エンドウ豆で豆ご飯

最近はちょっと暖かい東三河です。この気持ちいい気候もあと1ヶ月ぐらいなんですよね~。その後はむしむしの梅雨です。

先日はまた実験圃場に行ってきました。収穫調査と称して晩ご飯のおかずを確保しておりますw

Imgp4672

春菊が満開です。春菊の花は綺麗なのでついついいつまでも畑に残してしまいます。

Imgp4681

トウモロコシもだいぶ大きくなってきました。順調です。

Imgp4684

これはテントウムシのさなぎです。アブラムシをたくさん食べてさなぎになりました。

畑で虫の観察をしていると飽きないですね。テントウムシの幼虫がアブラムシを補食している様子なんかはとても面白いですよ。

で、穫ってきたグリンピースで豆ご飯を作りました。去年もこの時期に同じようなことを書いていて、我ながら進歩がないのには呆れますね・・。

Imgp4700

今年もとても美味しかったです。本当に信じられないくらい甘いです。

ただ、色々考えてみると、当社の肥料が良い訳ではなく(悪い訳じゃありません)、品種がいいような気がしてきました。このエンドウ、やたらに樹勢が良く大きくなっています。葉が良く茂り、光合成同化産物としての糖がたくさん生成するので糖の含量が高くなっているかなと思います。横に植えている絹さやはあんまり甘くありませんので・・。ま、なんにせよ美味しいからいいか[E:sweat01]

名大農場での作業

今日は暑くなりました。4月はなんか寒い日が続いたので、ようやく春本番になった気がします。

 

昨日は名大農場の連用圃場での作業でした。連用圃場というのは、同じ肥料を長期間つづけて施用してその影響を見るという試験をしている畑です。年に2作、夏はトウモロコシ、冬は白菜を作付けしています。今回はトウモロコシの定植作業です。学生がいつになくたくさん来てとても賑やかでした。今回は三河ミクロンの渡辺さんとベジモの小林さんに手伝いに来てもらいました。感謝です。

Imgp4665

40人ほどで作業です。学生は軽装が多いですね。軍手していないで女の子が土いじりしていると手が荒れるんじゃないかと心配になりますね。よけいなおせわか。

Imgp4664

当社の肥料「ゆうきのススメ」実験区です。3年ほど経ってだいぶ土の色が変わり土が軟らかくなってきたように思います。有機物の施用により団粒構造が形成されてきています。

Imgp4666

トウモロコシです。3カ月後収穫予定。

実験結果が楽しみです。

連休中の仕事

世間は連休に入りましたが、お客さんが仕事していることが多く休みが少ない当社です。連休初日の29日も仕事でした。

この日は朝から大忙しでした。朝からギ酸の希釈作業をして、その後は実験圃場まで出かけました。高速に乗ろうとしたら大渋滞です。会社の周りの高速、休みの日は激しく混雑します。諦めて額田を抜ける山道を抜けて豊田まで抜け、そこから高速に乗り長久手まで。畑で畝立てをしました。

次は岐阜(美濃加茂)のお客さんのところまで行き打合せ。

打合せ終了後、とんぼ返りして豊川まで戻り、全国食品リサイクル登録再生利用事業者事務連絡会(長い名前です~)の松岡さんを駅までお迎えに行き、当社案内。その後一緒に飲みに行きました。昼間の疲れがあり、飲んでいたらやたら眠くて朦朧としていました・・。すみません、松岡さん。

 

というわけで、実験圃場の様子です。

Imgp4474

春菊の花が咲きました。食べられて花も綺麗で一石二鳥。

Imgp4476

ジャガイモも
植付けが遅かったですが大きくなってきました。

Imgp4479

そら豆も少しずつ大きく。ナナホシテントウの幼虫ががんばっています。おかげでほとんどアブラムシいません。テントウムシの幼虫、見た目はちょっとアレですが、観察していると楽しいですね。

汚泥の堆肥化

暖かくなったと思ったら昨日はかなり寒い一日でした。仕事で浜松まで行ったので帰りに仕事を抜け出して浜名湖で潮干狩りをしようかと企んでいたのですが、風が相当強く寒かったので断念しました。

 

最近、ホームページを見ての問い合わせが増えています。多い時には一日に3件ぐらい電話や問い合わせフォームからのメールがあります。なぜか電話の方が多いです。たいしたアクセス数でも無い割に問い合わせ数が多いように思います。

その中で良くある問い合わせが植害試験や肥効試験の問い合わせです。特に、汚泥原料の堆肥等の問い合わせが多いです。当社でも汚泥原料の堆肥を作っていることもあり、堆肥に関してはそれなりの知見がありますので、お客様に適切なアドバイスをできていると自負しています。

しかし、「汚泥」っていうとすごく危険なものだったり汚れたものだったりする感じですが、英語で言うとただのスラッジ、つまり泥なんです。誰が「汚」泥なんてつけたのやら。ただ、産業廃棄物で言うところの「汚泥」は泥状のもの全般を言いますので、有害なものも含まれます。そういう有害物質を含んだものは堆肥にできませんので、当社では有害物質を含まない「泥」を原料に堆肥を作っています。

汚泥原料を使用した堆肥には特色があります。食品工場から排出される汚泥は無機分が少なく、有機質の割合が高いです。しかし、易分解性の有機物割合はそれほど高くないため、汚泥だけで発酵させると水分量の低下が十分起こらないうちに発酵が進まなくなります。このため、当社では適当な水分量となるまで発酵が継続するように易分解性の炭素源を添加して発酵させています。逆に、もともと微生物が利用可能な炭素源が少ないため、圃場に施肥しても二次発酵がおきにくく、障害が発生しにくいという特性に繋がる訳です。

このため、汚泥を乾燥しただけの乾燥菌体肥料でも肥料として利用できます。ただ、乾燥しただけですと、窒素などの無機化が起きていないため、若干肥効が発現しにくいです。この点、発酵させて含水率を低下させると、無機化が進行するため即効性のある肥料となります。

 

今日は難しい話を書きすぎたような気もします・・。要するに

うちの会社の「ゆうきのススメ」は早く効いて安全ですよ!

ってことです。ま、宣伝ですねw

有機農業のカルチャースクール

会社のあたりの桜がすっかり満開になってきました。すっかり春めいてきたと思っていたら、今日の夜はまた冷え込んでいます。

 

先週の土曜日、豊橋で有機農業のカルチャースクールがあり、私も先生をやってきました。最近プレゼンをあちこちでやっているのでプレゼン慣れはしているのですが、先生は学生の頃の塾講師バイト以来なのでやや緊張します。

カルチャースクールと言うからには有閑マダムが多いのかと思っていたのですが、実際は50~60代の世代が多く、それに30代女性が少しといった構成。また、どちらかというと本格的な有機農業をやってみたいという方が多いのには驚きました。

本格的にやりたい人にちゃんと説明するのはプレッシャーがあります。有機農業って奥が深いので、短い時間の講義ではなかなか伝えきれないものがありますね。

 

講義の内容は主に植物栄養と肥料についてお話ししました。

・肥料が必要な理由

・三大栄養素とその他の必須栄養素

・窒素リン酸加里それぞれの働き

と言った内容です。Webや書籍でもこういう内容に触れたものは多いのですが、どうもわかりにくい説明が多いように思ったので私なりにわかりやすく説明をするように尽力しました。といっても肥料の先生は初めてのこと、まだまだ説明は不十分な箇所が多かったように思います。 

ちゃんと受講者の方に内容が伝わったか心配だったのですが、講義終わった後、Twitterで受講した方から「わかりやすい講義でした」と言って頂いたのが望外の喜びです。

来月はカルチャースクールの講義の中で「生ゴミを使った堆肥造り」を行う予定です。こちらも結構楽しみです。

アスパラガス

だいぶ暖かくなってきて、会社の周りでもさくらがちらほら咲いてきました。今年は3月下旬に寒い日が多かったせいかさくらの咲くのが遅い気がします。

今週はスケジュールがあまり入っていないので気分が楽です。たまっていた仕事、工場の営繕等々をやる予定です。スケジュールがびっしり詰まっているとどうしても工場の営繕とかは後回しになってしまいます。

 

先日は実験圃場へ行ってきました。寒い日が続いていたせいか、どの作物も大きくなるのが遅いですがそれでも少しずつ春めいてきています。

Imgp4355

冬に植えたアスパラの苗から芽が出ていました。

Imgp4358

そら豆も花が咲いていました。早生の品種を植えたせいか、花が咲くのが早い気がします。

そら豆もアスパラも大好物なので収穫が楽しみです。アスパラは収穫できるのは来年ですが。

ボブキャット

今日は全国的には休日のようですが、当社は普通に仕事でした。会社のある工業団地ではほとんど休んでいる会社はないので、会社にいる限りあまり休みという感じはないですね。

 

今日は堆肥の切り返しの日でした。朝からボブキャットに乗ってもりもり切り返しです。切り返しというのは堆肥を移動させながら撹拌するという作業です。堆肥は発酵の過程でどうしても不均一な部分が出てきますし、エアレーションしているのですが酸素が不十分な部分が出てきますので、撹拌することによって均一化をはかり酸素の供給も行います。堆肥の山をその場で撹拌するのは難しいので、別の場所に動かすことによって撹拌を行う訳です。

当社では、発酵槽に一箇所6トンぐらい堆肥を堆積してあります。6トンの堆肥を人力で移動させると日が暮れてしまいますので、ボブキャットという重機(というほど大きい訳ではないですが)を使っています。ボブキャットというのはスキッドステアローダの中の1つの商品名です。スキッドステアローダというのは、方向を転換するのに舵とり装置があるのではなく左右のタイヤの回転差を使い移動させるという機械で、非常に小回りが効きます。戦車とかバックホーのタイヤ版です。その場で360度回ることができます。くるくると回るので、乗っていると結構楽しいです。

 

午後はそのボブキャットのオイル交換をしていました。忙しければ業者さんにやってもらうのですが、今日はちょっと時間があったので自分でやりました。30分少々の作業ですし、難しいことは何もありません。手が汚れるのだけが難点ですが。しかし、今日は久しぶりにエンジンルーム開けたらなんとオイルの注入口の蓋がない!よく見たらエンジンルームの中のホコリの中に埋もれていました。エンジン内部にホコリがかなり入ったと思われます。大丈夫かな?

オイル交換自体は簡単なのですが、古い車体なのでいろいろ作業性が悪いです。とりあえず、オイルのレベルゲージの位置がわるく一旦抜くと挿すのが大変だったりします。

とりあえず買い換えるお金もないので、こいつにはもう少しがんばってもらわないと思いかわいがっている次第です。

Ca360072

春の家庭菜園

昨日は実験圃場という名の家庭菜園へ行って作業をしてきました。今年の冬は寒かったですが、畑はすっかり春めいてきました。

Imgp4338 取り残した小松菜に花が咲きました

ミツバチがたくさん来ています。自家採種する予定です。

Imgp4344 そら豆も少しずつ大きくなってきました

そら豆は霜にやられて欠株が出てしまいました。今年の冬はやっぱり相当寒かったみたいです。ちょっと不思議なのはアブラムシがほとんど付いていないってこと。当社の肥料が効いているのかわかりませんが、丈夫に育っていることは間違いないようです。

 

そら豆は大好物なので収穫がとても楽しみです。

農業体験の会

最近忙しいため休日出勤が増えています。今日も午前中は会社で書類の整理をして、お客さんにメール書いて、と溜まった雑用をこなしていたのですが、週末毎に積み残しが増えている気がします。困ったものですね。午後は休みを取って豊橋駅前に行き、ちょっと買い物をして髪を切りに行きました。美容院、予約していったのですがなぜか1時間半もかかりました。実質の時間は20分ぐらい、待ち時間が長かった。貴重な休みをスポイルしてしまった気がしますね。

昨日は知人の中村君が運営している貸し農園にて農業体験があったので行ってみました。ジャガイモの植え付けをしたのですが、畑の土が重かったので、今も腰が痛いです。

Imgp4284 植付けの種芋を干しています。我ながらいい写真[E:good]

農業体験で意外だったのは、ほとんどの人があまりクワを持ったことがない程度の人だったこと。いろんな人が興味を持っているんだと感心しました。なぜか自分は先生呼ばわりされていたのですが、肥料のことはともかくクワの使い方はそんなに上手い方ではないのでやや心苦しくもあり。それにしても盛況なので驚きました。

そうそう、農業体験といえば、Webサイトの方には以前から載せていますが、4月から豊橋のサーラプラザで行われる有機農業のカルチャースクールにて植物栄養、肥料の講座の先生をやることになっています。こちらもどれくらい人が来るかちょっと楽しみですね。

この講座の中では、家庭から出た生ゴミで堆肥を作るっていう講座もあります。昨日の農業体験でも、「生ゴミを堆肥にしたいんだけどどうやったらいいですか?」と聞かれました。そういう声にこたえるべく堆肥を作る講座を設けた訳です。もっとも、堆肥が出来上がるまでには時間がかかりますので今回の講座の中では堆肥の完成までは見ることができないのですが。

堆肥の散布

IBMの人がやってきてパソコンのファンを交換してくれました。おかげで心安らかにブログを書けます。

今日、ちょっと車で走っていたところ畑で堆肥(おそらく豚糞堆肥)を散布しているところを見かけました。ぱっと見た目、散布量が多いなぁと感じました。

堆肥をどれぐらい施用するかって、農業関連以外の方はあまり知らないことかと思います。一般的な量で言えば、だいたい一反(1000m2)あたり2トンぐらいのケースが多いです。ただ、牛糞堆肥などですと一反2トンではあまり効果がないので、5トンぐらい施用することもあります。10トンだと相当多いです。あまりたくさん堆肥を施用すると、堆肥も肥料ですので害が出たり環境に与える負荷が大きくなったりします。

10トンの堆肥というとすごく多い気がしますが、広げてしまうとたいした量になりません。たとえば、比重が0.5だとすると、1m2あたり深さ2cm施用すると1m2あたり10kgとなり、一反1000m2あたりで10トンとなります。適正量の2トンでしたら0.4cmにしかならないわけです。

たまに堆肥をユンボで広げている・・なんて光景を見ますが、ユンボではとてもそんなに薄く広げることができません。ユンボを使っているときはたいてい堆肥の施用量が多すぎると思った方がいいです。当社もお客さんのところで堆肥の散布までしますが、ローダーでもうまく広げられないので手作業でスコップ使って振りまいています。

堆肥もうまく使うと非常に有用ですが、使い方を間違えると作物が育たなかったりします。ちゃんと考えて使う必要がありますね。