と畜場の見学

今日はちょっと知多半島のお客さんのところまで出かけていました。お客さんのところで荷物を引き取る予定があったのでトラックで出かけたのですが、東名の岡崎インターを過ぎた辺りでタイヤがパンクして大変でした。朝から運転していると妙にハンドルががたがたするなぁと思っていたのですが、まさかいきなりパンクするとは・・。大事にならなくてよかったです。

本線上でタイヤ交換するのはちょっと怖いのでロードサービスを呼んだのですが、道が混んでいたとかでなかなか来なくて退屈していました。お客さんのところには遅れるし、散々です。

 

先日、事務局をやっています三河トコ豚極め隊の活動の一環として、山梨県のと畜場の見学へ行ってきました。長野県のお客さんの養豚農家がこちらへ出荷しており、紹介して頂きました。なぜ、ブランド化勉強会である「三河トコ豚極め隊」でと畜場の見学をするかというと、と畜場での取り扱いがブランド化に大きな影響があるからです。

畜産農家が生産した動物はそのまま消費者に販売することができません。と畜場でと殺する必要があります。しかし、と殺しただけでは枝肉という状態であり、一般消費者はもちろん、スーパーやレストランにも販売することはできないです。

豚肉は枝肉になった段階で「格付け」と呼ばれる評価を受けます。この格付けというのは野菜や果物で言うところの規格のようなもので、一定の大きさや脂の厚さであることが求められます。

たとえば、格付けが悪くなる一番多い理由は「厚脂」です。これは読んで字のごとく脂が厚いということで、肉として使用する部分が少ないので格付けが悪くなり、結果として取引価格が下がります。ところが、この厚脂の肉の方が、実は味がよいことが多いのです。

 

また、枝肉はたいてい肉屋さんが購入します。そのため、どうしても赤身の割合が高い肉の評価が高くなる傾向になってしまいます。山梨のと畜場は、場内で肉の加工を行っており、しかもその費用が非常に安価です。このため、生産者が自らの肉をと畜場で精肉まで低コストで加工することができ、自ら販売することのハードルが低くなっています。

そのほかにも、細かい注文もいろいろと受け付けていたり、搬入時間の縛りがすくなかったり等々、いろいろと優れた点がたくさんありました。

 

私もと場見学は2回目なのであまり詳しいことはわかりませんが、と場によってさまざまな違いがあることはよくわかりました。百聞は一見にしかずです。本当なら会のメンバーにこちらへ試しに出荷して欲しいと思うところですが、1つの問題は、愛知県からは結構遠いという点です。4時間近くかかると気軽に持ち込むことができないですね。