あけましておめでとうございます。

遅ればせながらあけましておめでとうございます。
新年早々から多忙な日々を送っており、ブログ更新もままならない状態です。

一昨年度より、愛知中小企業家同友会という会に入っています。この会は中小企業の経営者の集まりです。経営の勉強を行うことを主眼として集まっています。

今月末に例会があり、私がパネラーを務めることになりました。というわけで、その準備が結構大変だったりします。

Photo今回の例会のテーマは「これからの農業経営を考える」というものです。
私が常々思うのは、日本の農家に一番かけているのは、「経営」という意識だと思います。農業も経営であり、事業を営んでいるのですがその意識が希薄な農家が多いように思います。

愛知の中小企業家同友会では農業部会、農業研究会という分科会があり、そこで農業の経営を勉強しています。ただよい農畜産物を作れば成り立っていた時代は終わっており、経営について真摯に向かい合わねば事業が継続できない時代になりつつあると思います。

最近農業経営が厳しさを増しており、農家の資金繰りも苦しくなってきています。ただ、この前から確実に利益をだしている何件かの農家とお話ししていると、「お金をきちんと支払う」という姿勢が一様に強いことにちょっと感銘を受けました。
農家は昔からの習慣でいろいろな支払を収穫時期にまとめて払うのは当然とか、支払の日をきちんと決めていないという事がよくあります。
しかしながら、一般的な商取引において支払が不確実というのは取引の継続性に影響が出る大きな問題です。きちんと支払を行うからこそ取引業者と毅然とした態度で交渉ができるわけです。支払が滞っていたら見積合わせもできなくなってしまいます。こういったところにも農家の経営に対するスタンスの甘さが露呈しているのだと思います。

今回の例会はそういった経営の様々な基本について学ぶ機会になるようにしていきたいと思います。個々の経営者が経営をしっかり勉強することが日本の農業や産業競争力の強化につながっていくのではないかと思います。

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