告知を忘れていましたが、中央畜産会発行の畜産経営情報最新号がWebで公開されています。
次の回はリキッドフィードについて掲載します。
告知を忘れていましたが、中央畜産会発行の畜産経営情報最新号がWebで公開されています。
次の回はリキッドフィードについて掲載します。
昨日から東京ビッグサイトで行われている環境展に出展しています。
「環境展」というと、環境全般にわたる展示会のような感じですが、実際は廃棄物関連の業界向け展示会です。来場者も廃棄物関連の人たちが多いです。→データ
ただ、まれに当社の顧客ターゲットである食品メーカーの方や、養豚農家の方も来場されるのでそこをターゲットとしています。こういうお客様には↑の写真にある「エコフィードあります」ののぼりが強力に集客効果を発揮しているように思います。
というわけで、あらゆるお客様に熱心に対応していると非常に疲れます。
何分貧乏性なので、ブース代回収しなければとがつがつとしています。
あと2日がんばりたいと思います。
今日は滋賀県に出張中です。写真は近江ちゃんぽんなる物です。自分のイメージするちゃんぽんとはやや異なりますが、おいしかったです。
日本では多くの養豚農家は一貫経営、すなわち繁殖-肥育を一体に行っています。一貫経営は管理するべきパラメーターが多いため、緻密に数値を追うことが求められています。
繁殖を行うためには当然母豚(ぼとん)を飼う必要があり、母豚を管理して繁殖させ子豚を産ませます。管理する指標として、1回に出産する頭数、年間の出産回数、生まれてきた子豚の体重、離乳するときの体重などがあります。こう言った数字が最終的に1年間に母豚1頭あたり何頭出荷できるかに影響してきます。母豚1頭あたりの出荷頭数が少ないと言うことは母豚に与える飼料が多く必要となり、母豚を飼う豚舎のスペースも広く必要になります。
また、日本では母豚はたいてい2種類の品種の掛け合わせです。養豚農家によってはこの雑種を自分の農場で交配して生産しているところも多くあります。この場合、2種類の品種を飼育して、母豚の更新頭数に応じた数の豚を育てなければいけません。母豚は適切な産歴で更新しなければいけないため、母豚の育成が適切に行われないと母豚の数が足りなくなったりすることもあります。
このように様々なパラメータが絡み合って養豚生産のコストが決まります。相手が生き物であるのにかかわらず、非常に緻密な原価計算をすることが要求されるわけです。一般の中小企業経営者は案外原価計算に無頓着だったり原価削減目標がなかったりします。養豚農家は経営勉強会などで集まってそれぞれの管理項目を比較したりしますので、一般の中小企業以上に経営を意識しているように見受けられます。
この前ある養豚農家さんとお話ししていたら、「養豚経営でもっとも影響が大きい項目は肥育豚の飼料要求率だ。」という話題になりました。飼料要求率とは体重が増えるのに必要な飼料の量のことです。養豚でもっともコストがかかるのは肥育豚の飼料代です。この要求率は成績がいい農家と悪い農家では1割以上異なります。
たとえば、年間出荷6000頭の農家で飼料要求率が3.0だったとすると、年間の飼料必要量は
6000頭×110kg(出荷体重)×3≒2000トン
となります。要求率が1割異なると200トン飼料必要量が変わる計算であり配合飼料が50円/kgとすると年間の飼料コストは1000万円変わってくるわけです。年間出荷6000頭というのは家族経営規模であり、そんな農家でも年間コストがこれほど変わるというのは耕種農家ではあまり無いケースだと思います。それだけ養豚経営がシビアであると言うこと証拠ではないかと思います。配合設計の重要性がよくわかるかと思います。
養豚経営はとてもシビアな数値管理が求められますが、それだけにとても面白さがあります。当社が販売している飼料もお客様の経営を大きく左右する場合もあり、それだけに慎重に販売することが必要であると感じています。
ゴールデンウィークもすっかり終わりですが、皆様いかがお過ごしですか。
当社は年中週休二日、祝日は完全出勤という勤務体系です。というわけで、連休は土日のみのお休みでした。
普段は土日も出勤したり家で仕事をしたりすることが多いのですが、今週末は久しぶりにのんびりと過ごしました。
その他にご飯と味噌汁です。というわけで、春を満喫しました。
いままで使っていたフォークリフトの調子が悪くなってきたので、新しいフォークリフトを購入しました。本当は中古でもよかったのですが、最近中古のフォークリフトは玉不足で欲しいスペックの物がなかったため新車購入となりました。
今回のリフトは購入金額200万円強。毎回のことですが、高い買い物をすると投資回収できるのか心配になります。もちろん投資回収できるという計算はしているのですが。
ところで、リフト購入のための融資を銀行に相談したところ驚くほど好条件の提示がありました。はっきり言ってまだまだ小さい当社のような会社にそういった条件を提示するのは、よほど融資先が不足しているということなんだろうなと妙に感心しました。
銀行は集めた預金を運用することにより利潤を得るわけですが、中小金融機関では株式などリスクの高い運用の比率は低く、貸出金と国債や社債が中心となっています。ところが、ディスクロージャーを見ると企業への貸出先が減ってきています。日本の企業数が減っているわけですから当然と言えば当然ではあります。どうしても国債の運用比率が高まってきているわけです。
アベノミクスにより日本の国債の先行き不透明さがますます増大してきています。国債運用に頼らざる得ない中小金融機関は相当な危機感を持っているのではないかと推察します。おかげで(あくまで)相対的に当社のような中小企業の信用度が増すという皮肉な結果がうまれているように思います。ある意味アベノミクスの恩恵を受けている訳です。
現在の金融政策は非常にリスキーであり、また、小手先の金融政策で景気がよくなるほど簡単な物ではないと個人的には思います。日本の財政破綻による混乱に対しどう対処するのかというのは中小企業にとっては想定できる範囲を超えた事態ではありますが、念頭に置くべき時が来ているような気がしてなりません。
肥料の実験と趣味を兼ねてソラマメを栽培しています。昨年は冬のうちからアブラムシが大量発生し、春になったときにはすっかり株が弱ってまともに収穫できませんでした。
また、バンカープランツとして大麦を混播しました。大麦にはムギクビレアブラムシというアブラムシが発生します。ムギクビレアブラムシは麦類にしかつきませんが、これが増えると天敵であるヒラタアブやテントウムシが発生します。天敵を貯めておくからバンカー(銀行)という訳です。ソラマメにはマメアブラムシやソラマメヒゲナガアブラムシが発生しますが、これは麦にはつきませんので麦を植えてもソラマメにつくアブラムシが増えることはないのです。
春先に見たら大麦にみっちりとアブラムシがついていましたが、1ヶ月後には全く姿が見えなくなっていました。それだけ天敵が増えたと言うことです。今はソラマメに多少アブラムシがついていますが、この分で行くと大きな被害無く収まりそうです。
というわけで、無農薬でソラマメを栽培してみたのですが、(東三河で無農薬栽培するには)けっこうな手間がかかります。家庭菜園レベルでは採算度外視でも大丈夫ですが、商業ベースでこれができるかというと疑問です。
私はもちろん農薬は少ないにこしたことは無いと思いますし、日本の農薬使用量は多すぎると思います。ただ、無農薬栽培は簡単ではないとも思いますし、できたとしても非常にコストがかかるのは事実です。現代日本では食品の価格が非常に安価になっており、無農薬栽培によるコストアップも許容できる社会環境となっています。でも、世界では多くの人が飢えています。飢えというのは食料生産の問題ではなく、貧富の問題です。日本は豊かなので食糧自給率40%であっても飢えることがないのです。
農薬を使用することにより、安価で安定した食料生産が可能となっています。享保の大飢饉では虫害により西日本の収量は平年の27%に過ぎなかったと伝えられています。
参照:ウキペディア
農薬と化学肥料が70億の人口を支えている訳であり、それを無視した無農薬栽培は金持ちの道楽のような気がしてならないです。
これから世界の食糧事情が悪化し、国内の財政が逼迫して貿易赤字が増大している中、札束で世界中の食品を買い集めるようなことがいつまでもできるとは思えません。農業とは食料生産であり、生命維持に必要な行為であるという基本をわすれてはならないと思います。
中央畜産会発行の畜産経営情報に連載しているエコフィードの記事の第3回目と4回目がWebで公開されました。
実践的な内容としていますので、畜産関係の方はぜひご覧ください。
5回目は豚への給与の実例を書く予定です。
補助金の報告書類も提出し終わった・・と思いきや、次の補助申請の準備をしています。いつもは大変なので補助年間一件ぐらいにしているのですが、諸般の事情で今年は二件申請です。
他方、昨今の飼料価格の高騰により当社へのエコフィード関連の問い合わせは非常に増えてきています。このことからもわかるように、社会システムの変革は経済的なインセンティブによるものが一番影響が大きいと言うことです。
配合飼料は税金も投入されている基金により価格が高騰した場合の補填があります。片方で配合飼料を安値誘導しておき、もう片方でエコフィードの普及に補助を出すというのは自己矛盾をしています。
食糧自給率を向上させるならできるだけ輸入トウモロコシを使わせないように経済誘導するのは当然であると思います。
年度末、年度初めと多忙ですっかり更新が滞っています。以前は年度末と言ってもいつもと変わらない感じだったのですが、ここ数年は補助金を受けており、どうしてもこの時期忙しくなってしまいます。このあたりの問題については後日また書かせて頂きたいと思います。
いろいろとイベント開催までには苦労が多かったですが、盛況だったのでほっとしました。
出張で山梨に向かっています。身延線の初めて乗りましたがスピードが遅い・・。山梨で大して滞在時間がないのですが、今日は丸1日つぶれてしまいます。
リキッドフィードを扱っているとよく、「製造したエサはどれくらい日持ちするのですか?」という質問を受けます。実際に試験をしてみると、25℃ぐらいの一番厳しい条件でも一ヶ月以上問題がないという結果が出ています。
大腸菌群を抑制するために、リキッドフィードではpHのコントロールを行います。pHを4.0程度より低くすることにより常温でも大腸菌群を抑制することができます。リキッドフィードはエサなので当然デンプンや糖、タンパク質が多く含まれており、そのままでは菌の培地状態になってしまいますが、pHをコントロールすることにより腐敗を防止することができます。
当社ではリキッドフィードを製造する際にはギ酸を添加します。ギ酸は決して安いものではなく、危険な薬品でもあるのですが、製品の品質を保持するためには無くてならないものです。ギ酸を添加してpHが3.8より低くなるように管理しています。
昔は漬物というとしっかりと漬け込んで乳酸菌発酵した酸っぱいものが当たり前だったのでしょうが、最近の消費者の嗜好がこういった危険性を産んでいるとも言えると思います。
飼料や微生物を取り扱っていると、通常食べているものでも結構危ないなと思うことがよくあります。逆に、食品メーカーの人や飲食店の人も微生物学的な知識があればもっと食品の安全性って担保されるのではないかなと思う今日この頃です。