異物混入

師走は忙しいので祝日も出勤です。ここ数年、年を追う毎に年末が忙しくなってきている気がします。年末は31日まで仕事で新年は3日から営業予定です。忙しいのに風邪がいまいち治らず、すこし咳が出る状態です。なんとか完治しなければ。

以前も書きましたが、食品リサイクルをしていると必ずあるのが異物混入です。食品メーカーへ行ってお話ししていると、責任者の方が「うちはきちんと指導しているから基本的に異物は入らないはず」と言われたりしますが、ISO取っていようが、HACCP取っていようが異物は混じります。プラスチック、手袋等もあるのですが、何故か多いのがボルトとかベアリング。こんなにボルトが抜けてラインの機械壊れないのかと思うぐらいボルトが入ります。

当社のラインでは一次破砕を遠心破砕する機械で行っています。これがなかなか優れもので、異物が入っても壊れないで音がするだけですので異物混入をよく防いでくれます。

Pc230825 破砕機で少し削られたボルト

しかし、昨日展示会から帰ってきたら現場でなんかごそごそやっています。何かと思ったらこの一次破砕機をすり抜けた小さな異物が粉砕ポンプに入り噛みこむというトラブルが発生。フランジ外してポンプの分解作業を行いました。なんとか復帰、結局異物は発見できず。多分小さなナットか何かだと思いますが。

こういった異物が入ったり、予想以上の負荷がかかったりするのでリサイクルでは機械に頼りすぎるのは危険で半自動ぐらいのほうが都合よかったりします。でも、プラントメーカーお任せのラインだと、やたらコンベアが多い設計になったりして後で苦労することになります。スクリューコンベアもトラブルの元なのでできるだけ使わないのが吉。リサイクルの機械は現場を知っている人が作るべきですね。

異物混入” への2件のフィードバック

  1. 高橋さん!ボルト一つで、大変なリスクです。本当に大変な仕事です。このことを、排出者の人達に分かってもらうため、コミニュケーションをとったり、本当に苦労されているのですね。これで機械が壊れたら、食品リサイクル業者側の負担で修繕するのでしょう。高橋さんのように、本音で食品リサイクル現場の実態を書いているブログは貴重です。
    全国食品リサイクル事務連の会員企業の方のブログを、全食リ事務連のホームページにリンク集を作りたいと思います。(ほとんどいませんが。)これからも応援してますので、ブログ大変だと思いますが、頑張って下さい。

  2. コメントありがとうございます。「本音」と言いながら、実はなかなか書けないこともあったりします。でも、業界では当たり前と言うことが実はあまり知られていないことも多いのでせっせと書き綴ってみています。

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