週末はまた実験圃場へ行ってきました。
エンドウの花が咲き始めました。可憐な花で好きです。
台所の片隅で芽が出ていたジャガイモを試しに植えてみました。ちゃんとした種いもでない
からきちんと育つかどうかはわかりませんが、楽しみですね。
キュウリの苗を植えました。今年はまだ寒いのでトマトとナスは連休明けぐらいに植え付けます。
急に暖かくなってきた東三河地方です。暖かくなると鼻の調子が悪いです。イネ科花粉なので出だしは遅いですが、秋までずっと鼻がぐずぐずとします。
昨日は「三河トコ豚極め隊」の打合せでした。今年度、何をやるかを打ち合わせしました。まずは加工食品の充実です。今のところ、生ハムとカレーが案として上がっています。私はとにかく生ハム好きなので、是非進めたいと思っています。国産の生ハムで満足する味のことは少ないので、ここはうならせるような生ハムを創り上げたいですね。と言っても、私が作る訳ではなく、メンバーの肉屋さんで作ってもらう訳なんですが。
カレーもいろいろと案がありますが、やはりこれぞ「豚屋が作ったカレー」っていうものにしたいですね。これも私が作る訳ではないのですが。
その他、ちょっと秘密のプロジェクトも進行しています。
この会、私は事務局としていろいろと動いているのですが、はっきり言って損得勘定で言えば割に合いません。もちろん、お客さんである養豚農家のサポートという意味もあるのですが、それだけではなく、豚肉の新たな価値を創り上げることがとても面白いというところが大きいですね。まあ、毎度毎度の打合せで議事録書くだけでも相当な時間が取られているのですが。
打合せの後はホテルアークリッシュ豊橋で宴会です。ここは、三河トコ豚極め隊のメンバーである鋤柄さんの生産している三州豚を提供しています。みんなで楽しく飲んで打合せ終了です。
参加しているメンバーが入ってよかったと思える会にしていきたいですね。
会社のあたりの桜がすっかり満開になってきました。すっかり春めいてきたと思っていたら、今日の夜はまた冷え込んでいます。
先週の土曜日、豊橋で有機農業のカルチャースクールがあり、私も先生をやってきました。最近プレゼンをあちこちでやっているのでプレゼン慣れはしているのですが、先生は学生の頃の塾講師バイト以来なのでやや緊張します。
カルチャースクールと言うからには有閑マダムが多いのかと思っていたのですが、実際は50~60代の世代が多く、それに30代女性が少しといった構成。また、どちらかというと本格的な有機農業をやってみたいという方が多いのには驚きました。
本格的にやりたい人にちゃんと説明するのはプレッシャーがあります。有機農業って奥が深いので、短い時間の講義ではなかなか伝えきれないものがありますね。
講義の内容は主に植物栄養と肥料についてお話ししました。
・肥料が必要な理由
・三大栄養素とその他の必須栄養素
・窒素リン酸加里それぞれの働き
と言った内容です。Webや書籍でもこういう内容に触れたものは多いのですが、どうもわかりにくい説明が多いように思ったので私なりにわかりやすく説明をするように尽力しました。といっても肥料の先生は初めてのこと、まだまだ説明は不十分な箇所が多かったように思います。
ちゃんと受講者の方に内容が伝わったか心配だったのですが、講義終わった後、Twitterで受講した方から「わかりやすい講義でした」と言って頂いたのが望外の喜びです。
来月はカルチャースクールの講義の中で「生ゴミを使った堆肥造り」を行う予定です。こちらも結構楽しみです。
今日は新しい乾燥機の組立をしていました。動いたことは動いたけど、まだすこし不具合がありますので明日手直しをする予定です。これでバームクーヘンを乾燥させる予定。バームクーヘンは乾燥させるとよい飼料になります。
今日はシカゴのコーン先物の値段が上がりました。過去最高水準です。また、すこし円安に振れていますので、国内の配合飼料価格は上昇基調にあります。だいたい4半期毎に価格改定がありますが、1月に続いて4月も値上げ、その次もこのペースで行くと値上げだと思われます。
以前も書きましたが、畜産農家は売上原価に占める飼料価格の割合がとても高いため、飼料の価格上昇は経営にダイレクトに影響します。養豚や養鶏では飼料価格が原価の6割ぐらい占めているので、それが1割上がる影響は大きいです。
日本の畜産は海外からの購入飼料に頼っているのですが、これがカロリーベースの自給率を低下させています。輸入されるトウモロコシの量は年間1600万トン、そのうち1200万トンが飼料として利用されています。米の生産量が年間800万トンですので、米の生産量よりはるかに多い量のトウモロコシが輸入されている訳です。
耕作放棄地は耕地面積の3割と言われていますが、その全部で米やトウモロコシを生産してもせいぜい数百万トンレベルでしかありません。日本の国土では家畜の飼料をまかなうだけの生産をすることができない訳です。
「カロリーベースの自給率はおかしい」という意見を最近よく見ます。でも、私はカロリーベースの自給率にも意味があると思います。畜産では1kgの飼料を与えても、肉はその数分の1しかできません。つまり、その分のカロリーロスがある訳です。金額ベースの自給率が高く、カロリーベースの自給率が低い理由は海外から安い飼料をたくさん輸入しているからです。これを肉の形で輸入すれば効率がいいためカロリーベースの自給率は上がります。つまり、国内での畜産をやめて輸入畜産物に頼った方がカロリーベースの自給率は上がると言うことです。
また、海外から飼料にはたくさんの栄養塩類(窒素、リンなどの肥料分)が含まれています。飼料を国内で作っていれば家畜ふん尿を飼料の農地に還元すればいいのですが、海外の農地まで国内の家畜ふん尿を持っていくことはコスト的にできません。飼料に含まれていて畜産物にならなかった分の栄養塩類は国内で処理しなければいけなく、排水処理や糞の堆肥化に苦労することになります。海外から飼料を輸入していることが国内の水質汚濁に繋がっている訳です。
この前のフーデックスで展示されていたメキシコ産豚肉。日本と同じ品種、同じエサを使って同じように育てられているので国産豚肉とほとんど違いがありませんでした。この豚肉を輸入した方が、環境にも優しく、安全保障的にも良い訳です。
カロリーベースの自給率というのはこういった畜産業界の抱える問題を示しているわけです。特に、海外産との差が少なく輸送がしやすい豚肉は非常に危うい状況にあるのは間違いありません。当社はエコフィードを製造している訳ですが、エコフィードで解決するような簡単な問題でないのは確かです。簡単に答えを出せる問題ではないですが、日本の農業、畜産がどうあるべきか、国内での畜産をやめないためにどうしたらいいのかを常に考えていかなければいけないと思っています。
にしてもいつも思うことなのですが、自給率の問題について語っている人って現場を知らない方が多い気がしてなりません。一件の畜産農家が如何にたくさんの輸入飼料を使っているか見ると、考えが変わってくるんじゃないか、そんな気がします。
だいぶ暖かくなってきて、会社の周りでもさくらがちらほら咲いてきました。今年は3月下旬に寒い日が多かったせいかさくらの咲くのが遅い気がします。
今週はスケジュールがあまり入っていないので気分が楽です。たまっていた仕事、工場の営繕等々をやる予定です。スケジュールがびっしり詰まっているとどうしても工場の営繕とかは後回しになってしまいます。
先日は実験圃場へ行ってきました。寒い日が続いていたせいか、どの作物も大きくなるのが遅いですがそれでも少しずつ春めいてきています。
冬に植えたアスパラの苗から芽が出ていました。
そら豆も花が咲いていました。早生の品種を植えたせいか、花が咲くのが早い気がします。
そら豆もアスパラも大好物なので収穫が楽しみです。アスパラは収穫できるのは来年ですが。
今日は9時頃帰宅したのですが、通勤ルートの一号線のトラックの数がとても少なかったです。やっぱり自動車メーカーの操業が止まっている影響は大きいですね。道が混まないのは通勤にはいいのですが、景気にはよろしくないですね。
昨日は豊橋駅前で地域の環境施策を考える・・といった感じのセミナーに出席しました。セミナー自体は普通に退屈だった訳wですが、問題はそこではないです。
案内チラシに「セミナー修了後交流会あります」と書いてあり、パネルディスカッションのパネラーがコンサル先の社長だったこともあるので交流会に参加するつもりだったのですが、受付をしたときに「交流会参加するつもりですが」と言ったら「震災の影響で中止しました」とのたまう。は?中止?
今、震災のためになんでも「自粛」が広がっています。お隣の浜松市では一年で一番大きなイベントの「浜松まつり」が中止になったそうです。東北でたくさんの人が亡くなり、大変な生活を送っているのにこちらで楽しむのはちょっと、という気分はわかります。でも、今の自粛ムードとかホームページや店内放送のお悔やみメッセージってなにかちょっと違うと思うんです。日本人特有の右へならえ気質が出ていると思います。いや、バカ騒ぎや乱痴気騒ぎはどうかと思いますが、地震がなかった地域を盛り上げて経済を盛り上げていくことは東北のためにもなることです。
浜松まつりが中止になって、浜松の飲食店は苦境に立たされているそうです。当社のお客さんである浜松の製菓メーカーも稼働率が落ちているみたいです。おかげでそういったお店に使われる農産物の相場も下がっています。いろんなところに影響が波及しています。
昨日のセミナーの後に行われるのは「交流会」です。震災の影響で交流会中止って意味不明です。私の知り合いでも昨日の交流会会場ホテルと取引がある会社があります。そういったところに影響が広がっていきます。交流会でもお祭りでも、もし本当に哀悼の意を表するなら最初にそれを表明して、みんなで黙祷するとかいろいろやり方はあると思います。そういう判断をできる主催者が少ないのがなによりも残念でありません。私も震災では人並みに心を痛めていると思っていますが、そうであっても苦言を呈したいと思います。
今日は暖かい一日でした。すごく暖かい気がしましたが、これでも平年並みのようです。ここしばらく寒い日が続いていたから暖かく感じられます。さくらの花もほころんできました。
昨日は豊橋市のサイエンスコアで「これからの畜産を考える」というワークショップがあり、私も前座で「畜産の経営と飼料」という内容でプレゼンを行いました。
プレゼンの内容をかいつまんで紹介すると
・畜産物の価格は長期下落
・飼料コストはここ数十年安値安定だったが、近年は食料需給の逼迫により上昇基調
・畜産では原価に占める飼料コストの割合が高い
・畜産農家は大規模化が進んでいる。大規模で安い飼料を使用することにより安価な畜産物が供給されている
・海外からの飼料の輸入は環境汚染の原因ともなっている。
・エコフィードや飼料米で飼料の供給をするのにはさまざまなハードルがある。
以前からなんどか書いていますが、飼料米がコスト的に合わないのははっきりしています。高くなったと言っても輸入トウモロコシは30円/kg。今の日本の米は200円/kg。その差を埋めるのは困難です。
っていう話をしたのですが、その後のパネルディスカッションで某市の農政課課長は「来年度は稲ホールクロップサイレージの取組を行います。」と誇らしげに宣言。10分前に「コスト的に合わない」って私が言ったことは完全黙殺されてしまいました_| ̄|○
今までの農業政策で一番問題なのは、農業競争力向上の名の下に効果がはっきりしない施策に大量のお金がつぎ込まれていることだと思います。稲ホールクロップサイレージ作ること自体はべつに構わないと思いますが、行政がそれをバックアップすることによりどれくらいの農家でその普及がすすむのかがはっきりせず、行政コストに見合っているか検証されていないことが問題だと思います。とりあえず、今までの施策が役に立っていないのですから、同じようなことを続けていくのは問題ですよね。効果/投資をきちんと見極める必要があると思います。
Twitterではときどき書いていましたが、金曜日から3日間の予定で石垣島まで出張していました。すごく暖かいのかと思っていたら、タクシーの運転手曰く「こんなに寒いのは珍しい」とのことで愛知県とそんなに変わらない感じの気候でした。
今回の出張は現地で豚や牛をエコフィードで飼いたいという相談を受けて見に行くことになった次第です。沖縄へは1回行ったことがありますが、石垣島は初めてです。あいにくの天気が続いていたのですが、それでも海はとても美しく、時を忘れた景色は心にしみ入りました。天気がよかったら本当に最高だったのですが。
石垣に行って知ったこと。
・空港の滑走路が短い。(1500m)着陸したときの逆噴射がすごいのでパイロットがへたくそなのかと思ってしまいました。
・牛が多い。繁殖経営主体の農家が多く、耕地の中で牧草地が占める割合が高い。
・サトウキビ畑も多い。その他の野菜などはあまり多く無さそう。
・沖縄なのに豚の飼育頭数は少ないらしい。
・焼き肉屋が多い。
・石垣牛の等級はA-4~3が中心。とても美味しいが、かなり高カロリーな感じ。
・現地の人は歌うまい。
とても魅力的な島なので何度も行く観光客が多いのはうなづけますね。
私が一番感動したのは、スナックへ行ったときむこうのおねーさん(と言うにはやや年上な感じ)がカラオケを歌ってくれた時のこと。信じられないぐらい歌が上手かったです。夏川りみか元ちとせも負けないほどの歌いっぷりです。しかも、特に歌を習ったことはないと言っていたのがまたびっくりです。学校でどーいう音楽教育をしているんでしょうね。
温暖な気候と観光客が多いことはいろいろとビジネスとして面白いとおもいました。離島の難しさと可能性が共存している感じですね。
ところで、今回は写真を撮ろうと張り切って一眼レフデジカメを持っていったのですが、SDカードが入っていなかったという失態を演じてしまいました。↑の写真はコンパクトデジカメにて撮影です。
デジカメは カード無ければ 漬け物石
ホームページの方にも載せてありますが、明日セミナーの講師を行います。「エコフィードの経済性と品質」という壮大なお題を掲げて1時間半。パワーポイントは60P作りました。やれやれと思ったら来週もプレゼンがあるので、またパワーポイントと格闘しなければいけません。その次はその1週間後に打合せがあり、それも講師をする話なのでまたパワーポイント。使い回しが効かない内容のものは結構大変です。
今日はリサイクル業界のエネルギー消費、特に電力についての話です。
東京は停電でいろいろな会社に影響が出ているようですが、リサイクル業界でも影響が出ています。実は廃棄物処理の業界はかなり大きな機械を動かすので電力使用量が大きいです。建設系の廃棄物(木くずや廃プラスチックなど)を処理する会社の多くは破砕機を持っています。破砕することによってリサイクルしやすくしたり嵩を減らして運搬効率を上げる訳ですが、この破砕機が電気食いなんです。ちょっとした破砕機ですぐ50馬力、75馬力、大きくなると100馬力超えるモーターを使います。使用電力が50kwを超えると、高圧受電(6600vで受電してこちらが用意したトランスで電圧を落とす)をしなければ行けません。トランスをいれる箱をキュービクルというのですが、多くの産廃業者のところにはこのキュービクルがあります。
破砕をするのは食品リサイクルでも同じですが、食品系の場合そこまでの大きな破砕機は必要ありません。それでもコンベアやポンプ、分別機などを動かすと電力消費はバカにならない量となります。
今回の停電で、改めて今の日本社会は電力を大量に消費して成り立っているんだなと思いますね。リサイクルに大量のエネルギーを投入するのは矛盾しているように思いますので、当社ではできるだけ省エネルギー、省投資に努めています。
今日は全国的には休日のようですが、当社は普通に仕事でした。会社のある工業団地ではほとんど休んでいる会社はないので、会社にいる限りあまり休みという感じはないですね。
今日は堆肥の切り返しの日でした。朝からボブキャットに乗ってもりもり切り返しです。切り返しというのは堆肥を移動させながら撹拌するという作業です。堆肥は発酵の過程でどうしても不均一な部分が出てきますし、エアレーションしているのですが酸素が不十分な部分が出てきますので、撹拌することによって均一化をはかり酸素の供給も行います。堆肥の山をその場で撹拌するのは難しいので、別の場所に動かすことによって撹拌を行う訳です。
当社では、発酵槽に一箇所6トンぐらい堆肥を堆積してあります。6トンの堆肥を人力で移動させると日が暮れてしまいますので、ボブキャットという重機(というほど大きい訳ではないですが)を使っています。ボブキャットというのはスキッドステアローダの中の1つの商品名です。スキッドステアローダというのは、方向を転換するのに舵とり装置があるのではなく左右のタイヤの回転差を使い移動させるという機械で、非常に小回りが効きます。戦車とかバックホーのタイヤ版です。その場で360度回ることができます。くるくると回るので、乗っていると結構楽しいです。
午後はそのボブキャットのオイル交換をしていました。忙しければ業者さんにやってもらうのですが、今日はちょっと時間があったので自分でやりました。30分少々の作業ですし、難しいことは何もありません。手が汚れるのだけが難点ですが。しかし、今日は久しぶりにエンジンルーム開けたらなんとオイルの注入口の蓋がない!よく見たらエンジンルームの中のホコリの中に埋もれていました。エンジン内部にホコリがかなり入ったと思われます。大丈夫かな?
オイル交換自体は簡単なのですが、古い車体なのでいろいろ作業性が悪いです。とりあえず、オイルのレベルゲージの位置がわるく一旦抜くと挿すのが大変だったりします。
とりあえず買い換えるお金もないので、こいつにはもう少しがんばってもらわないと思いかわいがっている次第です。