スーパーから排出される魚のアラを飼料化することを検討しています。
BSE問題の後、動物性タンパク質の飼料利用に関しては厳しい規制があり、農林水産大臣の確認が必要となっています。もちろん赤松さんが見に来るわけではありませんが・・。
で、書類を作って確認してもらっているのですが、とにかく細かい&厳しい。以前会社員やっていたときもいろいろと役所に出す書類作りが多かったのですが、今までで一番細かい気がします。
正直言って羮に懲りて膾を吹く状態で、なんか無駄に厳しいとしか思えないです。農水省は食品リサイクルを本当にやりたいのかと思います。
しかも、魚のアラだと非常に厳しいのですが、これが食べ残しを利用する分には届け出は全く不要です。「人間が食べているものだから」と言うことですが、ここに魚や肉が入ってもとくにおとがめ無し。
魚のアラの方がよっぽど品質がいいのに。まったくよくわからない制度です。
飼料分析
契約を頂いて受入を行うことになった焼酎カスとポテトスチームピーラー残さ(要はジャガイモの皮です)の分析をしました。焼酎カスは結構どろどろしていたので含水率が低いかなと期待していたのですが、案外含水率が高かったです。
含水率が高いと当然水に近くなっていきますので、飼料としての価値が下がります。できあがりの製品の価値が下がると買取が難しくなります。
結局のところ、穀物の値段が安くその結果配合飼料の価格も安いため、エコフィードはその値段と勝負しなければならなくなり、たいした価格では売れません。みなさん、環境も大事ですのがビジネスはもっと重要ですので。
水分が多いものは買い取りできず、処分費を頂くことが多くなります。
当社では乾燥機の販売も行っています。乾燥を行うことにより、処分費を払っていた廃棄物が飼料という有価物に変わります。お気軽にお問い合わせください。
リキッドフィーディング
今、地元の農協と養豚用のリキッドフィーディングに関する取組を実施しています。
リキッドフィーディングっていうのは、エサを液状にして乳酸菌発酵させ豚に供給する方法です。当社もこの取組でエサの原料供給を行っています。
この取組を通じていろいろと養豚用の飼料について勉強していますが、かなり奥が深いです。エサを変えると肉質に顕著な影響が出ます。
飼料に関する仕事を始めるまでは豚肉の味にそんな差があるとは思わなかったのですが、いろいろ食べ比べると結構違いがあります。本当に美味しい豚肉ってすごく味わい深いです。
当社のお客さん(養豚農家)はみんなしっかりとした技術でとても美味しい豚肉を生産しています。そういうお客さんにエサを販売するのはやりがいがありますね。
生ゴミ処理機
今日、税務署へ行って納税証明書を発行してもらったのですが、20分以上かかりました。
混んでいたわけでもないのにデータベースから印刷するだけでなんであんなに時間がかかるんでしょうね。
そういうシステムができていないのにe-TAXとかちゃんちゃらおかしいです。
閑話休題
今日はスーパーに設置してある生ゴミ処理機で作った乾燥した生ゴミ(野菜)を回収してきました。
いま、これを養豚の飼料として使う実験を行っています。思ったよりタンパク質が多く含まれており、価値は高そうです。
その時に店長さんとお話ししていたら話が盛り上がって2時間近く長居してしまいました。しかも帰りに土産で焼酎までもらって・・・。ありがとうございました、w店長。