浜松の展示会

今日は一日浜松の展示会でした。懇親会があり酒を飲むこともあって電車で行ったのですが、自宅→豊橋の名鉄が遅れて豊橋駅でのJRへの乗り継ぎがぎりぎりに。名鉄→JRは通常改札無しで乗り継げるため乗り継ぎ時間短くてもいいのですが、名鉄でプリペイドのカードを使うと出札処理か一度改札を出ないといけないため結構面倒です。今日は2分弱で名鉄降りる→走って階段登る→改札出る→スイカで再入場→ホームへ降りるを実現しました。パソコン入れた重いカバン抱えてだといい運動になります。

にしても名鉄って少し遅れすぎですね。朝晩はたいてい3分ぐらい遅れている気がします。ダイヤに余裕がなさ過ぎなんですよね。

展示会では一件成約に繋がりそうな話がありちょっとほっとしました。焼酎の絞りかすをなんと焼却処理しているとのこと。現状かなりの費用がかかっているはずです。うちでは焼酎粕の絞ったものでしたら買取していますので、お客様にとってすれば相当なコストメリットが出るはずです。いまの収集運搬業者ももう少しお客さんに提案すればいいのに・・って思いますね。いろいろリサイクルする手段あるのに。

今回は出展料が5万円するので元が取れるか心配でしたが、思ったより来場者も多くまあまあの感触です。明日一日がんばります。

名古屋の人も案外知らないのですが、東三河から浜松は東三河から名古屋より近く、経済交流も盛んです。当社もかなり静岡県のお客さんがいらっしゃいます。今月はあと何回か静岡県に行く予定です。

食品リサイクルの解説本

今日は日差しもあり、暖かな一日でした。といっても最高気温は10℃行かなかったみたいですので、平年並みなんでしょうね。最高気温3℃とかの日があると10℃でも暖かく感じますね。

先日、食品リサイクルの解説本を買いました。恥ずかしながらこんな本があるって知りませんでした。

今まで知りたかったことがいろいろと解説されています。たとえば、社員食堂の受託をしている場合の扱いです。ただ、解説はされているのですが、「総合的に判断する」って書いてあるので結局結論は曖昧なのには笑ってしまいます。まあ要するに適当と言うことで。食品リサイクルに関わる人は買って損はないと思います。ただ、役所の人が書くならWebサイトで公開するべきだと思います。こんなところで印税稼がないで欲しいですね。

私が食品リサイクルに携わっていて一番疑問に思うことが、現状の把握です。前回の改正で食品廃棄物を多量に排出する事業者は報告義務が発生しました。でも、それまでは量の把握がされていなかった訳ですし、そもそも報告もキチンとされているか怪しい上に一般廃棄物と産業廃棄物が曖昧になっている状況の中、「現在の外食産業のリサイクル率は22%」とかどっから数字が出てきているんでしょうね。大学の同級生が農水省の統計部にいるので質問(というか詰問)してみようかと思っています[E:good]

食品廃棄物の総量もおそらく発表されているよりもっと多いんじゃないかなと思いますね。

畜産農家のビジネスモデル

今日は午前中ひまわり農協でのリキッドフィーディング協議会の打合せでした。当社もいろいろと原料を供給しているのですが、実験結果はわりといいようです。「わりと」というのは、どうも統計的にははっきりしない程度ということですw

午後はお客さんの養豚農家をまわりました。今日は良く晴れていたので渥美半島を気持ちよくドライブしてきました。晴れているときの渥美半島は景色がいいです。渥美半島を走っていると畜産農家がたくさんあります。ようやく沈静化してきた鳥インフルエンザや、昨年の宮崎のような口蹄疫などの発生が起こると密集しているだけあって心配ですね。

ところで、今回の鳥インフルエンザが発生した豊橋市の農場は15万羽程度の規模だったようです。知らないとすごく大規模のように聞こえますが、今の日本の養鶏農家は非常に規模が大きくなってきており、15万羽というのはまあ普通の大きさです。私の知り合いの豊橋の養鶏農家は100万羽飼育しています。

何故こんなに規模が大きいかというと、それは日本の畜産のビジネスモデルが1つの原因です。今、日本の畜産では飼料費が原価に占める割合が非常に大きくなってきています。養豚では原価の60%が、養鶏では70%が飼料代とも言われています。また、養豚、養鶏では豚舎、鶏舎にかかる費用も非常に大きくなっており、減価償却費も原価の10%程度かかります。つまり、労務費の比率が非常に低くなっているということです。これは、換言すれば外部からの購入資材の割合が高く付加価値率が低いと言うこととなります。

付加価値率が低いが故に、大規模化して労務費と減価償却費の比率を下げなければ利益が出ない体質になっているわけです。しかも、その原価の大部分を占めるトウモロコシはほぼ100%輸入品です。つまり、今の畜産農家のビジネスモデルは、海外から輸入した安い飼料を使い、大規模な設備で効率化した作業により安価な生産物を生み出すという形になっています。しかも、豚、鶏では多くの品種は海外からの輸入となっています。非常に海外に依存しているのですが、飼料には関税がかからず生産物には関税がかかるため成立しているわけです。

卵は物価の優等生ってよく言われますが、それはこのようなビジネスモデルの上に成り立っています。あまり知られていないのですが、豚肉の市場価格も30年前よりはるかに安いんです。

この仕事を始めてから畜産農家のことをよく知るにつけて今の畜産農家のビジネスモデルが非常に脆弱なものの上に成り立っていると言うことを思うようになりました。このビジネスモデルが創り上げられては30年ぐらいしか経っていないわけですが、これからも継続していくことは相当な困難を伴うのではないでしょうか。