トコ豚極め隊の見学会

土曜日は事務局をしている三河トコ豚極め隊の見学会を行いました。半田にあるブリオという肉屋さんへ行きました。ここは、養豚生産者が直接経営している肉屋さんです。実は、養豚生産者が肉屋を経営して、そして軌道に乗っているのはとても珍しいかったりします。というわけで、我が極め隊でもブランド化、販売戦略の参考にすべくお邪魔した次第です。

いろいろとお話しして印象的だったのは、

1.経営についてきちんと考えている。投資をするときには投資回収を考えて行い、売上増をどうやって行うかを常に検討している。

2.利益率をどうやって上げていくかを常に考えて行動している。

ということです。具体的には、肉を売るときにロスになりがちな部分を、食べ方をきちんと説明することによってきちんと売り切る。対面販売を活かしてお客さんの要望に答える、マスコミに積極的にアピールを行う等々です。

どれも当たり前のことですが、中小企業の経営者の皆さん、ちゃんとできていますか?PLだけでなくBSを見て、減価償却をちゃんと引き当てていますか?

えらそうなこと書いてしまいましたが、自分も思い当たるところ多々、反省をする毎日です。

養豚農家は平均的に経営規模が大きく、回すお金が多いです。愛知県で一般的な規模の養豚農家は母豚飼育頭数300頭ぐらいですが、年間出荷頭数になると6000頭、売上では1億以上です。これでも家族+パート数名でこなせてしまいますが、投資金額が大きいので一歩間違うと大事です。経営はどうあるべきか、いろいろ考えさせられる見学会でした。

学会

今日は母校の名古屋大学で行われた肥料の学会へ出席してきました。

卒業してからはあまり行くことが無くなり、キャンパスは4年ぶりくらいです。なんか食堂がすごくおしゃれになっていて驚きました。しゃれたカフェとかもあるし、スターバックスまで。女の子はみんな今風で感心しました。自分が学生の時は女の子はあんまり化粧っ気もなくて金城学院(地元のお嬢様学校です)の子が化粧ばっちりなのに差を感じていたものですが・・。ま、15年も経つといろいろ変わるものですね。

で、肝心の学会ですが内容ももちろん参考になるのですが、たまには研究の手法に触れることは思考の整理や組立のために必要だなと感じました。理系のロジックは論文や学会で培われているのだと思いますね。

あと、今回の出席者はほぼ大学、行政研究機関です。肥料関係の民間事業者もたくさんあるのにこういった場所にあまり来ていないのはちょっと変ですよね。肥料ってすごく奥が深いので、勉強をすることはたくさんあると思います。世間の食品リサイクルの堆肥化事業者ももっとこういう場で研鑽を積んだ方がいいのですが・・。

ロッセ牧場

なんか急に寒くなりましたね。1月前まで半袖でも暑い位だったのが嘘のようです。

今日は高山市にあるロッセ農場へ行ってきました。ここはその筋(どんな筋?)には有名なところで、食品リサイクルして豚を飼育しています。

Pb030661 農場の景色

第一印象ですが、高原にあるのでとても寒かったです・・。紅葉がきれいでした。

今回は豚舎内へ入れませんでしたので、エサの工場だけの見学です。農場内へ立ち入るためにはシャワーを浴びて服を全部着替えなければ行けません。この時期のシャワーは寒いです。

Pb030660 エサのタンクです

システム自体は当社のお客さんとおなじドイツ製の機械ですので、良く理解できました。エサの情報について意見交換をして今日の見学は終了です。

しかし、高山の更に奥にあるので結構な距離ですね。今回は車で行ったのですが、ほぼ休み無しで3時間半です。時間的には東京や金沢と同じくらいの感覚です。しかし、「エコ」の見学に行くのに1人でガソリンを消費して行って良かったものだろうかとつらつら考えながら運転していました。例の高速1000円乗り放題のせいで車のほうが全然安いんですが、やっぱり1人で荷物もたいしてないと罪悪感がありますね。ま、帰りは高山で日本酒一升瓶で買ってきたので荷物は増えましたがw

サツマイモの収穫

今日はちょっと早く会社を出てインフルエンザの予防接種をしてきました。まあ、効いているんだかよくわからない予防接種ですが、理系人間なので統計的に有意差があるものはやることにしています。

話がそれますがたばこを吸っている人が「自分の周りではたばこを吸っていてもみんな長生きしている」みたいなことを言っていたりしますが、たばこは統計的に明らかにマイナスですので、自分の周りだけで判断してはダメです。自分の周りだけって言う少ないサンプル数では何とも言えないですよね。品質管理の手法などを理解している人なら理解してもらえると思いますが・・。

昨日は当社の肥料の実験をしている家庭菜園でサツマイモの収穫をしてきました。雨が降りそうでしたがなんとか持ちました。

Imgp3987 3m2ぐらいでこんなに収穫できました。

収穫した芋は早速ふかして食べてみました。

Imgp3992 ふかし芋

肝心の味ですが、やや水っぽいです。原因として、畑が粘土質であったこと、このところ雨が多かったこと、畝が低かったことなどが想定されます。当社の肥料はおそらく原因でないと思いますwやっぱりイモは砂地で作るべきですね。

pH計の校正

今日は台風が近づいてたくさん雨が降りました。8月、9月は雨が少なかったのですが、このところ雨が多い東三河です。

雨の中休日出勤して雑用をちょこちょこしていました。土曜日は電話もお客も少ないので、仕事がはかどります。

今日はpHセンサーの校正もしました。リキッドフィーディングではpHはとても重要です。pHが低すぎると嗜好性が落ちます。pHが高いと大腸菌などの増殖の原因となります。だいたい、pH3~4ぐらいが適正です。いまリキッドフィーディングの原料として中心に扱っているジャガイモの皮(ポテトスチームピーラー残さ)は排出元工場でギ酸を添加してpHを下げているのですが、緩衝能が微妙に変わるらしく添加した後のpHが若干変動します。当社で処理する際にもpHを再度測定して、もしpHが高いようならギ酸を追加で添加しています。

最近入荷したもののpHが高かったのでpHセンサーの校正をしたら少しずれていました。このためpHが若干高い値を示していたようです。もう少しまめに校正しなければと反省した次第です。計量証明事業所などでは毎日校正していますが、当社ではとくに証明書出すわけでもないのでなおざりになっていました。本当は品質管理をしっかり行わなければ行けない現場でこそ校正をマメにしないといけないんですけどね。ISO9000ではこういう計量器の管理にはうるさく決まりがありますが、それなりに意味があるものだと改めて思いました。

メッセなごや

今日は名古屋のポートメッセ名古屋で行われていたメッセなごや へ行ってきました。今日の名古屋はとても寒く、開場まで震えながら待っていました。

で、朝一から3時くらいまで展示を回っていたのですが、結構盛況でした。ただ、面白い展示はごく一部ですね。トヨタの関連会社のブースがたくさんあるのですが、自動車のカットモデルをただ展示してもしょうがないですよね。それよりも町工場が出している新しい樹脂の成形技術とかのほうが興味深かったりします。

それよりも更にひどいのが銀行のブース。あきらかに名古屋商工会議所(←主催)へのお付き合いとして出展している感がありあり。支店の屋上に太陽光パネル置きましたとかそんなレベルなら出さない方がいいと思いますね。環境関連の会社へは優遇金利とか、本業に絡めた展示を出して欲しいと思います。

しかし、当社のような零細企業は些細な展示会でも出展費用に対し常にコストパフォーマンスを気にしているのですが、そういうことを気にしているように見えない自動車メーカーや銀行は余裕あるなと感心しますね。

メッセなごやの根本的な問題は客層を絞り込めていないところかな・・と思いました。

ところで、メッセなごやもマスコットがあります。

Messekunthumbnail2_2 メッセくん

ゆるキャラと言うより、キモキャラと言った感じです・・。日本人はマスコット好きですよね。

飼料米について

急に寒くなりましたね。今まで暖かかったので寒さが身にしみます。寒くなってくると水や肥料を扱う仕事では手荒れが多くなります。前職では下水を扱っていたのですが、あれが手に付くとホントにあれるんですよね。もちろん普段はゴム手袋していたんですが。

今日は飼料米の話です。当社でも飼料米を取り扱っています。とは言っても、流行の減反に対応して作っている飼料米ではなく、流通倉庫などの不良在庫などで廃棄されるものなどを買取しています。世間ではあまり知られていませんが、こういった商品はかなり流通しています。米だけではなく、小麦、コーンスターチ、米粉等々。変わったところでは大豆タンパクとか。

ただ、こういった商品の価格は非常に安いです。そもそもトウモロコシの値段が末端で30円/kgしないわけですから、それより高くてはまず売れません。飼料米も同様です。1kg30円ぐらいが限界です。

一般的な米は、生産者が販売する価格で1kg200円です。これをコストダウンすると言ってもいくら多収米でも限界があります。いまの穀物市況からいうと、飼料米が採算に乗るためには生産した米を一旦買い上げて、買い上げ金額を無視して30円/kgで販売する・・ぐらいのことをやらないと無理でしょう。

また、米はエサとしてあまり扱いがいいものではありません。豚の場合、生の米粒では消化できませんので、破砕処理や加熱処理が必要です。鶏は消化できるのですが、卵の黄身の色が白くなります。黄身の色は黄色くないと売れませんので、飼料米を使ったときはパプリカなどの色素を入れてやる必要があります。そんな手間をかけるなら・・となかなか米を使ってもらえません。

以前より何回か書いていますが、日本の(カロリーベース)の食物自給率が低い一番の理由は、日本の畜産が海外の安い穀物を使って育てる仕組みになっているからです。農水省もそれはよく知っているので食品リサイクル法では飼料化を優先すると言うことになっているのですが、従来採算ベースに乗っている部分は既に食品リサイクルが進んでいるわけであり、ちょっとぐらい施策を行っても価格競争力がないためエコフィード普及が進むはずないですね。

愛知県農業試験場

今日は長久手にある愛知県農業試験場へ行ってきました。今、地元のひまわり農協と実施しているリキッドフィーディングの実験を試験場で行っているので、豚の様子を伺いに行ってきました。

Ca360058 実験中の[E:pig]

非常に調子は宜しいようでした。美味しそうにもりもりエサを食べていたので嬉しかったですね。

来月ぐらいから当社の分担分が増える見込みです。忙しくなりそうですが、がんばりたいと思います。

信金の展示会

今日は豊川信金の展示会に参加しています。午前中はプレゼンがありました。20分という長い枠でしたので余裕こいてやっていたら時間が足りなくなって大変でした。

展示会に参加すると、よくプレゼンするのに一言一句全て下書きを書いてそれを読んでいる人がいますが、あれはやめた方がいいですね。私はいつもかんたんなメモを書く程度にしています。

今日はあらかじめプレゼンの内容を印刷してそれを見ながらでしたが、先月したときは紙を印刷して置くのを忘れてプレゼンする前に内容を見直すことが出来なくなって焦りました。場慣れ過ぎるのも考えものですね。

びわ湖メッセ

今日は滋賀県の長浜で開催されているびわ湖メッセに行ってきました。どーでもいいことですが、なんで「びわ湖」なんでしょうね。琵琶湖は常用漢字じゃないからでしょうか。

思ったよりこぢんまりとしていたので昼に会場を切り上げて今は帰り道の途中です。しかし、環境関連の展示会はいつもかなりの盛況ぶりですが、その割にベンチャー企業が多い気がします。(当社もしっかりベンチャーですが・・)

思うに、環境関連って注目を浴びていますがその割にマーケットがそんなに大きくないので儲かっている会社が少なくベンチャーがあふれているんじゃないかなと思います。これは私の持論ですが、本当に儲かっているのは「え、そんな仕事があるんだ」っていうのをこっそりやっている会社だと思いますね。

こんなことを書いていたら、何年か前、九州に帰省したときに連れて行かれたスナックで、友人が店の女の子に「この人ベンチャーの社長」って紹介したら「ベンチャーってなに」って言われて絶句したことを思い出しました・・・。