日本人の栄養バランス

30代も半ばを過ぎて太りやすくなってきたので食べるものにはかなり気をつけています。1日の摂取カロリーがだいたい2000kcalぐらいになるようにしていますが、それでもこの頃飲みに行く機会が多くてどうしてもカロリー摂取量が増え気味です。結果は如実に体に出ますね。
エコフィードを取り扱ってる業界の人間が集まると、日本人の食べているものは脂肪が多すぎだと言う話題がよく出ます。豚は消化器や代謝が人間と割とよく似ているのですが、脂肪が多い飼料を与えてぶよぶよになった豚を見ると(当社のお客様のところではまず見ないですが)恐ろしくなりますね。
太るのが嫌と言うこともあるのですが、零細企業なので私の健康は会社の将来に対する最大のリスクだと思っていますので健康には気を遣っています。リスクを最小化するため、人生のクオリティーを上げるために食生活のバランスは重視しています。前述の摂取カロリーもですが、夕食は一汁三菜を守り、1日30品目の食品を取ることを目指しています。
統計的にはガンの発病には食生活のバランスが非常に寄与していることが知られています。栄養バランスと適度な飲酒量、たばこを吸わないことは健康維持の第一歩です。
 
いつも不思議に思うのは、放射能を気にしている人は非常に多いにもかかわらず、食生活のバランスを気にしている人は驚くほど少ないと言うことです。栄養バランスの重要性は小学校の時の家庭科でも習うと思うのですが・・。確率論から言うと今のレベルの放射能汚染なんてタバコや暴飲暴食に比べれば非常に矮小です。太っている人が放射能汚染を気にしているのは、飛行機事故が嫌で車に乗って事故に遭うようなものです。
また、食品添加物を問題にする人も多いですが、少なくとも健康に悪影響が出るということが公的に認められたものは食品添加物に使用できませんので、健康に悪影響がでると認められている栄養バランスの乱れの方が影響は間違いなく大きいわけです。
矛盾するようですが、私は食品を購入するときにできるだけ添加物の入っていないものを避けています。添加物の影響を気にしているのではなく、添加物の多い食品は味が濃かったり油が多かったりするものが多く栄養バランスがよくないことが多いこと、また、そういった食品はなによりも美味しくないことが多いからです。いい素材を使ってしっかり調味したものはシンプルな材料でおいしい食品になります。
生活の上でリスクはできるだけ低減する必要はありますが、最大のリスクからやっつけていかなければ意味がありません。品質管理、マーケティングなどではABC分析と言われる重点項目の洗い出しが行われますが、生活においてもリスクの重要度に応じて対策を行うことが必要ではないかと思います。
栄養バランスのよい食事って、食べても美味しいですよ。

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