豚肉のブランド化勉強会

暖かくなり花粉症がひどくなってきました。スギ花粉ではなくイネ科花粉が原因のため年中花粉症ですが、3月~11月ぐらいが特にひどいですね。なんか年ごとにひどくなっていくような気もします。
昨日はうちのお客さんと豚肉のブランド化勉強会というものを実施しました。非常に活発な議論が行われて長時間の打合せで少々疲れました。
はっきり言って直接的には当社の業務と関係ないのですが、せっかく良いエサを使って美味しい豚肉が作られているのに、なかなか市場で評価されないのが残念なのでお手伝いしています。
にしても、このごろは業務の幅が広がりすぎて収拾が付かなくなってきている気がします・・。

環境ベンチャー

この頃、暖かかったり寒かったりが激しいですね。会社のあたりは今日はすごく寒かったです。

学生の頃、大学の部室の裏で花見をしていたらすごく寒くて部室の中へ行き熱燗で宴会したことを毎年思い出します。その頃からもう15年も経っているんだなぁとしみじみ思います。

環境ベンチャーだけに限りませんが、ベンチャーはいろいろな苦労があります。その1つが資金調達です。ベンチャーは資金力がたいがい不足しています。零細ベンチャーに出資してくれるところはあまりありませんし、創業間もないと銀行もお金貸してくれません。

IT系のベンチャーですとパソコン1台あれば仕事始められるかもしれませんが、環境ベンチャー、特に当社のように工場を構えると初期投資と固定費が非常に大きくなります。

行政は「ベンチャー支援」とか言っていますが、実際のところベンチャーに対する金融支援は無いに等しいです。だから、ベンチャーは初期投資の少ないIT系のものか士業が多いのだと思います。

また、銀行からお金を借りるとかならず代表者の連帯保証が付きます。(これはベンチャーに限りませんが)日本の会社は借入金を資本とすることが基本ですので、株式会社、有限会社と言っても無限責任を負う形になるわけです。これでは初期投資の多いベンチャーはなかなか始められませんね。銀行員の友人にこのことを言ったら「個人債務保証は上場企業でもならない限り外れないよ」と言われてしまいましたw

以前ネットの記事に載っていたのですが、イスラエルでは政府がまとまった金額をベンチャー向けに確保し、保証人無し、担保無しでベンチャーに出資しているそうです。もちろん回収不能の割合も高いようですが、そこはベンチャー育成費用として割り切っているようです。

日本の政府もつまらない中小企業支援の施策をてんこ盛りにするのではなく、毎年数百億でもいいからベンチャー向けに資金枠を確保して、ドブに捨てるつもりでベンチャーに出資すればいいのにと思います。

政府系のベンチャー向けファンドとかもあることはあるのですが、以前説明を聞いたら「上場して株式売却で投資を回収することが基本です。上場できなかった場合には出資を引き上げることもあり得ます」と言われました。頭おかしいですよね。

と、ぐちをいろいろ書きましたが、当社は少ない利益から次の投資を行い少しずつ規模を拡大しています。少ない利益を投資に回しているために全然残りませんが・・。当社ではいつでも出資歓迎です[E:dollar]

事業系一般廃棄物(その3)

事業系一般廃棄物の話しの続きです。
最近、大手スーパーなどでは食品リサイクルに熱心に取り組まれているところがあります。そういったところでは、食品廃棄物を単にリサイクルするだけではなく、リサイクルループの構築までを行っているケースがあります。
しかし、リサイクルする立場から言うと、一般廃棄物は産業廃棄物と比べて適しているとはあまり言えません。産業廃棄物となる食品廃棄物は食品工場や製薬工場から出るものですので、製造に際して発生した副産物が多いです。成分も安定していますし、ロットもまとまります。しかし、スーパーや飲食店などからの一般廃棄物は食べ残しなども多く、塩分や油分が多かったりして堆肥や飼料にはあまり向いているとは言えません。
ですが、事業系一般廃棄物を受け入れると違ったメリットがあります。リサイクルループを作るためにリサイクル肥料、飼料を使ってできた農産物をスーパーなどが買い上げます。買い上げてもらえるために農家がリサイクル肥料、飼料を積極的に購入してくれるので、リサイクル肥料、飼料の販売が容易になるというメリットです。
ただ、事業系一般廃棄物を受け入れると、リサイクル品の品質は下がる傾向にあります。品質が下がったほうがよく売れるというのも皮肉な話です。
当社では今のところ事業系一般廃棄物を処理する許可がありませんので受入はできませんが、受け入れできるようになってもきちんと分別が出来て品質が高いリサイクル品が出来るものだけにしたいと思っています。リサイクルすることが目的ではなく、リサイクルによって高い品質の商品が安い価格でできるということを目標にしたいと思っています。

今年度のテーマ

新年度に入り少し仕事が落ち着いてきたので、今は一生懸命営業活動をしています。平日はお客さんのところへ行くことが多いので、色々仕事が溜まって今日は休日出勤していました。明日もお客さん訪問の予定です。なかなか成約まで至りませんが、引き合いだけは増えています。
今年度の仕事のテーマとしていくつか決めていることがあります。
・豚肉のブランド化事業・・お客さんの養豚農家の販促をお手伝い
・食品廃棄物のオンサイト処理・・小ロットの食品廃棄物の飼料化
・液状飼料化プラントの導入・・現在機器の選定中
・マニフェストを含めた業務管理データベースの構築・・VBを覚えないといけないかなぁ。
テーマが多すぎてなんとも散漫ですが・・。
今日はその中の1つ、食品廃棄物の簡易乾燥機をテストしていました。順調に開発が進んでいます。
食品廃棄物は水分が多いものが多く、すぐに悪くなってしまいます。乾燥処理すれば価値が出るものが多いのですが、乾燥機は高価なためなかなか導入できないことが多いです。
現在開発している乾燥機は低コストを第一義に設計しています。うまくいけば非常におもしろい商品になると思います。

食品リサイクルの容器

食品リサイクルに限らず、廃棄物を扱っていると大きな問題なのが運搬、保管容器です。
しつこく書いているように非常に低価格なものを扱っていますので相対的に運賃が高いわけですが、それ以外に容器コストの比率も非常に高いです。
たとえば、一般的な建設、製造業系の廃棄物によく使われる8m3の着脱コンテナ。あれはだいたい30万円くらいします。一方建設系のものでしたら廃棄物の処分費としてお客様から頂けるのは8万円/コンテナぐらいが相場です。粗利30%(実際そんなにないとのことですが)とすると、2万円ちょっとの利益。そこから減価償却するとすると、10回以上使ってはじめて利益が出る計算です。容器の償却費を原価とするか、販管費でみるのかという部分はいろいろ考え方があるとは思いますが。
コンテナの回転が良ければいいのですが、現場によっては半年とか1年に一回引き上げってこともあります。そんな使い方ですと減価償却の年数がすごいことになりますね。
食品廃棄物でよく使われるのが、サンコーというメーカー(大きい会社です)のジャンボックスっていう容器。これがまた高い。1m3のもので10万円ぐらいはします。何とかならないかと思い、数々の容器をテストしていますがいまだにジャンボックスを越える容器がありません。困ったものです。
内容物より容器の方が高いのはリサイクル業界ぐらいかと思いますね。

会社の名前

前に色々書きましたが、会社を始めたこと自体は後悔しているわけではありません。やっぱり会社経営はいろいろとサラリーマンにはない醍醐味があります。一番はいろんな人に会えるっていうことですね。サラリーマン時代の10倍くらい名刺をもらいますし、社長同士のつながりみたいなものも増えてきました。
ですが、会社の名前は少し後悔しています。テクシスっていうのはテクノロジー&システムズの略ですが、これがよく間違えられます。
テクノス、テキシス、アクシス、テキスト、etc。電話で聞き返されることもしばしば。
やっぱり覚えやすく間違えにくく、しかもオリジナリティがある名前がいいですね。あとはネットで検索したときにノイズが乗りにくいことも重要です。
ちなみに、領収書書いてもらって気づくのが、「環境」って漢字が書けない人が多いです。自分もパソコン依存症で恐ろしいほど漢字書けないのであまり大きなことは言えませんが。

事業系一般廃棄物の処理費用

今日は営業でお客様のところへ。味噌をリサイクルしたいという引き合いでした。
いろんなものを扱っていますが、味噌は始めて。なんとか買い取りできないかと思案しています。
当社では食べられる程度のものばかり扱っていますので、取り扱いしているものだけで昼ご飯が出来そうですw
事業系一般廃棄物の話の続きです。
これまで書いていてふと思い出したことがあります。事業系一般廃棄物の処分費用の内訳って、案外知らない排出事業者さんが多いってことです。
中小のスーパー、飲食店などではとにかく「ゴミの処分費で月○○万円払っている」ってことしか把握しておらず、その内訳をあまりご存じないケースが多いですね。
スーパーなどで発生するおもなゴミは、生ゴミ、空き缶(金属屑)、ダンボール、廃プラスチック類などかと思います。
そのうちの可燃ゴミである生ゴミの処分の費用が大きな割合を占めていることが多いです。
可燃ゴミは市町村の焼却場へ持ち込まれるケースが多いです。事業系一般廃棄物の場合、市町村の焼却場で焼却すると処分費がかかります。(希に無料のところもありますが)愛知県近郊ですと、だいたい1kgあたり5~20円程度の費用が必要です。
これに運搬のコストが乗ります。運搬費は運搬効率と1回の回収量によって大きく変わります。100kg回収で10円~20円くらいが多いかと思います。合わせて15円/~40円/kg程度の費用となります。
一日100kgの生ゴミが発生するスーパーでしたら、1500円~4000円、月に5~12万円程度のゴミ処分費が発生します。
市町村の焼却処理費はだんだん値上がりの方向へ向かっています。5円値上がりすると100kg/日で15,000円の費用アップとなるわけです。
一般廃棄物の費用内訳って業界の人は常識というか知らないと仕事になりませんが、お客さんはあまり把握していないのが不思議です。中小の飲食店やスーパーで毎月数万のお金って決して少ない金額ではないと思うのですが。ことゴミに関しては一部の方をのぞきあまり興味をもたれていないのが現実ですね。

5周年

3月も残りわずか。補助事業の書類がだいたい出来上がってほっとしています。なんかここ2週間ぐらい本当に忙しかったです。書類作成は割に得意な方ですが、飽きっぽいのでずっとやっているとうんざりします。
今日は一般廃棄物と産業廃棄物の区別の話はちょっと休んで、ベンチャー企業の経営の話です。
先日、創業5周年を迎えました。その日はすっかり忘れていて後で気づきました。
思えば5年間はあっという間でした。5年前のことがホントについ1月前のように感じます。
途中何度ももうダメかもと思うこともありましたが、たくさんの人のおかげで今があります。会社始めて本当に人の助けが身にしみます。
このごろ、取引先の若い人とかに「僕、会社始めようかと思ってます」とか相談されることが時々あります。そういうときは「やめておいた方がいいよ」って本気で言いますね。
端から見るとなんかよろしくやっているように見えるようですが、今までの苦労話、クローズアップ現代の3回分ぐらいはあると思います。
そもそも、脱サラして食品リサイクルの事業始めるって、今思えば無謀です。
この前、ひろゆき(2chの管理人です、念のため)のブログ見てたら同じ様なことが書いてありました。
http://hiro.asks.jp/67280.html
環境関連の仕事ってITベンチャーと違いすごく初期投資がかかります。当社は投資を抑えるためにいろいろと苦労していますが、それでもかなりのお金が必要でした。おかげでバランスシート見ると嫌になります ^^;
世間ではさもベンチャー支援に取り組んでいるようなことを言いますが、実際のところぽっと出のベンチャーではなかなか資金調達が厳しいのが正直なところ。
話が散漫になりましたが、とにかく言いたいことはベンチャー経営は大変ですよってこと。自分も最近白髪増えました。

事業系一般廃棄物(その2)

昨日はお客さんと一緒に静岡のリサイクル関連の工場見学へ行ってきました。
今日は午前中お客さん訪問、午後は家で書類作りです。
明日も仕事の予定で、結局3連休は完全に仕事。まあ、世間が休みですと電話が少なくて仕事がはかどるので、連休というのも違う意味でありがたいです。
というわけで、事業系一般廃棄物の話の続きです。
お客さんのところに行って思うのが、排出事業者も一般廃棄物と産業廃棄物の違いをわかっていない人が多いと言うことです。結構たくさんゴミを出している会社でもあまり知らなかったりします。当社にはよく「スーパーの生ゴミをリサイクルしてほしい」という問い合わせがあります。その時に、「一般廃棄物の処理をする許可がありませんので」と説明してもなかなか理解してもらえないことが多いですね。
前回書きましたように、本来産業廃棄物となるべきものが事業系一般廃棄物と処理されることがよくありますが、これは市町村によって結構対応が違ってきます。今、大阪などでは事業系一般廃棄物に対する産業廃棄物の混入を厳しく取り締まっています。当社のあります豊川市などもかなり厳しくチェックされる傾向にあります。しかし、周りの市町村ではほとんどノーチェックのところもあるようです。
市町村によって対応が違っている理由として、処理能力に余裕があるかどうかという点があります。焼却炉や最終処分場に余裕がない場合、受入が厳しくなります。逆に、市町村が過大な需要予測に基づいて巨大な焼却炉を建設した場合、見かけの稼働率を上げたいが為にゴミの受入を甘くしている傾向があるようです。
一般廃棄物として処理されていた場合、分別などは必要ありません。これを本当は産業廃棄物だからということで当社で受け入れした場合、異物が多くて非常に苦労することがあります。市町村の一般廃棄物の処分費用は安く、その上分別不要と言うことになれば排出事業者としては一般廃棄物として処理したくなるのも気持ちはよくわかります。
というわけで、続きは後ほど。

事業系一般廃棄物

ちょっと忙しくて更新怠り気味です。
この前会った方から、「こんなに裏話書いて大丈夫ですか?」って言われましたが、自分は結構抑制しているつもりだったりします。思っていること全部書いたらもっと物議を醸すのは間違いないでしょう。
今日は一般廃棄物のネタです。
ゴミは法律的には産業廃棄物と一般廃棄物に分かれます。家庭のゴミは一般廃棄物です。でも、事業者が出すゴミでも一般廃棄物に分類されるものがあります。
事業者が出すゴミのうち、法律で指定されたものが産業廃棄物になるのですが、それ以外は一般廃棄物です。
例えば、プラスチックゴミは事業者から出るとすべて産業廃棄物です。
しかし、食品廃棄物は「食品製造業、医薬品製造業、香料製造業」から出てきたものは産業廃棄物ですが、それ以外の業種、例えばスーパー、飲食店、ホテルなどから出てくると一般廃棄物になります。
一般廃棄物に分類されるとどうなるのかというと、行政(市町村)が処理することになります。従って、基本的には許可を受けた業者(一般廃棄物収集運搬業)によって運ばれ、市町村の焼却場などで処理することになります。
かたや産業廃棄物になりますと、許可業者(産業廃棄物収集運搬業)によって運搬され、当社のような民間の処理施設で処理することになります。
ここで問題になるのは、全く同じ種類のゴミでも産業廃棄物と一般廃棄物に分かれると言うことです。たとえば、スーパーの総菜売り場で調理して出た野菜屑は一般廃棄物です。でも、同じゴミが総菜工場からでると産業廃棄物になります。
また、たとえば町のうどん屋さんから出たうどんの切れ端は一般廃棄物です。麺工場から出ると産業廃棄物。でも、麺工場に食堂が併設されていたらどうなるのか。食品製造業なのか外食産業なのか。非常に曖昧です。
実際のところ、その区別は市町村によって判断が大きく分かれます。例えば野菜のカット工場から出る野菜屑。愛知県ですとおおむね産業廃棄物ですが、三重県、静岡県ですと一般廃棄物になる場合が多いです。
一般廃棄物と産業廃棄物の許可は全く別です。たとえば、当社は産業廃棄物の許可しかありませんので、事業系の一般廃棄物を受け入れることが出来ません。でも、その基準となるゴミの判断が非常に曖昧にされています。
たいていは産業廃棄物の処理費用より市町村の処分費用が安いです。これは税金が相当投入されているからですが、そのために本来は産業廃棄物として処理されるはずのゴミが一般廃棄物として処理されているケースが相当あります。一般廃棄物の運搬している業者はそのあたりよく知っているのですが、まあ多少のことでしたら目をつぶっているケースが多いですね。
私が営業をしている感じでは、だいたい小さな食品工場の何割かは本来産業廃棄物として処理しなければいけないものを一般廃棄物として処理しているように感じます。また、プラスチックも可燃ゴミに混ぜて出してしまっていることもよくあります。
一般廃棄物の処理を行うのは基本的に行政ということになっているため、民間ではなかなか処理をする許可をいただくことができません。と、許可に関しては厳密に分かれているのに、ゴミには名前が書いてあるわけではないのでその区別は曖昧になっているというところに廃掃法の最大の矛盾点があると思っています。
この話は長くなりますので、続きはまた後ほど・・。