展示会つづき

今週はちょっと忙しかったです。金、土、日と展示会続きでした。ちょっと眠いです。
昔は8時間睡眠とらないと耐えられない人でしたが、最近は6時間睡眠でも平気になりました。でも、さっき行きつけのほしの珈琲へ行ってマスターと話していたら1日の睡眠時間平均4時間って聞いて驚愕しました。自分はまだまだ寝過ぎなのかな~。

金曜日の展示会はポートメッセ名古屋で行われたしんきんビジネス交流会というものです。東海地区の信金顧客の中小企業による展示会です。完全にBtoBに絞った展示会のなので来客の客層がよくいい展示会でした。当社、堆肥を一般消費者にも販売していますが、原料の仕入、飼料肥料の販売ともほとんどが業務向けなので一般消費者が多い展示会だとちょっと・・・。

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展示会もいろいろ出しましたが、当たり前ですが展示会によって客層も全く違いますし集客もかなり違います。今後は効果を見極めて出展しようと思います。

農業とITリテラシー

男もすなる日記といふものを・・ではありませんが、最近Twitterに加えてフェイスブックも始めました。フェイスブックはさすがに良くできていますね。ただ、思ったより知り合いがいません。もともと友人が少ない[E:sweat02]というのもありますが、知り合いがアカウントを持っていないと言うケースも多いようです。以前にも書きましたが、廃棄物業界に限らず中小企業はITリテラシーが低い企業が多いと思います。もっとうまく活用できれば様々な効果を生むのにと思います。

中小企業だけではなく、農家でもIT化が遅れています。ただ、私は植物工場みたいなのには少々懐疑的な立場です。センシングと制御も無駄ではないですが、それ以前の問題で農家の場合データの記録と収支管理ができていないケースが多いです。

たとえば、農家の多くは複数の圃場を持っていますが、それぞれの圃場毎の収支を取っているケースはまれです。それぞれの圃場での反収、施肥量、農薬使用量、売上等々を管理していくことは次年度の改善につながります。農業の一番難しいところは(作物によっては)1年に一回しか収穫できません。その一回のデータを次に繋げていくことが重要ですので、きちんと比較を行っていくことが大事です。

 

当社も肥料を販売していますが、なかなか使用してもらうまでには時間がかかります。一畝でも試験をしてもらえばどれくらいの効果があるかわかるのですが、そういった試験をしてもらうことが難しいです。いきなり1反施肥して、効果がよくわからないからと2年目がない・・そんなことがよくあります。試験をするときは対照区をきちんと置くことが重要です。

普及員の人も営農指導として「試験の仕方」「データ整理の仕方」みたいなことを実施した方がいいのではないかと思う今日この頃です。

畜産農家の経営スタイル

というわけで、北海道へ行ってきました。スキーしに行ったことはあったのですが、しっかり仕事して来たのは今回が初めてで、とても充実した出張でした。充実しすぎて少々お疲れモードです・・。ちなみに、昨日自宅に着いたのは夜の11時半でした。

 

今回は食品工場、畜産農家、リサイクルプラント等々様々な場所を見学、営業してきたのですが、その中でも特に畜産農家の経営について印象に残りました。北海道の畜産、特に酪農は都府県とはだいぶ違います。愛知県では酪農家でもほとんど牧草をつくっておらず、ほぼ輸入された牧草と配合飼料を使っています。このため、売上に対する飼料コストの比率が高いです。北海道では粗飼料はおおむね自給されており、配合飼料の使用量も圧倒的に少ないです。つまり、売上に対する飼料コストがかなり低いです。

もちろん、配合飼料の使用量が少ないので乳量も少ないですし、北海道は乳価が安いという違いがあります。ただ、個人的には大量の高価な飼料を購入し、売上も多いというスタイルは今後は難しくなってきていると思います。今後もトウモロコシの価格(=配合飼料)が今以上に上がっていくのは間違いないですので・・。

農業って、本来は作物や家畜を育てて付加価値を産むものだと思うのですが、今の都府県の畜産では飼料が畜産物に変換されるプロセスのように感じてしまいます。付加価値率が著しく低い「農業」に違和感を感じますね。付加価値率が低いので規模を拡大せざる得ないわけです。億単位で売上がないと家族経営ですら成り立たないというのが実体です。利益率から言うとほとんど商社並です。

また、北海道では配合飼料の価格もかなり高いように思いました。もちろん農家によってはだいぶ違うようですが。ただ、配合飼料の使用割合が低いので影響が少ないように思われます。愛知県の養豚農家を回っていても相当配合飼料の購入価格にバラツキがありますが、養豚農家や養鶏農家の場合、飼料コストの比率が非常に高いので配合飼料の購入価格が高くなるのは致命的です。

養豚、養鶏農家の場合、豚や鶏をいかに上手に飼うかというよりも、実は「エサ屋と交渉していかに飼料コストを低減するか」ということのほうが経営に寄与する場合も多いです。もちろん、あまりに成績が悪ければ問題ですが、逆にいくら飼育が上手でも購買コストを抑えられない場合、経営が立ちゆかなくなることもままあります。こういう面からも、今の畜産がいかに商社的であるかがわかるかと思います。

 

これからの農業は購入資材のコストがますます高騰すると思います。エコフィードやリサイクル堆肥だけがその解決策ではなく、農業従事者たるもの外部に落ちる金をどうしたら少なくできるかを考えなければいけない時期に来ているのだと思います。今までは農業も安い資源を大量に浪費してきたことを反省しなければいけないのではないかと思いますね。

カビの話

たまには趣向を変えたネタをと思いまして、カビについて語ってみたいと思います。

エコフィードだけではなく、飼料を取り扱っていると「カビ」は結構大きな問題です。配合飼料の主原料は輸入されたトウモロコシですが、トウモロコシはカビが生えやすいのです。カビぐらいと侮る無かれ、カビ毒(マイコトキシン)はかなり毒性が強く、マイコトキシンの1つであるアフラトキシンは発がん性が非常に高く、また急性毒性もあります。フモニシンやゼアラノンはトウモロコシに発生し、家畜の流産の原因になったり消化器、呼吸器系に影響を与えます。

というわけで、怖いカビですが、カビ胞子の付着を抑えるのは非常に困難です。というのも、カビの胞子というのはそこらじゅうに飛んでいるんです。1mあたり数百個ぐらい飛んでいるわけですので、ちょっとカビやすいものを置いておいたらあっという間に胞子が付着してしまいます。

カビが生えないようにするにはどうしたらいいかというと、基本的にはカビが生えない条件にしてやるのが一番です。水分がある程度以下になればカビは生えませんので、乾燥するのが一番のカビ対策です。ところが、小麦粉などは吸湿しやすいため、梅雨時などは湿気を吸ってカビが生えるなんてことも良くあります。密閉容器に保管することが重要です。

また、カビはアルコールがあると増殖が抑えられます。カビの胞子が例え付着してもカビが増えません。酒粕などは密閉せずにおいておくとあっという間にカビが生えますが、密閉しておくとアルコールが効いて1年でも2年でもカビが生えません。コンビニで売っているバームクーヘン、常温でもカビが生えないのはアルコール製剤というものがパッケージの中に入っているからです。よくシリカゲルと勘違いしている人がいますが、乾燥させると味に影響があり、また相当に乾燥させなければカビは抑えられないのでシリカゲルは使えません。アルコール製剤とはエタノールを吸着させてある薬剤で、徐々にアルコールが放出されるようにできています。

 

山崎パンはなぜカビないか という本があります。この本では山崎パンでは「臭素酸カリウム」を使用しているからカビが生えないという結論となっていますが、微生物学的にみてナンセンスです。

臭素酸カリウムぐらいでカビが抑えられるなら食品工場の人は苦労しませんし、そもそも検出されない程度の添加物でカビが抑制できるはずもないです。それぐらいカビは強力です。また、もし臭素酸カリウムによりカビが抑制できるというなら、きちんと対照実験を行うべきです。臭素酸カリウムを添加したもの、そうでない物を用意して、どちらにカビが生えるか比較実験を行うべきでしょう。おそらく全く違いは出ないと思います。

 

大手の食品メーカーがつくったパンや菓子類はカビが生えにくいのは確かですが、それは衛生管理の違いによるものが大きいです。パンも釜から出てきたときには無菌です。その後のプロセスでカビの胞子が付着するわけです。大手メーカーは町工場と衛生管理が全く違います。外気はフィルターでろ過してから工場内に導入されますし、窯から出てきたパンはロボットが袋詰めを行います。早い話がクリーンルーム(に近い)でパンを作ればカビが生えるなんてことは無いわけです。

とはいえ、私は山崎のパンはあまり嗜好に合わないのでほとんど買うことはありませんが(^_^)

 

えらそうなことをつらつら書いていますが、学生実験での微生物実験の時に自分の班だけコンタミしてシャーレがカビだらけになっていました ^^; クリーンベンチでも取り扱いが悪ければカビが生えるものですね。

農業参入の施策

いつまでも暑い日が続きます。去年の秋も暑かったですが、それよりは若干マシな気がします。来週からは涼しくなるようですね。

 

この前、こんな記事が出ていました。

農水省、39歳以下に就農交付金 平均100万円超で調整

農林水産省は13日、39歳以下の若い世代の就農を支援する交付金制度を2012年度に創設する方針を明らかにした。交付額は平均で100万円を超える規模とする方向で、政府・与党内の調整を今後本格化させる。12年度予算の概算要求額は数十億円規模になる見通しだ。

9/13 時事通信

ってことですが、色々と疑問な点があります。

・100万円では農業は始められません。露地でもトラクターとか買ったりしたら結構な投資になりますし、運転資金も要ります。施設園芸や畜産ではハッキリ言ってこの金額では端金にもなりません。

・農水省はここ数十年にわたって様々な交付金の施策を実施してきたにもかかわらず、食糧自給率が上がらず耕作放棄地が増えてきたことをもっと真摯に反省し分析を実施するべきでしょう。毎年何千億もドブに捨ててきたようなものです。

・こういう施策を農水省がマスコミにリークしてその後政府与党と調整って、おかしいですよね。「政治主導」ならば「政府与党が就農者を増やす施策を農水省に検討指示し、その結果案が出てくる」というのが筋だと思います。

と、こんな交付金を始めたって就農者は増えませんし、自給率が上がらないのは自明です。農業従事者が減ってきているのは単純な話、儲からないからです。例えば、それなりに利益が上がる渥美半島の畑作地帯では耕作放棄地なんて見かけませんが、同じ渥美半島でも田んぼでは耕作放棄地が目立ちます。儲かるのなら黙っていても耕作放棄地にはなりません。当たり前ですよね。

国家公務員は非常に優秀な人材が揃っていると思いますが(嫌みではなく)、従来のやり方に固執するのではなく産業構造まで立ち入った施策を実施して欲しいものだと思います。個人的には、税制で誘導するのがもっとも効率的だと思いますが、ほかにもいい方法があるかもしれません。幅広い議論を行いもっと意見を募っていくべきでしょう。

酵母の力

というわけで、旅行から帰ってきました。すっかり日焼けしてリフレッシュできました。たまには旅行も必要なものですね。

 

それにしても、帰ってきて実感するのは愛知は暑い。日差しは石垣の方が強いですが、なんというか空気が重いですね。中部空港で電車の時間がぎりぎりだったので走ったら滝汗です。幸い、会社と家は東三河にあるので名古屋よりも最高気温が4~5℃も低いのが助かっています。

暑いと食中毒が心配になります。一月ぐらい前には家でカボチャの煮付けを作って昼間一日放置しておいたらカビがすっかり生えていたことがありました。でも、実はカビや酵母ってあまり暑いと増殖が抑えられます。

ちょうど最近入荷している飼料原料に「缶詰」があります。なぜか賞味期限が切れていない缶詰が廃棄されて、当社で受入をしています。それも結構な量が毎年毎年廃棄されれるのが不思議です。さて、この缶詰、ほどよい糖分があるため酵母発酵しやすいっていう問題があります。早い話、酒になってしまう訳です。缶詰の状態では無菌状態なのですが、酵母というのは実はどこにでもたくさんいますので、当社で缶詰を開けた瞬間から酵母が混入してしまう訳です。

酵母発酵自体はむしろ嗜好性がよくなったりすることもあるので問題がある訳ではないのですが、発酵が進むと糖分が一部二酸化炭素として放出されてしまいますので若干飼料カロリーが下がってしまうのが問題です。それ以前に問題なのがあまりに急激に発酵するのでタンクからあふれたり、タンクが壊れたりするという問題があります。当社で普段使っている1m3入るポリタンク、これはUN規格という海上輸送の基準を満たしたかなり丈夫なタンクですが、これが酵母発酵の炭酸ガスの圧力によって破損するって言う事件がありました。驚くほどの力です。

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酵母の発酵で壊れたタンク

酵母発酵を抑えるためにギ酸を入れてpHを抑えているのですが、本当に発酵しているときには効きは正直微妙なところです。で、発酵が一番盛んなのが春先、秋口の20~25℃ぐらいの時です。それが過ぎて今の時期になるとほとんど発酵しなくなります。パンの発酵だと35℃ぐらいにするのですが、酵母の種類が違うからではないかと睨んでいます。本当は酵母の種類を調べたら面白いのでしょうが、趣味でそこまでの分析をする訳にはいかないですね。なんか美味しいパンやうまい酒が造れる酵母が混ざっているような気もしますが ^^;

焼肉の話

昨日からお休みを頂いて石垣島に来ています。シュノーケリングでマンタを見ることができて感激です。

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今日は焼き肉を食べてきました。石垣島は畜産、特に肉牛の生産が盛んで焼き肉屋さんもたくさんあり、観光客で繁盛しています。でも、実は石垣でたくさん飼われている牛は繁殖のための牛であり、肉となるために育てる牛は少ないです。生まれた仔牛の大多数は内地の肥育農家に出荷されます。

もともと、石垣で肉牛の生産が盛んなのは、温暖な気候で牧草がよく育つために飼料が自給できることが背景にあります。仔牛を産ませる母牛には牧草を与えますので、適した環境です。ところが、サシ(霜降り)を入れるためにはエサからビタミンAを減らす必要があります。また、しっかりと脂を載せるためには濃厚飼料といわれる穀物をたくさん食べさせなければいけません。

というわけで、せっかく石垣で生まれた仔牛も、「石垣牛」として育てるためには海外から輸入したエサを使わなければいけない訳です。なんか、こんなに牧草地が広がっているのに・・って不思議な感じもします。離島ですので海外からの飼料はコストがとても高くなってしまいます。ので、仔牛として出荷することが多く、肉となるまで育てることが少ない訳です。

そもそも、サシが芸術的に入った牛肉はかなりの技術と海外の飼料で「創り上げられている」ってことです。でも、石垣牛は確かに美味しいですが、個人的にはサシがこれでもかって入った牛肉はちょっとくどすぎて一口二口でもうおなかいっぱいって感じです。オージービーフみたいな肉が好きな人も少なからずいると思うので、そういう国産牛がもっとあってもいいのにと感じますね。

 

 

廃棄物業界の原価管理

今日は東京へ出張しています。新宿のホテルからブログを書いています。東京は蒸し暑いですね。最近はノーネクタイがすっかり定着したと見えて、行きの新幹線もほとんどネクタイをしている人がいませんでした。暑がりの自分としてはネクタイしなくてもいいのは嬉しい限りです。

 

昨日は埼玉の同業を訪問してきました。施設の見学も勉強になることが多いですが、社内管理体制について話を聞いたのがすごく参考になりました。

廃棄物業界はまだまだ未成熟な部分があるわけですが、その1つに原価管理がきちんとできていないと言う点があるかと思います。廃棄物業者はいろいろな現場を抱えているのですが、それぞれの現場での原価管理をしていないケースが多くあります。

例えば、事業系一般廃棄物の回収をしている場合。原価はおもに運搬費と処分費からなります。運搬費は人件費と燃料費、車両の減価償却費などです。一台の車で一日何件の現場を周り、それぞれの現場にどれくらいの時間がかかっているかを把握すれば運搬費は算出できます。処分費は市町村の処理施設に持ち込んだ時の単価×重量です。と、把握する気になれば原価算出はできるのですが、そもそも事業系一般では重量もろくに量っていないケースが多いです。

昨日お話しを聞いた会社では原価管理を現場毎にきちんと算出して、予実管理もきちっと行っているとのこと。伸びている会社は違うなと感心しました。

 

新規顧客のところへ営業に行くとよくあるケース。管理者の方と話していて「今は1日○○キロ、単価○○円で契約している」置き場へ行ってみてみたら、聞いていた量の3倍くらい山積みになっていたりします。いかに既存の業者が適当に管理しているかがよくわかりますね。

 

廃棄物業界って世間からは儲かるイメージがあるのですが、一昔前までは実際かなり利益率もよかったのが今はマーケットも縮小してきてかなり厳しい状態です。儲かっていたときには原価計算もろくにせずざっくりとした管理でよかったのかもしれませんが、今は細かく管理をしていくことが必要なんですよね。これはどの業界でも共通の状態だと思いますが。

信用金庫

この頃ちょっと書類を作る仕事が多くなかなか時間が取れないです。次々と新しい仕事が降ってきてTODOリストがいっこうに減らないのでちょっとげんなりしています。

 

当社のメインバンクは豊川信用金庫です。信金っていうとまあ零細金融機関なんですが、こと東海地方ではプレゼンスが非常に高いのが特徴です。三河地方ですと岡崎信用金庫なんかは預金残高2兆4,331億円とても大きく、下手な地銀よりもよっぽど大きいです。

もともと愛知県は地銀がないため、三菱東京UFJ銀行(昔の東海銀行)が地銀みたいな動きをしており、UFJがカバーしきれない中小企業は信金や相互銀行がフォローしていた経緯があります。さらに、三河地方は相互銀行もあまり進出できていないため信金の土壇場であり、かなり大きな会社でもメインバンクが信金ということがよくあります。

豊川のあたりだと、豊川信用金庫が中心に岡崎信用金庫、蒲郡信用金庫、豊橋信用金庫がつばぜり合いを繰り広げているような状態です。豊川信用金庫はその中でも小さい方なのですが、狭い豊川市内に集中出店しているのでコンビニ並みにたくさんある印象です。

信用金庫って単に口座にお金を預けるのとお金を借りるだけではなく、いろんなセミナーや展示会が設定されており、担当の方と会う機会が非常に多いです。ドメスティックというか、どぶ板営業がすごいので感心します。時々、お客さんを紹介してくれたりするのですが、まあちょっと的外れな紹介が多いのであまり役に立たないケースが多いのはまあ愛嬌。お客さん紹介してくれるという姿勢が嬉しいですね。

 

去年、その前と豊川信用金庫の「経営塾」なるものに参加して、決算書の読み方等々を習いました。習っても覚えない人は覚えないし、習わなくても自分で決算書類作れば嫌でも覚えるものですが・・。経営塾の中で、固定費の抑え方っていうテーマで話す機会があり、人件費抑制などの案などが受講生から出てきました。その中で、講師役の職員の方が「交渉をして借入金の金利を下げてもらうって言う方法もあります。」「(受講生)しーん」「これ、ギャグなんですけど。」

捨て身の自虐的ギャグが全く受けなかったのに受けてしまいました。こういう暖かいところが信金の良さですね。

中古機械

ちょっと忙しくて更新を怠ってしまいました。もともと予定が立て込んでいたところに、食品残さを粉砕する機械が壊れて対応にばたばたしていました。

壊れた機械は中古なので故障もつきものです。リサイクル業は仕入原価があまりかからない代わりに、減価償却と人件費の比率が高いです。ので、減価償却を抑えないと利益が確保できない訳です。勢い中古機械の比率が上がります。

しかし、ちょっと特殊な機械が多いので、中古と言っても結構高かったりします。そこで当社ではYahoo!オークションで中古機械を購入したりしています。工場見学した方に「これ、Yahoo!オークションで買ったんですよ」というと驚かれることが結構あります・・。

で、今回壊れた機械も例によってオークションで購入した機械。ただ、中古だったから壊れたと言うよりも、ベアリングだとかボルトだとか結構激しい物を噛み込んだので壊れた可能性が高いです。ま、新品買うと100万以上する機械が数万円だったので壊れてもやむを得ないという考え方も。

 

機械が壊れたので電気屋さんと一緒に分解してあーでもないこーでもないとやっていたらデスクワークが溜まってしまいました。暑い中そんなことをやっていたらすっかりばて気味です。結局まだ修理完了していないので、来週どうやって仕事をこなしていくか対応検討中です。

 

ちなみに、オークションには中古品以外も結構安かったりします。逆に、中古品もコンプレッサーとかは中古機械屋より割高だったりします。お勧めは新古品です。ポンプ、インバータなどは新古品がかなりお得に買えます。この前も0.75kwの新古品ファンを買いましたが、これもかなりお得でした。