エコフィードのハンドリング

今月も書類作成と営業活動、出張で忙しい毎日が続いています。12月は今のところあまり予定が入っていないのですが、だいたい毎月初めになると予定が埋まってしまい身動き取れなくなるのがここ1年ぐらいの状況です。ちょっとやらなければいけないことがたまってきているので何とかしなければいけないのですが・・。
 
というわけで、今日も営業活動にいそしんでいました。お客様のところにエコフィードのテストです。今日はリキッドフィーディングの原料にパン生地を使う試験をしてきました。
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パンはエコフィードとして活用されており、肉質もよくなるためかなりの人気です。しかし、パンの原料であるパン生地は取り扱いが難しいためあまり利用されていないのが現状です。
パン生地は酵母が含まれているため、夏場は発酵が進みやすくすぐに膨れてきます。容器からあふれ出たり、容器にへばりついたりして取り扱いが面倒なのでなかなか使用が進まない訳です。粘りがあるものは普通の配合飼料の様に取り扱えないので敬遠されます。
リキッドフィーディングでしたら混ぜてしまえば取り扱いには問題ありません。しかし、リキッドフィーディングでもパン生地に含まれる酵母が問題になることがあります。条件が整うと急激に発酵するのでタンクからあふれたり配管にエア噛みしたりします。
一方、発酵している生地は酵母の働きでアルコール分が生成されるため、カビが生えにくいというメリットもあります。上手く使えば価格も安くいい材料であることは確かです。
 
エコフィードは様々な種類の原料がありますが、取り扱いがちょっとやっかいだったりすると相場が低くなります。飼料コストを抑えるための方策として、ちょっと工夫をして取り扱いが難しいものを上手く使うことが重要かと思います。