年度末で忙しい日々が続いています。当社は12月決算なので、昨年までは年度末と言ってもそれほど忙しくも無かったのですが、今年は補助事業を2つやっていますので、結構あわただしいです。
当社は産業廃棄物の処理に関する許可があります。以前より何回か書きましたが、製品単価を考えると当社の受入単価が逆有償(お客さんが処分費を負担する)ものもありますので、取り扱いには産業廃棄物処分業の許可が必要となるわけです。
脱サラして仕事始めて産業廃棄物の業界にも接点を持ったのですが、よく人から「怖い人が多いんじゃない?」って言われます。なんか世間ではとても悪い人がいる業界に思われているようです。
許可を取って3年、産廃業界の知り合いも多いですが、世間で思われているようなことはありません。だいたい、年間4億トンも産業廃棄物が出ているわけで、悪い人が多ければ不法投棄の山がそこら中に出来てしまいます。
ただ、顔が怖い人は多いかもしれませんw
個人的には、もっと服装とか髪型、持ち物とか気をつけた方がいいのにと思ったり。
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臭気判定士
臭気判定士という国家資格を持っています。悪臭に関する測定をすることができる資格です。
悪臭の分析する際に必要なため、嗅覚が正常かどうかの試験があり、5年に一回受けなければ行けません。
昨日はその嗅覚検査に行ってきました。
自分は嗅覚には自信があるのですが、アレルギー性鼻炎のため年の半分は鼻炎という状態です。
ので、昨日から点鼻薬を使い万全の体制で臨んで試験を受けました。おかげでちゃんと合格できました。
悪臭は分析できますが、悪臭公害の難しいところは臭いって言うのは気分の部分もあると言うことです。
気になり出すと我慢できなくなります。
当社も行っている堆肥化でも苦情がでている工場の話などを聞くことがよくあります。堆肥化の場合、原料の選択で相当臭いが軽減できるんですが、廃棄物処理業として堆肥化を行っている場合「どんな原料でも受け入れますよ」みたいなところが多いのが原因かと。
未来少年コナン
コナンと言えば最近は探偵のようですが、73年生まれの自分にとっては未来少年コナンです。再放送を見た世代ですが。未来少年コナンはよいアニメですよね。個人的には宮崎監督の作品の中ではルパンとラピュタ、それにコナンが3大傑作だと思っています。
閑話休題
コナンの中で、プラスチックを採取してエネルギーに使用しているという場面があります。今はプラスチックのリサイクルは相当普及していますが、埋めてあるものを掘ってまでリサイクルしている例はほとんど無いと思います。
結局、リサイクルが進むかどうかはコストの壁です。石油の値段が50ドル/バレルならペイしない事業でも、将来石油が枯渇したら本当に夢の島を掘り返す時代が来るのではないかと思います。
個人的には地球温暖化には懐疑的というか、現状のデータだけでは何とも言えないと思っていますが、それとは別に過去数億年の太陽エネルギーが蓄積・変換された石油を我々の世代が浪費してもいいのかと思います。CO2の排出という意味でなく、限りある化石燃料の利用という意味で何らかの対策が必要かと思います。
産業廃棄物処分業の許可
エコフィード製造のために容器分別機と破砕機を導入しました。エコフィードの原料は処分費をもらっている(=原料受入の際にお金を頂いている)ものもあるので、当社は産業廃棄物処分業の許可もあります。
しかし、産業廃棄物処分業の許可を取ると、いろいろ手間が多くて大変です。機械を入れ替えるのも、すべて許可が必要となるのです。
今回はその他にもいろいろと変更内容が多かったため、結構時間がかかりましたが無事許可の変更も完了しました。これでようやく営業をすることができるというものです。
破砕処理や容器分別を行うことができるようになると、いままで取り扱うことができなかった原料を扱うことが可能になります。また少し忙しくなりそうです。
魚のアラ
スーパーから排出される魚のアラを飼料化することを検討しています。
BSE問題の後、動物性タンパク質の飼料利用に関しては厳しい規制があり、農林水産大臣の確認が必要となっています。もちろん赤松さんが見に来るわけではありませんが・・。
で、書類を作って確認してもらっているのですが、とにかく細かい&厳しい。以前会社員やっていたときもいろいろと役所に出す書類作りが多かったのですが、今までで一番細かい気がします。
正直言って羮に懲りて膾を吹く状態で、なんか無駄に厳しいとしか思えないです。農水省は食品リサイクルを本当にやりたいのかと思います。
しかも、魚のアラだと非常に厳しいのですが、これが食べ残しを利用する分には届け出は全く不要です。「人間が食べているものだから」と言うことですが、ここに魚や肉が入ってもとくにおとがめ無し。
魚のアラの方がよっぽど品質がいいのに。まったくよくわからない制度です。