボで広げている・・なんて光景を見ますが、ユンボではとてもそんなに薄く広げることができません。ユンボを使っているときはたいてい堆肥の施用量が多すぎると思った方がいいです。当社もお客さんのところで堆肥の散布までしますが、ローダーでもうまく広げられないので手作業でスコップ使って振りまいています。

堆肥もうまく使うと非常に有用ですが、使い方を間違えると作物が育たなかったりします。ちゃんと考えて使う必要がありますね。