白菜栽培試験

先日、名大農場での白菜栽培試験の作付けに行ってきました。

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珍しく天候にも恵まれて気持ちよく作業できました。当社の肥料の処理区はだんだん土が軟らかくなってきているようです。団粒化が進んできている様子。嬉しいですね。収穫が楽しみです。

プレゼンテーション

今日は残業をしてちょっと書類を作っていました。10月に入り展示会などが重なっていてプレゼンの資料を作ったりポスターの原稿を作ったりですこし忙しいです。

前職は技術職でしたが、今日日技術職でもプレゼンをしないといけないことが多く結構鍛えられたように思います。とはいえ、やはり大勢の人の前に立つと緊張しますね。プレゼン資料のパワーポイントも自分でもいまいち洗練されていない気がします。専属のデザイン担当者がいるような会社と一緒にプレゼンするとやはり不利ですね。

展示会などのポスターのデータも自分で作っています。本当はデザイン事務所にでもお願いしたいところですが、貧乏会社と言うことだけではなく、頼むのが面倒くさいという理由もあり結局自分で作ってしまっています。

趣味で写真をやっていて、写真展のDMを作ったり看板を作ったりしているのでこういう作業がわりと得意ではありますが。本来業務に外れたこの手の仕事を自分でやるのは合理性に欠けるとは思いつつ、やってしまいます・・。

昨日はポスターの写真を撮るためにお客さんの養豚農家へ行ってきました。結構かわいい豚の写真が撮れています。子豚のうちはかわいいのですが、親になると憎らしい顔つきです。

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缶詰のリサイクル

今日も休日出勤です。周りの会社もやっぱり仕事のようです。みんなよく働くものだと感心します。

スポットの仕事で缶詰が入荷したのでもりもりと開けています。同業と話しているとしばしば「どうしてこんなモノを捨てるんだろうというものがよくある」という話になりますが、缶詰はその最たるモノですね。なぜ賞味期限が1年以上残っている缶詰を処分するんでしょうね。

フルーツの缶詰は適度に酸味があり糖分が発酵基質として適しているのでリキッドフィーディングの原料として向いています。問題は缶を開けるのが大変だと言うことですが、当社には半自動缶開機があり、最近は慣れもあるので1日で数トンは開けることができます。容器分別機で分けることも可能ではありますが、やはり手作業のほうが品質は高いです。開けた後、異常発酵を抑えるためギ酸も添加しています。実のところギ酸はあんまり効いていない気もしますが・・。

秋と堆肥

今日は世間では3連休の最終日のようですが、当社は出勤日でした。周りの会社もおおむね仕事の様でしたし、お客さんから電話かかってきたりしたのであまり休みといった感じがしないですね。このブログのアクセス数が極端に少ないのを見るとやっぱり休みなんだなぁと感じますが・・。

今日は堆肥の切り返しをしていました。このところ晴天続きでしかも空気がずいぶん乾いています。作業をして汗かいてもすぐに乾きますね。でも、堆肥も乾きすぎてしまいホコリがすごくて大変です。JIS検定品のマスクがあっという間に詰まります。ホイルローダーのラジエターも詰まります。おかげでアレルギー性鼻炎が悪化しているような気がします。

堆肥造りではこういう季節の変化に応じていろいろと対応しないといけないのが難しいところです。製品のロットによるばらつきをできるだけ抑えようとしているのですが、どうしても水分量などは若干ぶれがあります。生き物相手は難しいです。

秋の夜長につらつら思うこと

今日は久しぶりの大雨でした。おかげですっかり涼しなりました。いきなり気温が10度も下がると風邪引きそうですね。
リサイクルビジネスを始めて驚いたことがいろいろありますが、その1つに食品メーカーのとても厳格な基準です。受け入れたものを見ると賞味期限などが原因で廃棄されるものがたくさんあります。乾燥物や酒粕、はたまた缶詰までが賞味期限が理由で捨てられています。
赤福の事件などを見ていると、マスコミがセンセーショナルに騒ぎ立てたことが食品メーカーを非常にセンシティブにしているのではないかと思います。もちろん偽装はよくないですし、健康被害は論外です。ただ、食べられる「ゴミ」の山を見ているとなんとも複雑な気分になりますね・・。
エサにするのは悪いことではないのですが、食糧危機の足音が聞こえている現在、これでいいのかという思いはあります。自分の仕事を否定するようですが。

一般廃棄物の処分単価

週間予報で涼しくなる予定でしたが、なんか期待したほどには気温が下がらないですね。もう9月も半ばなのに。
今日は事業系一般廃棄物についてすこし語ります。
食品リサイクルの推進と言われて久しいですが、外食産業、食品小売り業の食品リサイクルはあまり進んでいないのが現状です。この原因は色々ありますが、一番はこういった業種からの食品廃棄物は一般廃棄物に分類されるからです。いわゆる事業系一般廃棄物の場合、多くの市町村では許可業者が収集し、市町村の焼却処理にて処理されます。
以前も書きましたが、市町村の焼却処理は愛知県の場合10円~20円/kg程度が多いです。一般的に事業系一般廃棄物をリサイクルする場合は20円程度かかります。20円/kgの自治体でしたら同価格ですが、10円/kgの自治体ですとリサイクルする方が高くなります。また、食品廃棄物だけ分別回収するコストもかかります。ので、コストアップになるためリサイクルがなかなか進まない訳です。
市町村の焼却処理の費用ですが、実は原価ベースですと40円~50円/kgかかっていると言われます。それを税金で補填して安い料金で処理を受託しているわけです。
かたやリサイクルの推進をうたいながら、一方では税金を使って焼却処理を安価に請け負う・・・矛盾です。
これは常々持論なんですが、各種政策を推進するにあたって様々な方法がありますが、細かい補助、助成措置や啓発を行っても効果は少なく、税制などを利用して金銭的なインセンティブを与えることが効果的だと思います。今回の例で言えば、リサイクルの推進を本気で考えるなら市町村の焼却処理の単価を原価まで引き上げれば簡単にリサイクルに回ります。
例えば東京の多摩地区などではゴミ処理が逼迫しているため市町村の処分単価が40円以上するところもあります。そういった地域では非常にリサイクルが推進されています。
ただ、市町村の焼却処理の単価はいろんなしがらみが多く簡単には変えられないのが難しいところですが・・・。

食欲の秋

昨日は台風の影響で久しぶりの雨でした。今朝、家を出たら秋の風がさーっと吹いてきました。日中は結構暑かったですが、先週までのような気候ではなく過ごしやすくなりました。
季候がよくなると食欲が増してきます。何回か書きましたが、私はかなり暑がりで暑いと食欲が落ちます。も少し若い頃は体重が何キロも落ちたりしましたが、この頃はさすがに体重は落ちませんが、食べる量はかなり減っている気がします。今日はちょっと現場仕事もあったこともあり、いますごく空腹です。
動物も季候がよくなると食欲が増えます。でも、この季候によるエサの摂食量変化はリサイクルビジネスにとって大きな問題です。エサはあまり日持ちしないものも多く、夏場など食欲が落ちて飼料の使用量が減ってしまうと入荷したものがだぶついてしまう場合もあります。ので、当社のお客さんはバイプロ由来の飼料と配合飼料やその他の保存性がよい飼料を併用しているケースが多く、そちらの方で量の調整をしています。調整代が無い場合は入荷した飼料原料を処分しなければいけなくなってしまいます。
需給バランスの調整が難しいところがエコフィードの難しいところですね。

マニュアル車のすすめ

毎度毎度同じ事を書いて恐縮ですが、暑いですね~。9月になってこの暑さはこたえます。
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私が乗っている車はスズキのスイフトというコンパクトカーです。排気量1300CCのマニュアル車です。マニュアル車に乗っていると結構驚かれることが多いですが、私はマニュアル車こそエコだと信じています。
まず、構造がシンプルで重量が軽いこと。オートマと比べるとだいたい重量が20~50kg程度は違います。それだけ製造に関わるエネルギー消費がすくないと言うことです。
また、それに伴い、価格も安いことが多いです。最近はMTもATも同価格という車が増えましたが、スイフト買ったときには10万円違いました。
あと、伝達効率がよいと言うことも重要です。トルクコンバーターやCVTはすべりや油圧のため伝達ロスが多くなりますが、歯車のかみ合いであるマニュアルトランスミッションは伝達効率がよいです。
カタログ燃費ではオートマの方がよい場合も多いですが、燃費サイト(ex.e燃費)などを見ると、MT車がランキング上位を占めています。これ見ると軽のマニュアル車は本当に燃費がいいです。プリウスなんか乗るよりミラやワゴンRのMT車に乗った方が間違いなくエコなんですが、デカプリオがミラに乗ると言うことは無いだろうなぁ・・・。
ちなみにスイフトの燃費ですが、名古屋から遠距離通勤していたときは15km/Lでしたが、通勤距離が2kmになったら12km/Lになってしまいました。ただ、スイフトのCVTでは10km/Lを割るようなこともあるようですので、それに比べて良好だと思います。
マニュアルはめんどくさいと言われることが多いですが、慣れです。歩くときに右足の次に左足を出すように勝手に左手左足が動くようになります。
残念なのは日本ではオートマ全盛でマニュアル車の設定がどんどん減って行っていると言うことです。エコのためマニュアル車に乗りましょう。

学生の時の話(その2)

9月だというのに暑い日が続きますね。この前、家の体重計で体脂肪を計ったら夏前に比べて3%ぐらい低くなっていました。汗をすごいかくのでボクサー状態になっているようです。工場はホントに暑いのでリフトに乗っているだけで汗だくです。
今日は以前書いた学生の時の話の続きです。
卒論のテーマは「食品廃棄物を利用した肥効調整肥料の開発」(正式な名前は忘れました。どっかに卒論はあるはずですが)でした。これは、食品残さと化成肥料を一緒に混ぜ合わせることによって窒素飢餓をおこして肥効を調整するというもくろみです。詳しい内容はややこしいので省略しますが、要するに学生の頃から扱っているものが変わらないと言うことです。
ポットにふるった土といろんなサンプルの肥料を入れて牧草の種をまき、まず1回目の実験開始です。そのあとは水やりをひたすらしていたのですが、水やり以外何をしていたのかほとんど記憶が無いwいや、毎日研究室へは行っていたのですが・・。
で、数ヶ月経つと牧草も大きくなってくるのですが、見事に食品残さと化成肥料を混ぜた処理区は肥料の効きが遅くなっていました。肥料の試験ってやってみるとよくわかるのですがきれいに結果が出ることが多いです。結果を数値化するために、牧草を刈り取り、重さを量って分析を行います。ここまでが夏までの実験です。
ふと気がつくとあれから15年も経つんですよね。年が経つのは早いものです。というわけで、このシリーズ続きます。