リサイクル施設の投資と補助

ただいま関東方面出張中です。今回の出張では生まれて初めて東武伊勢崎線と京王線に乗りました。だからどうというわけではありませんが・・・。

今回の出張は色々盛りだくさんです。予定の1つに同業の堆肥化施設の見学があります。堆肥化って奥が深く、プラント毎にやり方が全く違いますので見学すると色々と参考になります。

リサイクルの施設運営で重要なのは、プラントの設備投資をいかに抑えるかと言うことです。って、当たり前と言えば当たり前の話です。どんな業種でも設備投資が少なければ儲かる話です。ただ、リサイクル施設の場合、原料は処分費用をもらって受け入れるケースが多く、原料を購入する場合でもたいした金額にはなりません。ので、原価の多くを占めるのは設備投資の減価償却と人件費です。効率的な投資を行いすくない人間で運営することがプラントの運営において不可避です。

 

当社も参画している豊川宝飯地域農業研究・普及協議会がこのたび愛知県の補助事業の採択を受けました。これは、地域全体となってリサイクルを推進する仕組みに対して施設整備の補助を行うというものです。今回の補助採択を受けて、当社も一部施設の整備を行うことになりました。先の話で設備の減価償却費用の割合が高いわけですので、当然その設備投資に関して補助が出れば損益分岐点がぐっと下がる・・はずなのですが計算を色々してみると大して儲からないのがあな不思議なところです。

結局、食品リサイクルは注目を集めていますし、これから必要とされる事業ですが、そんなに儲かる仕事ではありません。お盆もずっと仕事していたら近所の人からすごく儲かっていると勘違いされるのが目下の悩みですねww