お見舞い申し上げます。

今日は一日休みでした。よく考えると一日休みというのは4ヶ月ぶりぐらいかもしれません。おかげで体調不良はすっかりよくなりました。


にしても、なんか地震は大変なことになっていますね。

私は1年ちょっと前に宮古に旅行に行ったのですが、そのとき防潮堤が立派なので感心した覚えがあります。ものすごい高さのが集落全体を覆っていました。地震の後、あの防潮堤がある集落なら大丈夫かと思っていたら、テレビのニュースでちょうどそこが写っていて防潮堤を乗り越えて集落はほとんどなにも残っていませんでした。絶句です。

被災地ではまだ電気の普及が十分ではないようです。今の畜産は電気がないとなにもできないです。(エサも水もやれなかったりする)生き物相手なのでとても心配ですね。北関東では鹿島港の被災で配合飼料が入荷しなくなっているようです。

愛知県はほとんど直接的な影響はありませんでしたが、お客さんの食品工場は北海道からジャガイモが届かなくなっているようです。当座は在庫でしのぐようですが、月曜日から業務に影響が出る可能性があります。連鎖的に当社の業務も止まる可能性が出てきました。


とりあえず復興に際して当社でできることは何もありませんが、ささやかに募金でもしようかと思っているところです。

決算

最近、ブログのアクセスを見るとiPhoneがかなり増えています。Androidもちらほら。スマートフォンが増えているのを実感しますね。そろそろ自分もスマートフォンにしようかかなり悩んでいます。

昨日は決算の申告書類を税務署に提出してきました。当社は12月末決算なので、2月末までに申告しなければ行けません。いろいろとサボっていたらぎりぎりになって慌てて持っていきました。自分で持っていくとわかるのですが、受付の時に全然チェックしないんですよね。まあ、その場で申告内容をチェックしだしたらきりがないので当たり前ですが、書類が揃っているかどうかも見ないのはちょっとなんですね。

今日は夕方すこし時間が取れたのでメールのチェック、返信をして決算内容を改めて見て、そして気分が滅入りましたw もう少しがんばらないといけないなと反省しきりです。提出してから決算内容を精査するっていうところが根本的に誤っていますが。

しかし、起業する前には決算書見てもちんぷんかんぷんだったのが、今はちゃんと決算書見られるようになったのは未熟な経営者ながらすこしは成長しているということでしょうか。まあ、決算書が読めるのは必要条件であり十分条件ではないですけどね。とりあえずうちの会社はもう少し売上をあげなければということで、あちこちマメに営業をしています。

この仕事、引き合いが来てから成約までの時間が長いことが多いんですよね。下手すると1年とか2年とか。先を見据えて経営をする必要があります。

今日は1年以上前から営業していた会社とささやかな取引が始まることが決まり嬉しく思っています。この調子でがんばりたいですね。

産廃問題研究会と税務

最近暖かくなりましたね。寒暖の差が大きいのでなんか調子が狂います。

先週はものすごーく忙しかったです。忙しいにもいろんな種類があるかと思いますが、先週はなんか予定がみっちり入っていてほとんど余裕がない感じでした。分刻みのスケジュールというと大げさですが、出かけることも多く会社にいる日には来客がたくさんあって現場の仕事もみなければいけない・・といった感じでした。おかげで週末も出勤になって昨日今日と現場仕事と書類作成、荷物の発送に追われていました。貧乏暇無しとはまさにこのことです。

昨日は従業員は休みでしたが私は出勤してエサの詰め替え作業と電気工事をやっていました。普段工場の営繕をする暇が無いのでどうしても土日工事が多くなりがちです。土日は土日で忙しいのでやらなければ行けない改修工事がどんどん貯まっていく・・って感じです。

おかげでブログの更新もすっかり怠ってしまいました。なんかグダグダ書いているように見えるかもしれませんが、実は結構推敲を重ねているので案外書くのに時間がかかっています。とくに廃棄物の法律関連の取り扱いに関して書くときにはかなり慎重に言葉を選んでいるので30分以上かかることもあります。まあ、文章が長すぎるという話もありますが。小学校の時に原稿用紙数枚の読書感想文書くのに苦労していたのが嘘のようですね。とりあえず、日曜日の夜になってようやくブログ更新の時間が取れました。

先日は前回に引き続いて「産廃問題研究会」を実施しました。要するに飲み会です。忙しいと言っている割には飲み会だけはしっかり行っていますね。飲み会に行くから忙しいという話も。

今回は公認会計士の宮崎陽平さんを交えて財務についても討議を重ねました。場所はは名駅のスペイン料理のお店、バルイスパニアです。。ここに行くのは3回目ぐらいですが、ホントに食べ物美味しいです。特にチーズは絶品です。

食べ物の写真を撮り忘れましたのでデザートの写真です。

P2240937 フレンチトースト

P2240938 プリン

男4人でデザートをつつく図、微妙ですね・・。デザートも美味しいですが、チーズやパイほどの感動はないです。

で、打合せ内容はあまり産廃のことにならずに主に税務についての内容でした。知らなかったのですが、個人事業主は交際費は100%損金算入できるんですね。道理で知り合いの自営の人はやたらに領収書切っているわけかと思いました。

あと、産廃業者にも多いそうですがなぜか会社から個人への所得移転を多くする人がいるそうです。個人所得が多くなると税金や社会保険料が大変です。上手にやっている人は家でも車でもみんな会社の名義にしているみたいですね。

宮崎さんは会計についての適切な指摘があるので感心します。税理士も「税金をたくさん納めるのがエライ」みたいな人が案外多いです。脱税はいけませんが、節税は大事ですね。うちの会社も早く税金対策で悩むぐらいになりたいものです。

フーデックスの準備

今日は浜松でプレゼン。浜松までは車で1時間弱。ちょっとしたドライブです。プレゼンの内容はエコフィードと当社の取組についてです。約1時間のプレゼンでしゃべり疲れました。1時間ぐらいのプレゼンで疲れているようではまだまだかなと思います。

その後は田原の群類畜産さんのところへ行ってきました。今日はエサの話ではなく、来週行われるフーデックスの出展についての打合せです。群類畜産鈴木さんが隊長の「三河トコ豚極め隊」として出展します。今回はささやかな展示ですが、そのための準備が色々とありばたばたとしています。

田原から戻るともうすっかり夜になっていました。今日はトータル移動時間3時間、約120km。田舎の仕事は移動時間が長いです。

というわけで、このところ毎日忙しくしています。来月も予定がだいぶ埋まってしまいました。

TwitterとiPhone

今日は午前中は会社で切り返し、午後は自宅で書類作成しています。今からもう一回会社へ行って書類の整理をする予定。なまじ会社が近いとちょこちょこ休日出勤してしまうのが難点ですね。サラリーマン時代は休日出勤はとても嫌だったのですが(好きな奴はいないかw)、会社経営するといろいろ気になって会社に出てしまいます。「社長と副社長の差は副社長と平社員の差より大きい」ってどっかで見たのですが、ホントに「社長」になると違いますね。

右のサイドバーを見て頂いてわかるように、最近Twitterを始めました。「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」っていったところです。最初は取っつきにくかったのですが、ちょっと触っていると確かに結構面白いですね。「仕事に役立つかも」という下心が無いわけではないですが、とりあえずいろいろと情報収集することにしています。たまにつぶやいていますのでフォロー頂けると幸いです。

とりあえずTwitter始めたからにはと思い、有名どころの勝間和代あたりをフォローしてみたのですが、この人のつぶやきはつまらないですね。本は読んだこと無いのですが、この人ホントに仕事できるのかなと疑問に思います。マッキンゼーに勤めていた人からの噂では仕事は全然ダメダメだったららしいですが。

昨日石川県で口蹄疫の疑いが出たときにはWebよりも先に情報がでていましたので、こういうときには便利なものだと感心しました。

とりあえずTwitterを始めるとスマートフォンが欲しくなるのは確かですね。でも、果たしてスマートフォン買って月々5000円もパケット通信料を払う価値があるのか疑問なので今のところ様子見です。自分の周りでもiPhone多いですが、どうもパケット通信料に見合うだけの活用をしている例が少ない気がします。飲み会でiPhone持っているのに店の場所がわからず電話かけてきたり、ググればすぐわかることを聞いてきたり。電車の中でもゲームに使っている人が多い気がしますしね。スケジュール管理とTwitterの為だけには高価すぎる気がします。

しかし、ソフトバンク孫社長がTwitter勧めるのは理にかなっていますね。商売上手に感心します。

食品副産物と食品リサイクル法と食糧自給率

最近、新規の仕事が決まりました。みりん粕のリサイクルです。みりん粕は乾物50%、つまり水分が50%ですが、非常に高タンパクです。現物当たりでタンパク質が30%、つまり乾物換算すると60%がタンパク質です。当社が扱っているものの中で一番高タンパクです。非常にいいものですのでもちろん有価物として取り扱っています。

ところで、この仕事頂いたときにお客さんが「食品リサイクル法の報告しないと」と言われていました。はて、食品リサイクル法でみりん粕まで報告する必要あったっけ?と思い条文を確認したら、食用にできないものは全て食品リサイクル法でいう食品廃棄物に該当するんですね。不勉強なことがまだまだたくさんあります。反省する次第です。

そうすると、米ぬかや大豆油かす、コーングルテンフィードなど一般的に飼料に使われているものも該当してしまうことになります。いままできちんとリサイクルされているにもかかわらず報告義務が発生することになり、結構大変なんじゃないでしょうか。

今、飼料の自給率が低いことが食糧自給率を引き下げている原因として言われています。その低い飼料の自給率ですが、一応国産原料とされている大豆かすやコーングルテンフィードは元をたどれば海外原料です。こういったものを除外して真の自給飼料だけを見ると本当に低い割合しか供給できていないと思われます。

もし食糧危機が起きたら海外原料に頼った食品製造業、たとえばデンプンや砂糖、植物油などの工場は立ちゆかなくなります。そうすると、当社の仕事も無くなってしまう訳です。いくら食品リサイクルをしても自給率向上には寄与しない計算です。食品リサイクルの目的を鑑みると難しい問題ですね。

食料価格の高騰と炭素税

最近、食料価格の上昇に関するニュースをよく見かけるようになりました。エジプトの混乱の原因の1つは食料価格の上昇もあるようです。

ただ、不謹慎なようですが食料価格の上昇はリサイクルビジネスにとっては追い風です。当社が扱っているエコフィードの分野でも飼料価格が上がるほど引き合いが増えます。いくら製品の質に自信があっても、結局お客さんから見ると所詮は再生品なんですよね。プラスチックでも鉄でも燃料でもリサイクル品がありますが、ヴァージンのものよりも高くなることはありません。

日本は資源が少ない国ですので、リサイクルに対する気運は高いですが、現代社会はグローバル化が進んでいて海外から非常に安い資源がたくさん流入してきています。海外から資源が入らなくなれば自ずからリサイクルが進みます。つい数十年前まで人糞が有価物としてリサイクルされていたわけです。江戸時代は火事があると燃え残りからみんな競って釘を集めたそうです。暴言かもしれませんが、リサイクルに必要なのは資源高です。

そういう意味でリサイクルに対する各種施策が行われていますが、そういった施策よりも海外からの資源に対して課税すれば間違いなくリサイクルは進みます。燃料分野で言えば例えば炭素税などは有効な施策だと思います。

ただ、新しい課税は今の世の中難しい部分もあるかと思います。ここで大胆に政策提言をしてみたいと思います。たとえば、燃料分野で言うと、今はガソリン税や軽油引取税など様々な税金がありますが、これを全部炭素税に一本化してしまい、更に消費税もやめて、廃止した税収=炭素税の税収となるように炭素税の税率を決めるべきです。エコカー減税でCO2排出量が減る可能性はほとんどありませんが、こういう税制を行えばリサイクルだけではなくリデュースが進むのは間違いないでしょう。本気でCO2を25%削減する気があるならこれぐらいのことをやらないと無理でしょうね。

多分、今後資源高が進めば新しい税金をかけなくても同じ事にはなると思います。でも、資源高になってから対応するよりも高くなる前に耐性をつけておくことが必要だと思いますね。

2.11追記

私は何でもリサイクルすればいいという考えを持っているわけではありません。でも、日本はガソリン税が高かったから数年前の燃料高騰の時のガソリンの上昇率はアメリカより低かったわけだし、ガソリンが高いから燃費の良い車も多いわけです。中長期的に見ると資源の上昇トレンドは揺るぎないわけですので、今から値段を上げておくことが吉だと思います。トータルの税負担が変わらなければ、資源を浪費している人が負担することになる訳なので公平ですしね。

産業廃棄物の許可申請

なんか気候の変化が大きいので体調管理が大変ですね。昨日少し風邪気味かなと思っていたのですが、なんとか悪化せずにすみそうです。

最近は忙しい日が続いています。ホームページのSEO対策が効いたのかどうかよくわかりませんが、このごろホームページを見たという問い合わせがすごく多くなってきています。そういう人たちがこぞって工場見学を希望するので、今月はすでにほぼ予定がみっちり埋まってしまいました。

土曜日はちょっと遠出をしていました。某県の畜産農家が産業廃棄物の処分業許可申請をしたいということで、詳しい話を聞きに出かけていました。当社では最近コンサル事業に力を入れており、産業廃棄物処分業の許可申請や堆肥化のプラント設計などのお話しからメタン発酵までいろんな引き合いが増えています。問題は話だけでなかなか売上に繋がらないことが多いのですが、直接すぐに売上に繋がらなくてまあそのうち人脈が生きることもあるかと思いお話を聞く次第です。

今回の案件、立地条件と某県の条例と指導要綱を確認したところ、許可の取得は十分可能性がありそうでした。飼料化を含めて産業廃棄物処理の許可を取得するのになによりも障害になるのは近隣の同意です。有価物でエサを作っている限りはなにも問題ないのですが、原料が同じでも産業廃棄物になると印象がなぜか悪くなります。産業廃棄物って名前は世間の印象が非常に悪いです。工場などの勤務経験がないと、産業廃棄物ってなにか別世界から来た悪の根源の様に思う人が多いようです。実際はそういう人たちが普段食べているものを作るときに出る廃棄物なんですけどね。

あと、最近多いのがプレゼンの依頼です。プレゼンは非常に有効なPRの場ですので積極的に行うようにしているのですが、来月は1時間半のプレゼン。エコフィード関連の話をする予定ですが、資料を作るのが嫌でいまからすこし憂鬱です。何よりも慢性的なアレルギー性鼻炎なので1時間半話してたら間違いなく鼻づまりなのが問題だったりしますw

浜松の展示会

今日は一日浜松の展示会でした。懇親会があり酒を飲むこともあって電車で行ったのですが、自宅→豊橋の名鉄が遅れて豊橋駅でのJRへの乗り継ぎがぎりぎりに。名鉄→JRは通常改札無しで乗り継げるため乗り継ぎ時間短くてもいいのですが、名鉄でプリペイドのカードを使うと出札処理か一度改札を出ないといけないため結構面倒です。今日は2分弱で名鉄降りる→走って階段登る→改札出る→スイカで再入場→ホームへ降りるを実現しました。パソコン入れた重いカバン抱えてだといい運動になります。

にしても名鉄って少し遅れすぎですね。朝晩はたいてい3分ぐらい遅れている気がします。ダイヤに余裕がなさ過ぎなんですよね。

展示会では一件成約に繋がりそうな話がありちょっとほっとしました。焼酎の絞りかすをなんと焼却処理しているとのこと。現状かなりの費用がかかっているはずです。うちでは焼酎粕の絞ったものでしたら買取していますので、お客様にとってすれば相当なコストメリットが出るはずです。いまの収集運搬業者ももう少しお客さんに提案すればいいのに・・って思いますね。いろいろリサイクルする手段あるのに。

今回は出展料が5万円するので元が取れるか心配でしたが、思ったより来場者も多くまあまあの感触です。明日一日がんばります。

名古屋の人も案外知らないのですが、東三河から浜松は東三河から名古屋より近く、経済交流も盛んです。当社もかなり静岡県のお客さんがいらっしゃいます。今月はあと何回か静岡県に行く予定です。

畜産農家のビジネスモデル

今日は午前中ひまわり農協でのリキッドフィーディング協議会の打合せでした。当社もいろいろと原料を供給しているのですが、実験結果はわりといいようです。「わりと」というのは、どうも統計的にははっきりしない程度ということですw

午後はお客さんの養豚農家をまわりました。今日は良く晴れていたので渥美半島を気持ちよくドライブしてきました。晴れているときの渥美半島は景色がいいです。渥美半島を走っていると畜産農家がたくさんあります。ようやく沈静化してきた鳥インフルエンザや、昨年の宮崎のような口蹄疫などの発生が起こると密集しているだけあって心配ですね。

ところで、今回の鳥インフルエンザが発生した豊橋市の農場は15万羽程度の規模だったようです。知らないとすごく大規模のように聞こえますが、今の日本の養鶏農家は非常に規模が大きくなってきており、15万羽というのはまあ普通の大きさです。私の知り合いの豊橋の養鶏農家は100万羽飼育しています。

何故こんなに規模が大きいかというと、それは日本の畜産のビジネスモデルが1つの原因です。今、日本の畜産では飼料費が原価に占める割合が非常に大きくなってきています。養豚では原価の60%が、養鶏では70%が飼料代とも言われています。また、養豚、養鶏では豚舎、鶏舎にかかる費用も非常に大きくなっており、減価償却費も原価の10%程度かかります。つまり、労務費の比率が非常に低くなっているということです。これは、換言すれば外部からの購入資材の割合が高く付加価値率が低いと言うこととなります。

付加価値率が低いが故に、大規模化して労務費と減価償却費の比率を下げなければ利益が出ない体質になっているわけです。しかも、その原価の大部分を占めるトウモロコシはほぼ100%輸入品です。つまり、今の畜産農家のビジネスモデルは、海外から輸入した安い飼料を使い、大規模な設備で効率化した作業により安価な生産物を生み出すという形になっています。しかも、豚、鶏では多くの品種は海外からの輸入となっています。非常に海外に依存しているのですが、飼料には関税がかからず生産物には関税がかかるため成立しているわけです。

卵は物価の優等生ってよく言われますが、それはこのようなビジネスモデルの上に成り立っています。あまり知られていないのですが、豚肉の市場価格も30年前よりはるかに安いんです。

この仕事を始めてから畜産農家のことをよく知るにつけて今の畜産農家のビジネスモデルが非常に脆弱なものの上に成り立っていると言うことを思うようになりました。このビジネスモデルが創り上げられては30年ぐらいしか経っていないわけですが、これからも継続していくことは相当な困難を伴うのではないでしょうか。