エコフィードの破砕機

毎回書いていますが、今日も暑い一日でした。午前中は肥料の配達をしていたのですが、自分はトラックに乗っていてお客さんに散布してもらうという殿様商売をしていました。なんにせよお買い上げありがとうございますm(__)m

 

午後は豊橋のとあるメーカーへ行き、粉砕機のデモを見てきました。たかが粉砕機、されど破砕機。エコフィードを手がけていて一番苦労しているのがこの粉砕機の選択です。世の中には様々な種類の粉砕機がありますが、どれも一長一短で全てを満たすのが無いですね。

まず、食品系廃棄物といっても非常に多岐にわたっています。今、当社で使用している破砕機は遠心力を利用してたたきつけるようにして粉砕する機械ですが、これは割と万能ですが、それでも長い繊維質のものは粉砕できないという欠点があります。たとえば、ネギ。これが切れなくて長いままで出てきます。特にやや乾燥してしまったものは切れません。

あとは、デンプン質のものも粉砕できません。うどんなどを多量に入れると中で練ってしまい塊になりモーターに負荷がかかりすぎて止まってしまいます。

ただ、この破砕機のよい点は、壊れないという点です。食品リサイクルをすると悩まされるのは異物混入。ボルトとかベアリングとかはたまた包丁まで考えられないものが混入します。この破砕機、どんなものを入れてもまず壊れません。ただ、異物を噛み込むと取り除くのが結構大変だったりします。

こういう繊維質とかデンプンの塊は二軸剪断式破砕機が得意とするところです。ところが、この二軸剪断式破砕機はやたらに高価です。そして、異物に対してきわめて弱い。これは結構致命的な欠点です。

 

以前、テストでポンプに粉砕機能がついた物も使用しました。ところがこれも異物に弱く、ベアリングの咬み込みで刃が欠けて使用を断念。使用している現場では金属探知機を入れてガードしているそうです。金属探知機入れるにしても、簡単に壊れるようでは困りますね。

 

今日見に行ってきたのは、一軸スクリュー押し出しタイプの破砕機です。これも割となんでも処理できますし、構造がシンプルなので壊れにくいのはいい点です。もうすこし価格が安ければ言うこと無いかもしれませんが。とにかく、修理で振り回されるのはもうこりごりです・・。