相変わらず慌ただしい日々が続いています。お客様から引き合いがいろいろあるのですが対応が疎かになりがちで反省しています。
そんなこんなで最近はいろいろな食品工場から引き合いが来ています。
当社はきちんと分別をしていただき、リサイクルすることでコストを下げていただく提案をさせていただくことが多くあります。そういう提案をするとよく、「廃棄物の処理に手間をかけたくない」「うちの会社は食品工場で飼料工場では無い」と言った話になるケースはよくあります。
言われる趣旨はわからないでも無いですが、何の手間もかけずにコストが下がるというのは廃棄物に限らず難しいです。「分ければ資源、混ぜればゴミ」であり、いったん混ざったものを分けるのには非常な労力がかかります。発生源で分別処理を行った方が効率がよいことは言うまでもありませんし、コスト削減につながります。排出事業者が人件費をかけてもコスト削減ができるケースも多々あります。
こういったコストを定量的に評価すことができるのが環境会計です。環境会計を活用することで、コストダウンを実現することができ、環境負荷低減にもつながります。また、環境会計を導入することで社内説明がしやすくなり、社内での決済がおりやすくなるという効果もあります。
一般的に廃棄物に対して細かく管理ができている企業は会社経営が良いケースが多くあります。廃棄物の管理をしっかりするということは製造時のロスや失敗が少なくなることにもつながります。当然ながら廃棄物の処分コストも低減でき、トータルでの費用削減につながるわけです。そもそも、廃棄物のような裏方の仕事まで管理ができているということは社内統制がきめ細かくきちんとできているからであり、会社の経営力向上にもつながるわけです。
バックヤード家業をしていると企業の真の姿が見えやすくかったりします。企業の姿勢をきちんと示すためにも廃棄物処理に関する積極的な取り組みをしていただきたいものです。